酢酸イソアミル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/23 00:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動酢酸イソアミル | |
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IUPAC名 | 酢酸3-メチルブチル |
別名 | 酢酸イソペンチル |
分子式 | C7H14O2 |
示性式 | CH3COO(CH2)2CH(CH3)2 |
分子量 | 130.18 |
CAS登録番号 | 123-92-2 |
形状 | 無色液体 |
密度と相 | 0.876 g/cm3, 液体 (15 ℃)[1] |
融点 | −78.5 °C |
沸点 | 142 °C[1] |
SMILES | CC(C)CCOC(C)=O |
無色の液体で、バナナあるいはメロン様の果実臭がある。通常の有機溶媒には易溶で、水にもわずかに溶ける。
日本酒の芳香成分の一つで、吟醸酒には数100 ppb–数 ppm 程度含まれている。日本酒の高品質化のため、大量の酢酸イソアミルを生産する清酒酵母の開発が進んでいる。
安全性
日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される。熱には比較的安定するが、強酸や強塩基、強酸化剤との接触により火災・爆発のおそれがある[2]。動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与・ウサギへの経皮投与とも5g/kg以上[3]。
合成法
他のエステルと同様に、フィッシャーエステル合成反応を用いて、濃硫酸などの酸触媒および脱水剤の存在下、酢酸とイソアミルアルコールを混合、加熱することで得られる。
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- ^ a b Merck Index 14th ed., 5111.
- ^ 製品安全データシート (PDF) (昭和化学)
- ^ 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
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