エル特急「さざなみ」設定後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 05:17 UTC 版)
「さざなみ (列車)」の記事における「エル特急「さざなみ」設定後」の解説
1972年(昭和47年)7月15日:総武本線東京駅乗り入れ(総武快速線開業)により、以下のように変更。183系を導入し、特急「さざなみ」を運転開始(定期列車3往復・季節列車5往復)。季節列車の一部は新宿駅発着であった。 外房線の蘇我駅 - 安房鴨川駅間の電化により、存続した急行列車4往復による循環運転を再開。先に内房線を走行し外房線に入るもの(左回り)を「なぎさ」、先に外房線を走行し内房線に入るもの(右回り)を「みさき」とする(館山駅 - 安房鴨川駅間は普通列車)。これによって「うち房」が廃止。なお、これに先立つ5月27日に外房線大網駅のスイッチバックが解消されていたため、電化前とは違い循環運転後は前後が入れ替わることになった。また、定期急行は車両が東京駅 - 錦糸町駅間で採用しているATC-5型非対応のため新規開業した東京駅に乗り入れできず、新宿駅または両国駅発着となった。 この年の房総夏ダイヤでは臨時特急「さざなみ」(下り1本/上り2本)、113系による臨時急行「みさき」「なぎさ」・101系などによる快速「青い海」(前年までの「さざなみ」を改称。下り15本/上り12本)を運転。 1973年(昭和48年):房総夏ダイヤでは臨時急行「みさき」「なぎさ」を冷房搭載の113系1000番台とし、この年落成したサロ113形を組み込んで運転。 1975年(昭和50年)3月10日:循環運転を再び廃止し、内房線を走行する急行列車3往復は「内房」と改称。また、「さざなみ」は全て東京駅発着となる。 1982年(昭和57年)11月15日:急行「内房」など房総地区の急行列車全廃。代替として、「さざなみ」に両国駅発着列車を設定。 1985年(昭和60年)3月14日:「さざなみ」の新宿駅・両国駅発着定期列車を全廃。 1987年(昭和62年):房総夏ダイヤでは「あずさ」(千葉駅 - 松本駅間・1往復)を千倉駅まで延長。この延長運転は1992年(平成2年)夏ダイヤまで実施された。 1991年(平成3年)3月16日:3月19日の「成田エクスプレス」運転開始に先立ち、東京駅 - 蘇我駅間を京葉線経由に変更。 1993年(平成5年)7月2日:千倉駅発着列車の一部を255系による「ビューさざなみ」とする。同時に「ホームタウンさざなみ」「おはようさざなみ」として、君津駅発着の列車が運転開始。 1994年(平成6年)12月3日:「ビューさざなみ」での運転を千倉駅発着の全列車および館山駅発着列車の一部に拡大。 1996年(平成8年):251系電車による臨時列車「デラックスビュー南房総」を新宿駅 - 千倉駅間で運転。 1998年(平成10年)この年の夏をもって「房総夏ダイヤ」を終了。 12月7日:「さざなみ」の一部列車が、君津駅 - 館山駅間を普通列車として運転。なお、当初は上り、下りともに数本設定されていた。 2000年(平成12年)12月2日:「ビューさざなみ」の館山駅 - 千倉駅間を臨時列車に格下げ。一部の「さざなみ」が海浜幕張駅に停車するようになる。 2002年(平成14年)12月1日:エル特急の呼称を廃止。 2004年(平成16年)10月16日:E257系を「さざなみ」に導入、183系の定期列車としての運行を終了。また「ホームタウンさざなみ」「おはようさざなみ」を廃止し、E257系による列車を「さざなみ」、255系による列車を「ビューさざなみ」に統一。 2005年(平成17年)12月10日:列車名を「さざなみ」に統一し、「ビューさざなみ」を廃止。君津駅発着列車の4本を館山駅まで延長し、10両編成列車を大幅増加。日中の列車は臨時列車化される。房総方面のすべての特急列車を全車禁煙化。 2010年(平成22年)3月13日:「新宿さざなみ」を1往復増発。「さざなみ」は館山駅発着の1号と10号を廃止、1往復が君津駅発着に見直された。夜間の君津駅発着の1往復(うち下り1本は館山行きから見直し)を土曜・休日運休とする。そのほか、一部臨時列車の設定廃止や停車駅の変更が行われる。 2010年(平成22年)12月4日:3号と14号を臨時化、3往復を土曜・休日運休とし平日6往復、休日2往復の運転となる。これにより午前の下りは1号、午後の上りは12号と君津発の16号のみとなる。 2012年(平成24年)3月17日:下りの1・3・5号と上りの10・14号、「新宿さざなみ」の下りの1号と上りの4号に設定されていた館山駅 - 千倉駅間の臨時列車を廃止。 2013年(平成25年)1月19日-2月11日:「新宿さざなみ」1・4号を中央線・高尾駅まで延長。 2014年(平成26年)3月15日:車内販売を廃止。 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正により、以下のように変更。平日は下り5本(夜間帯のみ)、上り3本(早朝帯のみ)の運転となる。 運転区間は「新宿さざなみ」を除いて、平日運転の全列車が東京駅 - 君津駅間に統一。その代替として、平日に東京駅 - 館山駅間(総武快速線経由)の「特別快速」を1往復新設。 指定席を廃止し、全車両自由席とする。 定期券用月間料金券発売終了(2015年2月14日発売終了・2015年3月13日利用終了):東京 ⇔ 浜金谷-館山、蘇我 ⇔ 大貫、蘇我 ⇔ 佐貫町-館山。 房総料金回数券(指定席用・自由席用)区間短縮。 2017年(平成29年)3月4日:さざなみ4号の車両を255系に変更。E257系の10両の運用が消滅。下りの1号が姉ヶ崎に停車。君津駅 - 館山駅廃止に伴う代替の東京駅 - 館山駅間(総武快速線経由)の「特別快速」が廃止。 2018年(平成30年)3月17日:すべての列車に指定席が設置。「しおさい」「わかしお」「さざなみ」の指定席での車内改札が原則省略となった。 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正により、以下の通り変更。木更津始発の上り列車1本(4号)を増発し君津始発の1本(6号)は廃止。これに伴い255系を使用する列車が4号から6号に変更。 指定席を拡大(E257系:3両、255系:5両)。
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