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アリス・リデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/22 16:43 UTC 版)
(アリス・プレザンス・リデル から転送)
| アリス・リデル | |
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1860年、7歳のアリス・リデル(チャールズ・ドジソン撮影)
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| 生誕 | 1852年5月4日 ロンドン ウェストミンスター |
| 死没 | 1934年11月16日(満82歳没) |
| 配偶者 | レジナルド・ハーグリーブズ |
アリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell, 1852年5月4日 - 1934年11月16日)はイギリスの上流階級に生まれた女性。結婚後の名はアリス・ハーグリーヴズ(Alice Hargreaves)。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の主人公アリスのモデルとして知られている。
一般的にアリスはいかにもヨーロッパ風の金髪碧眼で額を出したロングヘアのイメージが強いが、実際の彼女は黒髪のボブヘアに彫りの深いオリエンタルな顔立ちである。前者のイメージが生まれた最大の理由は『不思議の国のアリス』の挿絵を担当したジョン・テニエルの挿絵による[1][2]。
目次 |
略歴
- 1852年 - 当時ウェストミンスター・スクールの校長であったヘンリー・リデル(en)(後に オックスフォード大学の学長)とロリーナ夫妻の第4子として生まれた。父ヘンリーは第6代レイヴンスワース準男爵トーマスの甥にあたる。彼は母方から第8代ストラスモア・キングホーン伯トマス・ライオンの血も引く。幸福な幼年時代を送る。
- 1862年 - 10歳のときに姉ロリーナ、妹イーディスと一緒にクライスト・チャーチ・カレッジの数学講師であるチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(作家ルイス・キャロルの本名)とその友人のロビンソン・ダックワースとともに、ボートで川を遡った。このとき、即興で話してもらった物語が後に『地下の国のアリス』(Alice's Adventures Under Ground)として1864年11月26日にルイス・キャロルからアリス・リデルに寄贈され、さらにいくつかの挿話が加えられて1865年に『不思議の国のアリス』として発表された。
- 1872年 - クライスト・チャーチ・カレッジにレオポルド・ジョージ・アルバート王子が入学、王子が在学した4年間2人は交際するが、王子の卒業後、交際は終了する[3]。
- 1880年 - 28歳で結婚。夫のレジナルド・ジャーヴィス・ハーグリーヴズは大地主で治安判事だった。3人の子供をもうける。
- 1926年 - 夫レジナルドが死去する(満73歳没)。
- 1932年 - 80歳のときにコロンビア大学からルイス・キャロル生誕100年記念式典にて、名誉文学博士の称号が授与された。
- 1934年 - 死去(満82歳没)。
関連作品
- 『リバーワールド』シリーズ(Riverworld )
- フィリップ・ホセ・ファーマーのSF小説。
- 本作において、アリスは最初は髪をなくした状態でリバーワールドに存在しているが、作中の人物は「髪があるなら金髪」と想像している。これは、ジョン・テニエルによる『不思議の国のアリス』の挿絵、またはディズニーの『ふしぎの国のアリス』におけるキャラクター造形の印象が強いためとされている。
- 『ドリーム・チャイルド』(Dreamchild)
- 1985年のイギリス映画、ギャビン・ミラー監督。
- ドジソン先生(ルイス・キャロルの本名)とアリス・リデルの関係を、『不思議の国のアリス』の世界を交えて描いた作品。晩年のアリス(ハーグリーヴズ夫人)が主人公として登場する。回想に登場する少女時代のアリスを演じたアメリア・シャンクリーは黒髪のおかっぱで、実際のアリス・リデルに似ている。
- ^ 額を出したロングヘアのアリスのイメージは、ルイス・キャロルからアリス・リデルに寄贈された『地下の国のアリス』の作者自身の手書きによる挿絵が元で、これにいくつかの挿話を加えたものが、後の『不思議の国のアリス』である。
- ^ 当初ルイス・キャロルはテニエルによる『不思議の国のアリス』の初期の挿絵を不満に感じていたらしく、別の挿絵画家ハリー・フェイスに、92の挿絵のうち気に入ったのはたったひとつだと打ち明けている。(ジョン・パドニー著・石毛雅章訳『アリスのいる風景 写真でみるキャロル伝』1989年、東京図書 参照)
- ^ 交際終了後、それぞれ別の相手と結婚した後も2人の友情は続き、1883年、アリスは次男に「レオポルド」と名付け、レオポルド王子は長女を「アリス」と命名している。(舟崎克彦・笠井勝子著『不思議の国の"アリス" ルイス・キャロルとふたりのアリス』求龍堂 1991年、トマス・ハインド編 別宮貞徳・片柳佐智子訳『アリスへの不思議な手紙 ルイス・キャロル 珠玉のメルヘン』東洋書林 2001年、参照)
- 1 アリス・リデルの概要
- 2 外部リンク