藤原竜也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 23:10 UTC 版)
人物
- 秩父市立秩父第二中学校卒業。堀越高等学校中退[7]。
- 竜也という名前は、祖父の「天に昇る竜の如くすくすくと育つように」との想いから命名された。父親は単身赴任が多く、ほとんど家にいなかった。母親は秩父で飲食店を経営している。顔は母親似。3人兄姉の次男(末っ子)で、兄と姉がいる。11歳の時に姪が生まれ、若くして叔父になった。幼少のころ帰宅した際に父親が小麦粉まみれになっていたというエピソードを番組「藤原竜也の一回道」で語っている。
- 身長178cm、チェスト82cm、ウエスト75cm、ヒップ:86cm、シューズ27.0cm(公式HPより)。
- 2013年に、一般女性との結婚を発表。妻との初デート場所は、京都の鴨川だった。
- パソコンなどのメディア機器等々を上手に使うことが出来ない、いわゆる機械音痴であり、パソコンのキーボード入力ですらままならない。また、スマートフォンが多く普及した今日でも、2014年まで従来型の携帯電話(いわゆるガラケー)を使用していたという。
- 蜷川幸雄曰く、「集中力があって、真面目で努力家。ストイックで、役の事しか考えられない」[8]。
趣味・嗜好
- 特技はサッカーで、埼玉県中学校大会ベスト4まで勝ち上がったことがある[9] 。好きな作家は村上春樹。漫画では『魁男塾』が好き。水が苦手であり、水泳も苦手な金槌である。以前、荒川で水難事故に遭い、何かを悟った。また、高所恐怖症である。幼少時から長渕剛の大ファン。「ていうか、同志」と、本人は言う。
- 尊敬する俳優は、皆無。近年はキサラに出ている、ものまね芸人流コウキと親交がある。大杉漣に夢中になっていたことがあったが、「生まれ変わったらトンビになりたい。」と答えている。
- 洋画よりも邦画が好きで、特に黒澤明監督や深作欣二監督など、昔の邦画が好きとのこと[10]。
- 好きなスポーツチームは、埼玉出身であることから、Jリーグ・浦和レッズとプロ野球パ・リーグの埼玉西武ライオンズのファンである。
- 自身も酒豪且つ喫煙者(ヘビースモーカー)であることから、「酒場詩人」こと吉田類の大ファンであり、ゲストとして出演したメレンゲの気持ちではサプライズゲストとして吉田類との対面を果たした。現在は吉田兄弟のファンである。
- 幼少期は蛸が大好物で「タコのたっちゃん(トシちゃん)」というアダ名をつけられていた[11]。
- クイックルワイパーが好きである。[注 2]
エピソード
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2014年9月) |
- 1997年3月、遊びに来ていた池袋の街角で、ホリプロ入社3年目の女性社員に『身毒丸』主役オーディションのチラシを渡される。その時は名前を聞かれただけで連絡先も聞かれなかった。オーディションでは第1次書類選考の段階で落とされていたが、チラシを渡した女性社員が何度も合格書類に紛れ込ませ、選考を残る[12][13]。
- 最終審査で蜷川幸雄の面接と演技テストを受け、そのダメ出しの反応のよさと、何の色にも染まっていない演技に選考委員9名の票が集まり、応募総数5537名の中からグランプリに選ばれる。採用後の稽古では、蜷川の指導の厳しさに何度も泣いたことがあり、「辞めたい」と思ったこともあると語っている。
- 進学した高校を4日で中退している。これは本人が4日であると発言している。退学した理由は、学校帰りに稽古場を訪れた際、蜷川幸雄と唐十郎の会話を聞いて「小説を読んでいるような高貴な言葉の連続で、僕が学ぶべき場所は高校じゃなくて稽古場なんだ」と思ったからだという[7]。
- 1997年の『身毒丸』ロンドン公演千秋楽前日に持病の腰痛が悪化し、千秋楽昼公演は急遽代役を立てて行われた。夜公演もそのまま代役で行う予定だったが、それを知った藤原は蜷川に「どうしても舞台に立ちたい」と懇願し、それに蜷川が折れ、代役を舞台袖に待機させたまま藤原が舞台に立った。動くことすら出来なかった藤原は、それまでの公演を上回る鬼気迫る演技を見せ「あの千秋楽は一生忘れられない、それくらい凄かった」と、蜷川は後に語っている。
- 2004年の『ロミオとジュリエット』東京公演の際にも、再び腰痛が悪化。特に12月11日の公演直後、全く足が上がらない状態になった。しかし著名な整体師にかかったことで、翌日にはなんとか回復し、2005年2月25日までの約3ヶ月に及ぶ公演を一度も穴をあけずにやり遂げる事ができた。
- 深作欣二監督に才能を認められ、『バトル・ロワイアル』と監督の遺作となった『バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】』で共に仕事をしている。9・11の影響で制作が中止になった『愛と幻想のファシズム』など他にも何作か映画が制作される予定だったが、実現することはなかった。それについて本人は後に「映画の楽しさを教えてくれた方だった。もっと一緒に仕事をして、色々な事を学びたかった。でもそういう運命だったんだと思う」と語っている。
- 2004年、『新選組!』で沖田総司を演じた[14]。
- 2006年1月3日に「古畑任三郎 ファイナル」に犯人役として出演。歴代の犯人役の中では唯一1980年代生まれである。
- 2006年に出演した舞台『オレステス』では、役作りのため、デビュー以来初めて髭を伸ばした。
- 映画『カイジ 人生逆転ゲーム』では、役作りの為に10kgの減量をし、世界観を味わう為に自腹でパチンコ店に通った。
- 舞台『ANJIN イングリッシュ・サムライ』では役のために2ヶ月間ロンドンやイギリスに語学留学。現役俳優が講師で、“攻撃的な教え方”という指導を受けた[15]。
- 2009年に演歌歌手の冠二郎、落語家の林家たい平、THE ALFEEの桜井賢と共に秩父市の観光大使に任命されている[16]。
- 過去に酔っぱらった状態で船越英一郎に電話をかけ「英ちゃん」と呼んだことがあり、後に親交のある宇梶剛士から電話で怒られ、後日謝罪した[17]。
- 2010年に井上ひさしの書き下ろし新作舞台『木の上の軍隊』(藤原、北村有起哉、吉田鋼太郎の三人芝居)が上演される予定であったが、井上の病状悪化に伴い、演目が『黙阿彌オペラ』に変更された。その数週間後、井上は死去した。生前の井上は「藤原さんをもっと成長させたければ五郎蔵役はぜひやってほしい」と語っていた。2013年に井上の遺志を引き継ぎ蓬莱竜太脚本で上演。
- 映画『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』で志々雄真実役を演じた。撮影の際に、全身に包帯を巻いているという原作での志々雄の容姿を再現するためにスーツを着用。
- 2014年に公演した『ジュリアス・シーザー』では、「初日の幕が開いた後も、旅公演中もずっと、いくら追求してもやるべきこと、自分にとっての課題が果てしなくある戯曲だと思いつづけていました。」と語っており、演出の蜷川には「稽古場では言われ放題でした」と言っている。また、通常の稽古だけでは足りなくなり、共演した吉田や横田栄司に一緒に残って稽古をつけてもらえるようにお願いをしたほどの、藤原にとって多くの苦悩を抱えながらも、たくさんの経験を積んだ作品となった[18]。
- 蜷川が主宰しているさいたまネクスト・シアターが公演した『ハムレット』を観た際に、「もう一度自分は『ハムレット』の世界に入りたい」と思い、その思いを蜷川に直訴した。そして2015年に、蜷川新演出の『ハムレット』で、2003年以来にハムレットを再び演じた。
注釈
- ^ 星野真里とのW主演。
- ^ 2023年11月10日放送分のTBSテレビ『A-Studio+』にて、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が公表。
- ^ ハリー・ポッター役は、藤原竜也、向井理、石丸幹二のトリプルキャスト。2022年6月にプレビュー公演を予定。
- ^ 『ギョギョッとサカナ★スター』と『ギョふんでサカナ★スター』もだが、ナレーション回は横田と交互する可能性がある。
出典
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- ^ “'Shintoku-Maru': At a Loss for Words” (英語). ワシントン・ポスト. (2008年2月8日) 2008年12月3日閲覧。
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- ^ 彼を見出した蜷川幸雄は、『竜馬がゆく」で同じく沖田役を演じている。
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- ^ 『薬局・ドラッグストアに新登場「カロナールⓇA」のイメージキャラクターに杏さんが就任!新TV-CM「新登場」篇を2024年4月10日(水)より全国で放映開始』(プレスリリース)味の素株式会社date=2024-04-11 。2024年4月11日閲覧。
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