静岡県警察 主な未解決事件

静岡県警察

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 16:49 UTC 版)

主な未解決事件

静岡県における未解決事件
事件名 発生 概要 捜査
焼津町遠洋漁業船長一家4人強殺・放火事件 1947年5月19日 焼津町(現焼津市)の遠洋漁業船船長の留守宅で一家4人が殺害され現金が奪われた上放火された。[18] 時効
幸浦事件 1948年11月29日 時効
二俣事件 1950年1月6日 時効
小島事件 1950年5月10日 時効
島田事件 1954年3月10日 時効

過去の主な事件・不祥事

  • 警察不正経理問題(裏金問題)が過去にあった。
  • 2012年3月、磐田警察署長が、署員3名が起こした窃盗事件を立件せず、隠蔽していた疑いが強まり、県警は同月2日にこの署長を警務部付に異動させた[19]
  • 2012年6月19日、静岡中央警察署の男性警部補が、自動車自転車との接触事故の処理の際、事故の目撃者の男性の携帯電話番号を、男性に無断で事故の当事者らに伝えていたことが判明した。県警は、この警部補の行為が、地方公務員法における守秘義務違反に相当する可能性があるとして調査中[20]
  • 2012年8月23日、静岡南警察署の30歳代の男性巡査が、静岡市駿河区内で発生した器物損壊事件の現場に向かう途中で、公園で少女が襲われているとの内容の虚偽の110番通報を行った。同署は、当該の巡査の携帯電話に返信したところ、巡査が虚偽の110番をしていたことが明らかになった。県警は同年11月22日に、この巡査を軽犯罪法違反容疑で静岡地方検察庁書類送検した上、減給10分の1とした[21]
  • 2013年8月、磐田警察署地域課の男性巡査部長が、拳銃を個人ロッカーに置き忘れる。別の署員が署内保管庫に拳銃がないことに気付き発覚[22]
  • 2013年11月、沼津警察署の30歳代男性警部補、同署の30歳代男性巡査部長、本部の30歳代男性巡査部長の計3人が、部下の巡査長と巡査に対し暴言を吐き、打撲や左耳の鼓膜を破るなどの暴行をくわえ、「罰金」と称して金銭を搾取するなどしたとして書類送検。警部補を停職一ヶ月、巡査部長2人を減給10分の1(6ヶ月)の懲戒処分とし、事件を隠蔽し報告を怠ったとして、当時同署の課長だった本部の50歳代の警部を本部長訓戒処分とした[23]
  • 2014年1月、磐田警察署で薬物捜査を担当する40代の男性警部補が、帰宅途中に小袋に入れて持っていた脱法ハーブとみられる植物片を吸引し、意識が無くなり道端で倒れ、居合わせた通行人の119番通報により、磐田市内の病院に救急搬送される[24]
  • 2014年2月、交通機動隊東部支隊の40代の警部補、30代の巡査部長をはじめ警察署員計9名が、20代の新人巡査に対し「無料通信アプリLINEの招待を断った」などと因縁をつけ執務室で腕立て伏せ120回を強要し、懇親会で「反応が面白かった」と、コンロで熱したトングを右腕に押しつけたり、鍋料理の具を顔に押しつけ火傷を負わせ、署内でもライターの着火装置を放電させながら巡査の体に押し当てたりと勤務時間中にも制裁行為を繰り返していたとして懲戒処分。監察課は「被害者の巡査に処罰感情はない」とし、傷害罪での立件は見送るも、パワハラを主導した警部補と巡査部長は同日付で依願退職[25]
  • 2014年7月、天竜警察署刑事生活安全課の巡査部長が職務上知り得た個人情報を知人の暴力団関係者に漏らしたとして、1日に地方公務員法守秘義務)違反の疑いで逮捕された[26]
  • 2017年10月、県警警備課の男性巡査部長が、児童ポルノを所持している疑いが出たため、11月に自宅を調べたところ、女子中学生の水着が見つかり、男性巡査部長が盗んだことを認めたため、12月6日、窃盗容疑で逮捕した。県警は児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)の疑いでも男性巡査部長を調べる[27]
  • 2023年7月、三島警察署刑事課の男性警部補が女性宅に不法侵入し、県警は住居侵入罪で逮捕した[28]
  • 同月、県警交通機動隊の男性巡査部長が白バイでパトロール中に、浜松市内の駐車場に止まっていた車の中から現金17万円等が入ったバックを盗んだとして窃盗罪で逮捕された[29]
  • 同月、県警は裾野警察署地域課の男性警部補を覚醒剤取締法違反容疑で逮捕したと発表した[30]。同月中に逮捕された警察官は3人にも及んだ。

冤罪事件

ここでは静岡県警管轄の事件で冤罪が確定した事件を掲載(袴田事件は刑の執行は停止されたが、再審で争っている状態)


注釈

  1. ^ 国家公務員である警視正以上の幹部職員を含まない。
  2. ^ 2011年10月の調査によると静岡県内はLED信号機の普及ワースト2位との事である。
  3. ^ 2009年以降、新設の方はほぼLED式信号機に切り替わっているが、更新は部分的な交換は未だに電球式で更新している所もある。2010年以前は従来型のLED信号機が中心だったが、2011年以降は薄型のLED信号機の更新が主流となっている。

出典

  1. ^ 静岡県地方警察職員定数条例 (昭和29年静岡県条例第29号)第2条。ただし、2022年10月1日から2026年3月31日までの間は、児童虐待の情勢に対処するため、特例として巡査5人を加えた計7,009人。 : 令和4年(2022年)7月15日静岡県条例第29号(静岡県地方警察職員定数条例の一部を改正する条例) : 『静岡県公報』 令和4年07月15日 号外第58号
  2. ^ 静岡県. “令和5年度当初予算”. 2023年4月1日閲覧。
  3. ^ 交番、駐在所及び署所在地の名称、位置及び所管区域に関する規則の一部を改正する規則(平成19年静岡県公安委員会規則第26号)2007年10月19日付け静岡県公報第1926号登載
  4. ^ “「今年は富士登山やめて」 静岡県警、夏の常駐警備中止 コロナで登山道封鎖”. 毎日新聞. (2020年7月3日). https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/026000c 2020年7月3日閲覧。 
  5. ^ 静岡県警察. “静岡県警察のご案内 > 数字で見る静岡県警察 - 静岡県警察”. 2011年4月7日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 2023年(令和5年)3月20日設置。令和5年3月14日静岡県公安委員会規則第2号(静岡県警察組織規則の一部を改正する規則)の施行による。 : 『静岡県公報』 令和5年03月14日 第397号
  7. ^ 静岡県警察. “自動車警ら隊”. 2022年3月28日閲覧。
  8. ^ 静岡県警察. “鉄道警察隊 所在地”. 2022年3月28日閲覧。
  9. ^ a b c 静岡県警察. “運転免許センターへの交通機関案内”. 2022年3月28日閲覧。
  10. ^ 静岡県警察. “航空隊”. 2022年3月28日閲覧。
  11. ^ 静岡県警察. “本部・警察署連絡先一覧表”. 2023年3月22日閲覧。
  12. ^ 静岡県警察. “警察署再編整備計画〜治安回復を目指して〜”. 2011年4月7日閲覧。
  13. ^ 令和5年(2023年)12月27日静岡県条例第34号(静岡県警察の組織に関する条例の一部を改正する条例)
  14. ^ a b c 静岡県警察. “運転免許証の更新”. 20-11-09閲覧。
  15. ^ 2019年末から2020年前半に掛けて、京三製作所製のLED信号機更新が目立っており、静岡県のみならず全国的に京三製作所製のLED信号機への更新が顕著であった。
  16. ^ パトカー同士が衝突 交通事故現場に急行中 静岡・三島MSN産経ニュース 2013年08月10日
  17. ^ 当て逃げで巡査書類送検=「気が動転した」時事通信 2015年6月4日
  18. ^ 静岡県警察史編さん委員会 編『静岡県警察史 下巻』785-787頁 静岡県警察本部 1979年
  19. ^ 静岡県警:3警官窃盗など署長が隠蔽情報 異動発令 毎日新聞 2012年3月3日
  20. ^ 警部補無断で事故当事者に目撃者の携帯番号教える スポーツニッポン 2012年7月19日
  21. ^ 書類送検:巡査がうその110番「書類作成面倒で」 静岡 毎日新聞 2012年11月22日
  22. ^ 拳銃置き忘れ:磐田署巡査部長、署内ロッカーに半日 /静岡毎日新聞2013年9月27日
  23. ^ 部下平手打ち、鼓膜破る=警部補ら3人書類送検-静岡県警 時事ドットコム 2013年11月28日
  24. ^ 薬物捜査の警官、脱法ハーブ吸い運転か 「興味本位で」朝日新聞デジタル 2014年02月28日
  25. ^ パワハラ、顔に熱い豆腐 静岡県警が5人を懲戒MSN産経ニュース 2014年01月23日
  26. ^ 天竜署員を逮捕 組関係者に情報漏えい容疑中日新聞 2014年7月2日
  27. ^ 静岡県警巡査部長を逮捕 女子中学生の水着盗む”. 産経新聞 2017.12.6 19:51. 2020年9月6日閲覧。
  28. ^ 静岡新聞社. “警部補、住居侵入疑い 20代女性宅に 静岡県警逮捕|あなたの静岡新聞”. www.at-s.com. 2023年7月27日閲覧。
  29. ^ 日本放送協会. “県警察本部の白バイ隊員がパトロール中に窃盗の疑いで逮捕|NHK 静岡県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年7月27日閲覧。
  30. ^ 1カ月で3人の逮捕者 今度は覚醒剤使用容疑で警部補逮捕 静岡県警:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年7月31日). 2023年8月1日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「静岡県警察」の関連用語

静岡県警察のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



静岡県警察のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの静岡県警察 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS