NUMBERS 天才数学者の事件ファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/23 09:14 UTC 版)
主要登場人物
エプス家の人々
- ドン・エプス (Don Eppes)
- 演 - ロブ・モロー (Rob Morrow)、日本語吹替 - 内田直哉
- エプス家の長男。ドンは愛称で、本名はドナルド・エプス。FBI特別捜査官で、多くの部下を持つ主任のような立場にあると推測される。私生活を犠牲にしてまで、真摯に事件解決に取り組む優秀な捜査官であり、犯人確保の際には先頭に立ち敢然と悪と立ち向かう強さを併せ持つ。
- 弟チャーリーの才能に絶対の信頼を寄せ、協力を依頼する一方で、ライバル心を抱くこともある。幼い頃、天才の弟にかかりきりで、両親から顧みられなかったこともあって、あまり手のかからない優等生として成長したが、逆に言えば、他人を頼らず、何でも一人で抱え込むようになってしまったことを、今になって父アランやチャーリーから心配されている。
- 母の病気を理由に前任地のアルバカーキから家族の暮らすロサンゼルスに異動した。その際、結婚を前提に同棲していた元同僚とも別れている。自宅としてアパートを借りているが、ほとんど帰っておらず、チャーリーや父のこともあって、実家と職場を行き来している。現在、プライベートなつき合いはほとんどないが、アルバカーキ時代には友人も多かった。そのことで兄が家族のために自分を犠牲にしているとチャーリーは少なからずショックを受けた。
- 弟同様、女性にはかなり奥手で不器用。本人曰く、印象に残ったデートはコインランドリーでピザ(相手はテリー)。第1シーズンに登場していた、元恋人で微妙な関係を保っていたテリーに第2シーズンでは去られることになった。その後も、同じくFBI捜査官であるリズと交際するなど、かなりモテてはいるが、女運はかなり悪い模様。
- スポーツが得意で、特に野球はかつてマイナーリーグに所属するほどの選手だったが、才能の限界を感じて引退し、FBIの試験を受けた。地元ドジャースファンで忙しい合間でも試合はチェックしている。
- 仕事に関係のない事にはほとんど関心を持たないせいで父や弟に比べ、かなり知識が偏っている。本人も自覚しているらしく「俺でも本を読むことがある」などと自嘲することもある。
- 物語終盤にかけてFBIへの忠誠心に迷いを感じる場面が多く見られたが、最終的にはFBIこそが自分の天職であることを認識。支局長補佐のオファーを引き受け、かつての恋人でその後復縁した女性検事にプロポーズし、OKの返事をもらっている。
- チャールズ・エプス (Charles Eppes)
- 演 - デイビッド・クロムホルツ (David Krumholtz)、日本語吹替 - 咲野俊介
- 愛称はチャーリー。本名はチャールズ・エドワード・エプス。エプス家の次男であり、南カリフォルニア工科大学で教鞭を取る天才数学者。連続レイプ殺人事件以降、本格的に兄に協力し始めるが、実はそれ以前から、FBI及びNSAでコンサルタントを務めていた(守秘義務から兄にも明かしていなかった)。数学者としては高名でプロ・アマチュアを問わず研究者の間ではかなり名が通っており、エプスの名前を冠した「エプス収束」という理論を発表しているほどである。
- 年齢は1stシーズン時点で29。これは数学者としてはピークにあたるため、ラリーからは今が大事な時期と諭される。一方で婚期でもあるため父アランからは女性との交際を促されている。
- 数学の論理を犯罪捜査に応用して、真実を導き出す。当初は彼の推論に懐疑的だった捜査官たちもその的確な予測に信頼を寄せるようになる(ただし、説明自体はその難解さから敬遠される)。その筋の専門家たちも知らない最新の技術や理論を捜査に持ち込み、突破口を開く。
- 反面、完璧さを求めるあまり、一旦、物想いにふけると周囲が見えなくなり、冷静さを欠いてしまうところがある。またメンタル面で脆い部分があり、人の死や命の危機に人一倍敏感で必要以上に責任を背負い込む。最大の理解者であった母の死期が近づいていることを受け入れられず、ガレージにひきこもり解法のない数学の難問に逃避してしまった過去がある。精神的にも肉体的にもタフな兄と異なり、目の前の危機に遭遇すると、ショックを受けて逃避する癖はその後も見られる。
- 負けず嫌いでこだわりが強く意地っ張り。また、天才であるが故にプライドが高く、そりの合わない大学時代のライバルがアミタにちょっかいを出した時などは、敵意剥き出しで暴言を吐いたり、親友であり恩師であるラリーが天才と称した学生に対して嫉妬するなど、若干、大人げない部分が残る。
- 才能には偏りがみられ、数学以外でも物理や化学には滅法強いが読解力やスペルの綴りなどの語学面は弱い。ラリー曰く、チェスではかなわないがスクラブルなら(アランでも)勝てるとのこと。スポーツでもバスケは得意だがゴルフは苦手。
- 飛び級で兄と同じ年に高校を卒業している。一時期、兄と疎遠だったせいか、優秀な兄の役に立ちたい、認められたいという気持ちが強い。一方で最大のライバルと認め、対抗心を燃やしている。
- 助手のような立場にある女学生のアミタに好意を寄せているが、兄同様、仕事(数学)以外の話題が浮かばず、デートの場を白けさせてしまうことに落ち込む。だが、第3シーズンからは自分の気持ちを積極的に伝えられるようになり、晴れて恋仲となり婚約・結婚してイギリスの大学に招聘された。
- 『友達作りは簡単(The Attraction Equation)』
- 第4シーズンでチャーリーが執筆し、マッカデン書籍から出版された書籍(自己啓発書)。
- 元となったのはチャーリーが9歳の頃に途中まで書いて棚上げにしていた「友人関係ダイナミクスの数理解析」という論文。
- この本は通販サイトで売上TOP-100に入る人気を博し、チャーリーは教授業とFBIへの協力の合間にサイン会やテレビ出演をすることになる。ちなみに、チャーリーの直筆サイン入り初版本はプレミアムが付き、オークションサイトでは1000ドル以上の値がついたとされる(ラリー談)。
- アラン・エプス (Alan Eppes)
- 演 - ジャド・ハーシュ (Judd Hirsch)、日本語吹替 - 長克巳
- ドンとチャーリーの父親で、エプス家の家長。元LA顧問都市計画家。一年前(第1シーズン時)に妻を失った後、チャーリーと2人で暮らしている。
- 普段は温厚な紳士で、チャーリーの突飛な行動にも動じない、寛容さを持ち合わせるが、亡くなった妻のこととなると頑なな態度を見せることも。兄弟二人の精神的な支えであり、知性とユーモアにあふれた言動は、時として2人に思いがけないヒントを与えることもある。また、都市計画の専門家という立場から捜査に協力し、チャーリー以上に的確な意見をすることもある。
- 亡き妻と共に天才児のチャーリーを理解しようと努めてきたが至らぬ点が多く、ドンにしわ寄せが行った事を後悔している。また二人の息子が仕事一辺倒で結婚や恋愛に熱心ではなく、なかなか孫の顔を見せてくれないことに不満を抱き、あらゆる手で女性たちとの関係を持たせようと図る。
- 将来の生活への不安と30近くでいまだ部屋住みのチャーリーに自立を促す目的から自宅を売却するが、裏で手を回したチャーリーが密かに買い取った。これにより立場は逆転して、家主のチャーリーに住まわせて貰っている形になった。
- 危険な仕事に従事するドンを心配する一方で、学者肌のチャーリーまでも、彼の危険な仕事に巻き込まないでほしいとひとこと釘を刺す一面も。一方で、街がバイオテロの危険に晒されていたとき、守秘義務から詳細を語れず二人から外出を控えるよう忠告されても自分の趣味(ボランティア)に固執して外出する頑固者でもある。
- ファイナルシーズンでは、投資に失敗して経済的苦境に陥り、再就職のためにパソコンのCADプログラムを勉強するが、プログラムの使い勝手が悪すぎたために、文句を言いに開発した会社を訪れたところ、「技術顧問として働いてほしい」というオファーを受け、再就職が決定した。
FBI捜査官
(1stシーズン)
- テリー・レイク (Terry Lake)
- 演 - サブリナ・ロイド (Sabrina Lloyd)、日本語吹替 - 勝生真沙子
- 女性捜査官でドンの良き相棒。現場の最前線に立つ勇敢で聡明な女性。
- ドンに様々な助言を行い、チャーリーの展開する推論を要約して捜査員たちに分かり易く説明する役回りでもある。
- ドンとは同僚以上恋人未満という微妙な仲(かつては恋仲にあった時期もあったが結局は別れたらしい)。何事にも仕事を最優先するドンとの関係はなかなか進展しなかった。後に離婚歴があることが判明する。
- 主役級の扱いだったが第1シーズン終盤で突然姿を消し、第2シーズンで降板した。第2シーズン1話の台詞中で、元夫とよりを戻しにワシントンDCへ行ったと説明された。
- デイビッド・シンクレア (David Sinclair)
- 演 - アリミ・バラード (Alimi Ballard)、日本語吹替 - 竹田雅則
- 犯罪多発地域であるニューヨークブロンクスの出身で、苦労して現在の地位をつかむ。その生い立ちから、貧しい地域におけるギャングの犯罪に詳しくまた憎んでもいる。ギャングの抗争を装って両グループの壊滅を図り、後に自殺した犯人に代わって、コミュニティセンターでボランティア活動をするなど、地域の子供たちが犯罪に巻き込まれないことを願っている。
- 元陸軍兵士で爆発物の知識と扱いに長けている。連続列車テロ事件(第1シーズン)では犯人の所持していた爆弾で窮地に陥った際、寸前のところで解体に成功した。
- 赴任当初(第1シーズン)は局長のスパイだと思われ、ドンやテリーからやや距離を置かれていたが、犯人逮捕時に和解し、良き部下となる。
- 第2シーズン22話「闇からの挑戦状」では、犯人たちの罠によって負傷し、捜査の一線から退きながらも、自ら進んでアランやチャーリーの護衛を務め、見事、家の周りをうろついていた犯人グループの一味を取り押さえ、ドンの家族たちからも絶大な信頼を得た。
- キャラクター付けが不明瞭だった第1シーズン序盤では、見かけ倒しで犯人との格闘で負傷するなど、どこか頼りない男として描かれていたが、中盤以降は慎重かつ冷徹に聴取を行う敏腕捜査官という顔を見せ始め、終盤では元軍人という要素が加わったことで、知性と体力を備えた頼りがいのある男として描写されるようになっていく。
- ファイナルシーズン最終話で、ワシントンDCへの栄転というオファーを受けることとなり、ドンに感謝の言葉を述べてロス支局を去っていった。
- イアン・エジャートン (Ian Edgerton)
- 演 - ルー・ダイアモンド・フィリップス (Lou Diamond Phillips)、日本語吹替 - 御園行洋
- 第1シーズン9話から登場。
- FBI特別捜査官。全米屈指の追跡と狙撃の名手。
- ドンとはアカデミーで教官を務めて以来の付き合い。
(第2シーズン)
- メーガン・リーブス (Megan Reeves)
- 演 - ダイアン・ファール (Diane Farr)、日本語吹替 - 世戸さおり
- 専門分野はプロファイリング。チームのNo.2でドンが不在の時には代わりにチームの指揮をとることもあり、デイビッドやコルビーにとっては上司にあたる。
- 心理分析が専門だが、クラヴ・マガの達人でもあり、現場業務もこなす。
- ラリーの恋人で、たびたびデートをしているが、なかなかラリーとの仲は深まらない。
- 4人姉妹の末っ子で、男の子が生まれなかったことに落胆した父から男の子のように育てられ、なかなかそれが抜けなかったことが溝となり、父としばらく疎遠であったことを後に明らかにしている。
- また、学生時代は黒澤明監督の映画とジャズに傾倒していた。第4シーズン最終話にて、ワシントンDCで博士を修めるため退職した。
- コルビー・グレンジャー (Colby Granger)
- 演 - ディラン・ブルーノ (Dylan Bruno)、日本語吹替 - 加瀬康之
- デイビッドのパートナー。6代続いた軍人の家系でバリバリの肉体派でもある。かつてはアフガニスタンに従軍し、犯罪捜査を担当していた。そのため、今でも軍とコネがあり、捜査に軍が関わる時はパイプ役となることが多い。アフガニスタンでは様々な過酷な体験をしている。待ち伏せ攻撃にあい炎上する車両に挟まれて危うく死にそうになったことや、武器密輸ルートで待ち伏せ中に誤って極秘任務中の味方の軍の特殊部隊を銃撃して死亡者を出してしまった事などが原因で軍を辞めた。
- その体育会系のキャラクターから、赴任当初(第2シーズン第1話~)は慎重な性格のデイビッドとぶつかったが、行動をともにしているうちに親友となる。だが第3シーズン最終話で中国に買収されていたことが発覚し、逮捕されるに至った。第4シーズン1話では仲間とともに脱走し、その際に二重スパイであったことが判明した。黒幕であった中国の工作員に拷問され、殺害されそうになるがチャーリーやドンなどの活躍により救出される。その後FBIに復帰し、デイビッドとの関係も修復した。
(第3シーズン)
- リズ・ワーナー (Liz Warner)
- 演 - アヤ・スミカ (Aya Sumika)、日本語吹替 - 東條加那子
- 第3シーズン6話より登場。ドンはFBIアカデミー時代の恩師で、思いを寄せていたこともある。初登場時はFBI組織犯罪課・臨時リーダーを務めており、アルメニア人犯罪組織リーダーを追っていた。同シーズン13話でロス支局に異動。ドンとは一時交際していたが第4シーズンで別れている。第5シーズンではデンバーへの栄転の話が持ち上がり、一度はその話を引き受けようとするものの、直前になって辞退。最終的にドンのチームに復帰する。立場上はドンの部下であるが、第5シーズン11話で、かつてドン自らが射殺した連続強盗・殺人事件の共犯が脱獄した事件では、また射殺することになることを恐れて捜査をまともに指揮していないドンを「上司のあなたが足を引っ張ったら、元も子もないわ」と真正面から非難している。ドンと破局後、仲間に加わったニッキーに「ドンは素敵な人だけど、私にはダメ」と話している。
- ハワード・ミークス (Howard Meeks)
- 演 - ジョシュア・マリーナ (Joshua Malina)、日本語吹替 - 佐久田脩
- 第3シーズン12話より登場。
- 地方検事補。
- ドウェイン・カーター (Dwayne Carter)
- 演 - ショーン・ハトシー (Shawn Hatosy)、日本語吹替 - 鈴木正和
- 第3シーズン4話より登場。FBI対諜報部の調査員。コルビーがアフガニスタンに駐留していた頃の戦友。ロケットランチャーの命中弾を受けた軍用車からコルビーを救出した命の恩人。
- 実は中国のスパイ。
(第5シーズン)
- ニッキー・ベタンコート (Nikki Betancourt)
- 演 - ソフィーナ・ブラウン (Sophina Brown)、日本語吹替 - 下田レイ
- 第5シーズン1話より登場。前職はロス市警の警官で4年間勤務。警察を嫌うボクサーの兄がいて、自身が警察官になったときには嫌な顔をされたことを第5シーズン5話でリズに話している。FBI捜査官としては新顔だが、早くからチャーリーに事件捜査の依頼を個人で頼むこともあり、第5シーズン20話では連続押し入り強盗事件のターゲット予測を頼んでいる。また、第5シーズン22話ではロス市警時代に捜査していた未解決強盗事件と酷似した手口による銀行強盗事件に遭遇している。
- 苗字はベタンコートであるが、字幕や日本語吹替の音声では「ベタンクール」と表記されている(DVDボックスのクレジットも同様)。
- なお、演じるソフィーナ・ブラウンは、第2シーズン11話「放火捜査のカギ」にゲスト出演。過激な環境保護団体・ELM(Earth Liberation Movement:地球解放運動)のメンバーの1人を演じている。
ロス市警
- ゲイリー・ウォーカー (Gary Walker)
- 演 - ウィル・パットン (Will Patton)、日本語吹替 - 西村知道
- 第2シーズン22話から登場。ロス市警ギャング対策課の警部補。警官としての経験が非常に豊富であり、特にギャングなどが関わる組織犯罪の捜査に関して、かなりの腕を持っている。かつて部下だった若い巡査の死にまつわる捜査でFBIと対立したが、その後ドンと和解。その後も度々登場し、ドンらFBIのチームと協力し合同捜査を行なっている。コルビー帰還後のぎくしゃくするチーム内の人間関係については、ドンにアドバイスすることもあった。
- ゲイリー本人は警部補という階級のためか、私服ではなく常に制服を着用している。
南カリフォルニア工科大学関連
- ラリー・フラインハート (Larry Fleinhardt)
- 演 - ピーター・マクニコル (Peter MacNicol)、日本語吹替 - 石丸博也
- 物理学博士。南カリフォルニア工科大学の終身教授の肩書きをもつ。チャーリーの親友であり、大学生時代の恩師。なにより最大の理解者。
- 天体物理学が専門で、宇宙背景放射測定の第一人者。専門分野が数学とのかかわりが強く、チャーリーとは話題が合うために仲が良い。学部生にはおそらく数学を教えていると思われるが、授業は退屈そのもので居眠りをする学生が後を絶たず、露骨に避けられているのを気にしている。
- 天才だが奇人で、家を持たず大学の研究室やホテルなどを転々として暮らし、ミルクや白パンなど白い食べ物しか食べないなどの風変わりな生活をしている。だが、学者らしく人を疑うことを知らない純粋な性格で、助手の学生が犯罪に関与していると疑われた時は、わざわざFBIに赴き、自らの名誉にかけてその誤解を解こうとするなど思いやりがある一面も(結局、裏切られていたのだが)ある。典型的な理論派で、非科学的な神の存在を科学で説明しようとするカルト信者に対して激昂することもある。交友関係は意外に広く、学者仲間とのつき合いも多い。また事件で犠牲になった同窓生の葬儀に参列するなど義理堅い性格。ドンやアランとも親しく、エプス家には頻繁に出入りしている。また、女性関係については小学5年生のときに、のちにプロのチアリーダーになる少女に好意をもたれたり、ハイキング仲間から迫られたりと意外にもてているが、本人は女性の扱いがわからず当惑しており、アミタに相談することが多い。シーズン2ではFBI捜査官のメーガンに好意を持ち、捜査に協力したり、食事に誘ったりしている。
- 父親は画家で、幼少期には画業を引き継ぐためとして厳しい教育を受けていた。
- FBIの捜査に協力するチャーリーを当初は快く思っておらず、皮肉めいた言い方で研究に身を入れるよう忠告していた。ところが、次第に彼自身も犯罪捜査に協力するようになり、専門家としての知識を生かしてチャーリーやドンに助言を行う。彼の何気ない一言がチャーリーのひらめきのきっかけになることも多い。
- ミッションスペシャリストとして、国際宇宙ステーションに6ヶ月間搭乗した後は、ますます世間離れしてしまい、社会復帰が出来ずに僧院で暮らす。
- 第4シーズン以降は僧院を出て大学教授に戻るが、ファイナルシーズン第2話にてジュネーブの宇宙粒子物理学研究の誘いを断り、大学の予算もキャンセルし研究・大学から去り、その後はモハーヴェ砂漠で暮らしていたが、これまで注目していた宇宙の始まりではなく、宇宙の未来についての新たな理論を構築し、検証するためにファイナルシーズン14話で大学に復帰することとなった。
- アミタ・ラマヌジャン (Amita Ramanujan)
- 演 - ナヴィ・ラワット (Navi Rawat)、日本語吹替 - 大坂史子
- 南カリフォルニア工科大学の学生(後に教授)。チャーリーの元教え子で助手(後に恋人)。FBIにも顔パスで出入りしている。
- 美人で頭が良いため男性からモテる。食事に誘われたり電話番号をこっそり渡されたりして、その度にチャーリーをやきもきさせていた。インドに親の決めた許嫁がいたが、結婚する気はさらさらない。
- インド系アメリカ人だが、カリフォルニア生まれのカリフォルニア育ちでインドには行ったことも無く、言葉(タミル語)もほんの少ししかわからない。インド系であることで幼少期にいじめられていた。親の決めた婚約者もいるが軽侮している。意図的に、インドのひどい現状から目を背けていたのだと後に告白する。だが、臓器売買の事件(2ndシーズン第14話)に関わったことで考えを改め、祖母と共にインドを訪れることにした。
- 大学院生時代の論文の指導教授がチャーリーで、大学の規定で付き合うことが出来なかったが、博士課程修了後、改めて宇宙物理学科に入りなおし、犯罪捜査に携わるチャーリーと付き合うことになる。その間、お互いの立場の違いや新しい研究、多忙なチャーリーとのすれ違いなどもあって、チャーリーのライバルと食事をしたり、チャーリーのデートの誘いを断るなど、微妙な関係が続いていたが、チャーリーのかつての恋人スーザン・ベリーが現われたことや、彼女を講師としての迎えたいというハーバード大学からの誘いに対し、南カリフォルニア工科大学でも同じ椅子を用意させるというチャーリーの言葉に一人の数学者としてではなく、チャーリーの助手としてでしか自分は存在できないかなど、苛立ちを露わにした。が、第3シーズンでは彼との仲を修復し、南カリフォルニア工科大学に就職することを選んで、チャーリーと晴れて恋人となる。第5シーズン最終話でカルト集団に拉致されたが、事件が解決した後にチャーリーに求婚される。
- ミルドレッド・フィンチ (Mildred Finch)
- 演 - キャシー・ナジミー (Kathy Najimy)、日本語吹替 - 水野千夏
- 第3シーズン9話から登場。
- 南カリフォルニア工科大学物理学・数学・天文学部の新任学部長。ニュートリノ天文学博士。
- 他人には愛称のミリー(Millie)と呼ばせたがる。エプス兄弟の父親アランと交際しており、エプス家にも頻繁に出入りしている。
- チェスは下手だがポーカーは得意。ジェームズ・ボンド(特にロジャー・ムーア)のファン。
- オズワルド・キットナー (Oswald Kittner)
- 演 - ジェイ・バルチェル (Jay Baruchel)、日本語吹替 - 逢坂力
- 第3シーズン8話及び18話に登場。
- 学歴は高校中退だが、統計学の才能があり、独学で高度な数学を身につけた。
- スケートボードとファンタジーベースボールが大好きで、ドーピングを行っている選手を見分けられる統計処理プログラムを開発した。
- レイモンド・ガラスキ (Raymond Galuski)
- 演 - クリス・バウアー (Chris Bauer)、日本語吹替 - 高岡瓶々
- 第4シーズン3話より登場。南カリフォルニア工科大学機械工学課の教授。工学博士。
- エプス兄弟の父アランと意気投合し、自分の講座の聴講生にした。庭池ポンプの修理をしたり、太陽光パネルの設置を勧めたりと、エプス家をしばしば訪れる。愛称はレイもしくはレイレイ。
- オットー・バーンホフ (Otto Bahnoff)
- 演 - ジョン・カリアニ (John Cariani)
- ファイナルシーズン第6話より登場。
- 南カリフォルニア工科大学のプラズマ物理学教授。あだ名はアウトバーン。
- 多少エキセントリックな面があるが天才的で、自動小銃の設計図を一瞥しただけで連射により暴発が起きる欠陥品であることを見抜いた。ラリーが大学を離れている間、チャーリーの補佐を幾度か勤めた。
- ^ 当初は3月16日放送開始予定だったが、東日本大震災による特別報道編成のため延期となった。
- ^ “Hollywood Math and Science Film Consulting”. 2006年4月26日閲覧。
- ^ Keith Devlin. “NUMB3RS gets the math right”. 2006年5月7日閲覧。
- ^ “Math Puzzle.com”. 2006年4月27日閲覧。
- ^ Silverberg, Alice (November 2006). “Alice in NUMB3Rland”. FOCUS 26 (8): 12-13 .
- ^ “We all use math everyday Math Education Program”. 2006年6月24日閲覧。
- ^ Mahan, Colin. “Voila! CBS renews 14 shows at once”. TV.com 2005年6月7日閲覧。
- ^ “"Numb3rs (2005)”. 2006年5月7日閲覧。
- ^ “Official Numb3rs website”. 2006年5月13日閲覧。
- ^ Arts and Crafts by the 'Numb3rs' by Christy Hobart, Special to The Times Los Angeles Times, February 17, 2005
固有名詞の分類
アメリカ合衆国のテレビドラマ |
ハイスクール・ミュージカル ファースケープ NUMBERS 天才数学者の事件ファイル サード・ウォッチ チャーリーズ・エンジェル |
アメリカ合衆国の刑事ドラマ |
ホミサイド/殺人捜査課 ザ・コミッシュ NUMBERS 天才数学者の事件ファイル 刑事コジャック 刑事ナッシュ・ブリッジス |
- NUMBERS 天才数学者の事件ファイルのページへのリンク