DCMサンワ DCMサンワの概要

DCMサンワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 03:44 UTC 版)

DCMサンワ株式会社
DCM SANWA CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 7430
2015年6月26日上場廃止
本社所在地 日本
038-0003
青森市大字石江字三好69-1
設立 1988年昭和63年)6月1日
(株式会社三和堂)
業種 小売業
法人番号 3420001000994
代表者 中村泰(代表取締役社長)
資本金 7億402万円
発行済株式総数 5,280,000株
売上高 単独284億73百万円
連結308億14百万円
(2015年2月期)
純資産 単独53億49百万円
連結58億20百万円
(2015年2月20日現在)
総資産 単独163億64百万円
連結174億96百万円
(2015年2月20日現在)
従業員数 964名
(2015年2月20日現在)
決算期 2月20日
主要株主 DCMホールディングス 100%
(2017年1月31日現在)
主要子会社 ワールドジャンボ
三和部品
外部リンク https://www.dcm-hc.co.jp/sanwa/
特記事項:2021年3月1日にDCM株式会社へ統合。上記情報はそれ以前のもの。
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また、DCMサンワ株式会社: DCM SANWA CO.,LTD.)は、2021年2月28日までこれを運営していた企業である。

概要

社名は顧客・取引先・社員の三つの「和」を大事にするとの思いを込めたもので、またサンワドー時代まで使われていた走る犬のロゴマークは戌年生まれである創業者の中村勝弘の愛犬をモチーフとしている[1]。なお、犬のロゴマークはDCM傘下となってからのDCMサンワでは使用されず、創業家の運営する三和堂のホームページなどで使用されている。

当初は青森県内のみで店舗を展開していて、店名も「Do Shop Sanwa」(略称:サンワ)だったが、1994年4月に北海道に店舗展開したのをきっかけに店名・社名を「サンワドー」に改めた(それまでの会社名は三和堂だった)。北海道第1号店は川沿店(札幌市南区)であったが、近隣の石黒ホーマ(当時)の存在もありオープンから2年少々で閉店した。BOM (カメラのキタムラ) (2004年2月閉店) を経て現在はブックオフ川沿店。

2015年、DCMホールディングス傘下入りを受け店名・社名を「DCMサンワ」に改めた。その際、「Sanwa」のロゴは「サンワドー」へ屋号変更する前の「Do Shop Sanwa」や「スーパーホームセンター ザ・サンワ」で使用されていたものを採用した。

2021年3月1日付でDCMサンワ株式会社を含む事業会社5社が統合(DCM株式会社へ改組)[2]。なお、展開していた業務スーパー事業はDCM株式会社への統合よりも前に事業を分離している。

2022年3月、DCMホールディングスは2年をかけて「DCMサンワ」や「DCMホーマック」などの店名等を「DCM」に統一することを発表し「サンワ」の名称は消滅することになった[3][4]

沿革

  • 1966年(昭和41年) - 三和部品商会として創業[1]
  • 1972年(昭和47年)8月 - 有限会社三和部品を設立[5]
  • 1976年(昭和51年)7月 - ホームセンター事業に参入。青森市石江に1号店をオープン。
  • 1981年(昭和56年)2月 - 函館市のホームセンター・ニューウェイの営業権を取得[5]
  • 1988年(昭和63年)
    • 6月1日 - 有限会社三和部品の法人組織、商号を変更して株式会社三和堂とする[5]
    • 11月 - 初の第一種大型小売店舗「ドウショップサンワ青森中央店」を青森市大字浜田に新築移転[5]
  • 1991年(平成3年)
    • 2月 - 株式会社ポイントを吸収合併[5]
    • 12月 - 北海道内にホームセンターを13店舗展開している「株式会社松崎」と業務提携[5]
      • 「株式会社ローヤル」とカー用品専門店「イエローハット」のフランチャイズ契約を結ぶ。
  • 1992年(平成4年)
    • 2月 - 株式会社松田電気商会と合併、松田電気商会を存続会社とし商号を株式会社三和堂に変更[5]
    • 6月 - 松崎から分社化された・ホームセンターマツザキの全株式を取得、松崎のホームセンター事業を譲り受ける[5]
  • 1993年(平成5年)2月 - ホームセンターマツザキ、三和堂、ニューウェイの3社が合併しホームセンターマツザキを存続会社に商号を三和堂とする[5]
  • 1994年(平成6年)4月 - 商号を株式会社三和堂から株式会社サンワドーに変更しホームセンター店舗のブランド名を「サンワドー」に統一[5]。同時に札幌川沿店をオープンさせ、北海道に進出。
  • 1995年(平成7年)2月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録[5]、青森県で初の店頭公開企業となる。
  • 1996年(平成8年) - 三和部品株式会社を設立し、株式会社サンワドーから自動車部品卸売事業を譲受。
  • 2002年(平成14年) - 株式会社アップガレージとフランチャイズ契約を結び「アップガレージ青森店」をオープン。
  • 2003年(平成15年)
    • 7月 - 神戸物産と業務スーパーのエリアライセンス契約を結ぶ[5]
    • 9月 - 青森南店を業務用食品専門店「業務スーパー」に業態変更し、名称を業務スーパー青森本店と変更[5]
  • 2004年(平成16年)
    • 7月 - 柏店(青森県つがる市)を、スーパーホームセンター“ザ・サンワ柏店”としてリニューアル[5]
    • 12月 - 日本証券業協会店頭登録を取り消し、JASDAQ証券取引所に株式上場[5]
  • 2006年(平成18年)12月 - 弘前桶の口店(青森県弘前市)にスーパーホームセンター"ザ・サンワ弘前樋の口店"としてオープン。
  • 2012年(平成24年)11月 - 同社と家電販売でフランチャイズ契約を結んでいたセキドが家電販売から撤退したため、上新電機と新たに家電販売のフランチャイズ契約を結ぶ[5]
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)5月 - サンワドー新発寒店を閉店させ、店舗から北海道統括事務所に変更。
  • 2018年(平成30年)10月 - 三和部品株式会社の全事業を株式会社三和堂(1999年10月設立)に譲渡し、三和部品株式会社は解散。
  • 2020年(令和2年)12月1日 -
    • DCMサンワ株式会社が運営していた業務スーパーの運営を株式会社三和物産(2020年3月設立)に移管[8]
    • DCMサンワ株式会社が運営していたアップガレージの運営を株式会社do sanwa(2020年10月設立)に移管。
    • DCMサンワ株式会社が所有していた株式会社青森イエローハット(青森県内のイエローハット店舗のフランチャイザー)の株式を株式会社三和堂へ譲渡。
  • 2021年(令和3年)3月1日 - DCMサンワ株式会社はDCM分割準備株式会社に吸収合併され解散。同社はDCM株式会社に社名変更。
  • 2022年(令和4年)
    • 3月1日 - DCM株式会社の運営する店舗の名称を「DCM」に統一し、2年間かけて順次既存店舗の屋号変更を行うことを発表[3][4]
    • 9月1日 - 全店の屋号をDCMへ統一。なお、この時点では名称上のみの統一のみで、3月1日の発表の通り看板やサインなどに使用するロゴマークは約2年かけて変更された。

  1. ^ a b サンワドー(青森市)”. 朝日新聞 (2012年4月19日). 2017年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月15日閲覧。
  2. ^ 会社概要”. DCM. 2022年3月4日閲覧。
  3. ^ a b 店舗ロゴマークの変更、店名統一について”. DCM株式会社 (2022年3月1日). 2022年6月23日閲覧。
  4. ^ a b ホームセンター「サンワ」の名称が消滅へ”. 東奥日報. 2022年3月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 2014年02月21日 - 2015年02月20日 期” (PDF). DCMサンワ株式会社 (2015年2月20日). 2018年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月15日閲覧。
  6. ^ DCMホールディングス株式会社による株式会社サンワドーの簡易株式交換による完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ” (PDF). DCMホールディングス株式会社 (2015年4月10日). 2015年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月11日閲覧。
  7. ^ 子会社の商号変更に関するお知らせ” (PDF). DCMホールディングス株式会社 (2015年7月1日). 2021年4月15日閲覧。
  8. ^ 当社「業務スーパー」運営について” (PDF). DCMサンワ株式会社 (2020年9月17日). 2020年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月17日閲覧。
  9. ^ 【サンワドーカードをお持ちのお客様へ重要なお知らせ】”. SANWADO (2009年1月29日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月15日閲覧。


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