『Finale』で初登場する”血式少女”と”血式少年”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:23 UTC 版)
「神獄塔 メアリスケルター」の記事における「『Finale』で初登場する”血式少女”と”血式少年”」の解説
メアリー 声 - 中村温姫 由来となる童話は「マッチ売りの少女」。数ある物語の中でも珍しい『名前の無い主人公』かつ『誰にも相手にされないまま果てる主人公』の血式少女であるため、本来ならばあらゆる物語に干渉できない……誰からも認識されない“はず”だった。しかし、『傍観者』シャーロットが“視た”こと、そして「メアリー」という名前を与えたことで、ほんの少しだけだが物語ーー運命に入り込んだのだった。 神獄塔 メアリスケルターFinale 新たに登場したキャラクターで、今作の主人公の一人。ずっとジャックやアリスと同じ解放地区で暮らしていたが、あまりにも存在感が薄すぎるが故に他人に認識されることのないまま一人で過ごしていた。彼女はそんな孤独を好んで受け入れていて、マッチを擦って幻を見ては一人で笑みを浮かべるなど、ポジティブに生きている。 唯一自分を認識してくれて名前を与えてくれたシャーロットにだけは、ひねくれてはいるが親愛している。処刑台少女の猛攻で全員が散り散りになった後は、シャーロットやアリスと行動を共にする。 ジョブカテゴリは固有ジョブの“カクレモノ”。そして彼女の戦闘コマンドにも"マッチを擦る"という固有コマンドがあるなどその戦闘能力には少し謎がある。 血式リビドーは「現実逃避したい」。休息の時間はほぼ常に妄想に耽っており、あまつさえより良い充実感を得るために、残り少ないマッチを浪費することすらある。 血式能力を2つ所持しており、ひとつは「灯火に浮かぶ理想郷」。マッチが灯っている間はメアリー(もしくは、メアリーと手を繋いでいる人間)の妄想が宙に浮かび上がり、それを観ている人間に“体感”させる。この虚像は視覚のみならず、五感の全てを完璧に再現するため、例えば血式少女に対して理想環境を映すことで精神的充足感を与え、“穢れ”を下げることも可能。しかしこの能力の真価はジェイルの核との併用によって発揮される。マッチを灯したまむ核へと放り込むことであらゆる妄想を具現化ーー“創生”できる。例として、メアリーとシャーロットの服、メアリーの召し使いはこの核との併用によって“創生”したもの。群を抜いて強力な血式能力だが、手持ちのマッチが尽きてしまうと、メアリーは必ず死ぬという危険な制約をはらんでいる。ふたつめの血式能力は「エアーヒューマン」。存在感を極限まで下げるとこで、レーザーセンサー系トラップを素通り出来るようになり、虐殺鬼ごっこにおいてもナイトメアがパーティーを見失って立ち止まる(ただし、接触すると戦闘に入り、メルヒェンとのエンカウント率も変化しない)。 名前のオリジン(原点)は、付けたシャーロットにもわかっていなかったが、「アリス」のモデルとなった少女アリス・プレザンス・リデルの実妹「イーディス・メアリー・リデル」から取られているーーシャーロットはメアリーを「もう一人の妹」として受け入れたのである。 シャーロット 声 - 下田麻美 由来となる童話は自身にも判断がついていないが、「主人公ではなく傍観者である」ことだけは理解できている。幼い頃の記憶はなく、解放地区で孤児として拾われ、育った。彼女を保護した大人から名前をつけてもらっていたが、後年、名前をつけてあげたメアリーに名を問われた際、電撃的に脳裏に「シャーロット」という“本当の名前”が浮かび、以降はそう名乗っている。 神獄塔 メアリスケルターFinale メアリーと同じく、今作で新たに登場したキャラクター。ジョブカテゴリはメアリーやつう達と同じ固有ジョブで、初期ジョブは"ストーリーテラー"。彼女は、メアリーと同様にジャックと同じ解放地区で暮らしていた"謎のお姉さん"。 なぜかジャックや血式少女達のことを知っていて、更には彼らにしか知らない秘密やその真実をも熟知している。自分自身が血式少女であることは知っていたが、黎明に参加するよりも、メアリーと一緒に解放地区で影ながら生活していくことを選んでいた。処刑台少女の猛攻で散り散りになってしまった後は、メアリーやアリスを守るために戦いに参加する。 由来となる童話は「不思議の国のアリス」。その物語に登場するアリスのお姉さんであり、「アリス」のモデルとなった少女アリス・プレザンス・リデルの実姉「ロリーナ・シャーロット・リデル」を名前のオリジン(原点)としており、メアリーという「もう一人の妹」を決定したことで、血式少女として物語(運命)に干渉可能となった。 「傍観者」に相応しく、その血式能力は「千里アイ」。原典では『最初から最後の直前まで本を読み続けている』ため、『“最期”を除くあらゆる事象を俯瞰する』事ができるのだが、Finale(最期)に近づいていること、そしてとある理由により本人が、無意識に俯瞰することを拒否しているため、ゲーム中ではダンジョン攻略のヒントを“視る”ことしか出来なくなっている。 血式リビドーは「アリスの将来を想う」。比較的条件が緩いリビドーのため、シャーロットの精神状態は基本的に安定しているが、アリスが危機的状況に陥ると途端に冷静さを失ってしまう。加えて、もしもアリスが“最期”を迎えてしまった場合は、必然としてシャーロットは発狂死することが決まっている。 ジュウ 声 - 酒井広大 神獄塔 メアリスケルターFinale メアリーやシャーロットと同じく、新たに登場したキャラクターで、今作の主人公の一人。 全てが謎につつまれている記憶喪失の少年。冷静的で合理性を重視する性格で、目的のためには冷酷秩序な雰囲気で振る舞えるほど。 「大切な妻を探さなければいけない」 「自分は"監獄塔"であり"血式少年"である」という記憶の断片だけを頼りに行動している。処刑台少女の猛攻で全員が散り散りになった後は、白雪姫やかぐや姫と出会い、共に行動することになる。 ちなみに、この3人の”血式リビドー”はいまのところ不明。
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