とばやまどうくつとは? わかりやすく解説

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鳥羽山洞窟

名称: 鳥羽山洞窟
ふりがな とばやまどうくつ
種別 史跡
種別2:
都道府県 長野県
市区町村 上田市
管理団体 上田市(昭532・8)
指定年月日 1978.01.27(昭和53.01.27)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S52-12-032鳥羽山洞窟.txt: 丸子町貫流して千曲川合流する依田川北岸鳥羽山の裾に位置する洞窟であり、頁岩礫岩露頭開口する。間口は約25メートル奥行15メートル川床から約15メートルの高さを測る3次にわたる発掘調査結果繩文時代弥生時代、古墳時代、さらに近世に至る遺物遺構存在確認され、特に洞内一面にひろがる古墳時代敷石遺構とそれに伴う遺物群が注目された。
 この敷石遺構は、依田川河原石を用い、洞奥中央部から岩庇線まで敷きつめている。平面扇形ひろがり示し傾斜面沿って3段構築し各々平坦面に死者埋葬し副葬品配置している。各々人骨出土状態には3つの類型があり、1つ石敷面上あるいは石囲い中に安置された状態を示す類、2つ複数人骨集積された状態の類、3つ細かく砕けた焼骨群である。なかでも二者風葬墓的な様相を示すものとして注目される
 遺物は、明らかな副葬品と、特定の埋葬人骨との関係の不明瞭なものとがある。土師器須恵器をはじめ、武器馬具工具などの鉄器類、滑石製の玉類とガラス小玉琴柱石製品石釧砥石銅釧など多種多様であり、古墳時代前期から中期位置づけられる。
 この時期としては独特な葬法をものがたるとともに、各時代にわたる顕著な遺構・遺物を含む重要な洞窟として重要である。
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史跡:  鳥取藩主池田家墓所  鳥取藩台場跡  鳥海山  鳥羽山洞窟  鳥羽殿跡  鳥越城跡  鳴神貝塚



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