瑩山紹瑾 弟子

瑩山紹瑾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 13:07 UTC 版)

弟子

門下には四哲と呼ばれる明峰素哲、無涯智洪、峨山韶碩、壺庵至簡をはじめとする俊英逸材が多数輩出し、曹洞宗興隆の基礎を固めた。また、晩年の道元は女性の出家修行に否定的であったが、瑩山は積極的に門下の女性を住職に登用し、女人成道を推し進めた。

平成27年(2015年)現在、日本伝統宗派最多の寺院数を持つ曹洞宗の隆盛は、瑩山とその門下によるものであり、全寺院の8割は元は總持寺系と言われる。このため、第4世でありながら、釈迦、道元と共に一仏両祖として尊崇されている。

著書

  • 伝光録
  • 坐禅用心記
  • 『瑩山清規』(『洞谷清規』)
  • 『三根坐禅説』
  • 『信心銘拈提』
  • 『十種勅問』(『十種疑滞』)
  • 『秘密正法眼蔵』
  • 『洞谷記』
  • 「洞谷山尽未来際置文」
  • 『瑩山和尚語録』
  • 「仏祖正伝菩薩戒教授文」

著作集

  • 『常済大師全集』(孤峰智璨編、大本山總持寺、1967年)

関係文献

  • 『總持寺開山太祖略伝』
  • 『瑩山禅師 伝光録』(横関了胤校訂、岩波文庫、1944年、復刊1992年)
  • 『瑩山禪師傳』(成田芳髄著、交友社、1948年)
  • 『瑩山 日本の禅語録 第5巻』(田島柏堂訳著、講談社、1978年)
  • 『瑩山 - 日本曹洞宗の母胎 瑩山紹瑾の人と思想』(佐橋法龍著、相川書房、1975年/『人間瑩山 第2版』(春秋社、1979年)
  • 『太祖瑩山禅師』(東隆眞著、国書刊行会、1996年)
  • 『總持寺の瑩山さま』(大本山總持寺出版部、1999年)
  • 『瑩山紹瑾の生涯 - 曹洞宗太祖・常済大師 : 高祖道元の衣鉢を弘布した名僧』(百瀬明治著、毎日新聞社、2002年)
  • 『瑩山 現代語訳洞門禅文学集』(飯田利行編訳、国書刊行会、2002年)
  • 『瑩山禅師伝』(宮地清彦著、曹洞宗宗務庁、2011年)
  • 『越前瑩山禅師ものがたり - 曹洞宗大本山總持寺開祖』(大浦和子著・発行、2013年)
  • 『慈悲の人瑩山禅師を歩く』(百瀬明治、杉田博明、粟津征二郎共著、西山治朗撮影、学研パブリッシング、2014年)

科研費報告書

  • 『瑩山教学の総合的研究』(光地英学著、駒澤大学、1982年)

記念論集

  • 『瑩山禅師研究 - 瑩山禅師六百五十回大遠忌記念論文集』(瑩山禅師奉讃刊行会、1974年)
  • 『瑩山禅』1-12(山喜房仏書林、1985年)

参考文献

  • 『瑩山禅師伝』(宮地清彦著、曹洞宗宗務庁、2011年)
  • 『禅学大事典』536p(大修館書店、1979年)

  1. ^ 生年には文永元年(1264年)説もある。
  2. ^ 安永元年(1772年)11月29日、後桃園天皇
  3. ^ 明治42年(1909年明治天皇
  4. ^ 生地には福井県坂井市丸岡町説もある
  5. ^ 帆山にはそれを記念して「瑩山禅師御誕生地顕彰碑」「瑩山禅師父母孝養碑」が建てられており、これとは別に近隣に近年「御誕生寺」が建立されている
  6. ^ 創作とする説が多い
  7. ^ 大村哲夫「仏に代わって祈りを聞くカミガミ」(『東北宗教学』X号、東北大学、2006年)


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