横峯良郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 15:21 UTC 版)
来歴
鹿児島県立串良商業高等学校卒業後は大阪のスーパーマーケットに就職、鮮魚部門で働くも退職。鹿児島に帰郷。20歳の時に、大阪にいた頃から交際していた3歳年上の女性と結婚。3児をもうける。
兄の経営する保育園に勤務するも、兄と対立し退職。その後も、職を転々とする。弁当屋のチェーン店に勤め独立。弁当屋を始め、10店舗まで拡大する。
プライベートゴルフ場を造成、この際に数千万の借金を抱えたが横峯姉妹の賞金から返済している。居酒屋「いけのめだか」を経営する。
娘たちのためにマイクロバスを改造した自作キャンピングカーで各大会を転戦、キャディーも務める。横峯さくらの初優勝とともにキャディーを引退する。横峯姉妹の賞金管理などを目的に「有限会社さくら」を設立し、自ら代表取締役を務めている。その他にも、ゴルファー養成場を経営している。
大のプロレスファンで、前田日明のファンであることを公言している。プロレス団体「ビッグマウス・ラウド」顧問を務めている。この団体に前田が居たので顧問に就任したのだが、彼が撤退した現在も顧問を続けている。経営していた居酒屋「いけのめだか」・主宰する少年少女ゴルファー養成場「さくらアカデミー めだかクラブ」のそれぞれの名称は、吉本新喜劇の俳優でコメディアンの池乃めだかファンであることに由来する。
2007年7月29日投開票の第21回参議院議員通常選挙に民主党公認で比例区から出馬し、当選した。当初は生地である民主党鹿児島県総支部連合会に所属していたが2008年1月から民主党沖縄県総支部連合会に所属。2010年1月からは民主党宮崎県総支部連合会に所属。これは自らの生活基盤が宮崎県にあるため本人が希望して移籍。
2008年1月、在日韓国人などに参政権を付与することを目的とする「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」が民主党内に発足し、参加。 2008年2月、北朝鮮との対話友好を目指す議員連盟「朝鮮半島問題研究会」の立ち上げに参加し、幹事として所属。
2011年12月28日、「一身上の都合」を理由に民主党執行部に離党届を提出した[1][2][3](民主党は2012年2月7日の常任幹事会で離党届を受理せず除籍処分とすることを決定した[4])。同日午後、横峯の秘書が国会内の民主党幹事長室を訪れ、樽床伸二幹事長代行に手渡した[1]。同日午前中に離党届を提出した内山晃ら9人の民主党議員の動きとの関係はないという。同日元衆議院議員鈴木宗男が新たに届け出た「新党大地・真民主」に松木謙公・平山誠らとともに参加の意向を示し、同党所属となった[5]。「新党大地・真民主」は2012年11月28日、第46回衆議院議員総選挙に際して「新党大地」に党名を変更。横峯は引き続き同党所属となった。総選挙中は瑠依とさくらが鈴木宗男の長女貴子の応援演説をするなど親子で党活動を行った[6]。総選挙後の2012年12月28日、平山誠が新党大地を離党したため、参議院会派「新党大地」は横峯の1議席となり会派構成要件を喪失。2013年1月10日、参議院会派「新党大地」は会派解散を届出、横峯は会派に属さない議員となった。同年7月の第23回参議院議員通常選挙には立候補しなかった[7]。同参院選において新党大地は当選者を出すことができず、横峯の任期満了を以って参議院の議席を失った。
2013年8月、プロゴルファーへの転身を目指すことを宣言、事実上政界引退を表明した。プロテストに当たる日本プロゴルフ協会のプレ予選、日本ゴルフツアー機構の1次予選会の出場を目指し、北海道内で練習しているという[8]。
2019年11月にはNHKから国民を守る党が次期衆院選に横峯を擁立すると発表した[9][10]が、2021年10月の第49回衆議院議員総選挙には立候補しなかった。
2022年10月13日、同年12月に行われる宮崎県知事選挙に立候補する意向を示した[11][12]が、12月6日には持病の悪化を理由に出馬断念を発表した[13]。
2023年2月、横峯は日刊ゲンダイの取材に応じ、2023年現在も新党大地の党員として政治活動を続けていることを明かした上で、4年後の宮崎県知事選に立候補する意欲を示した[14]。
- ^ a b “民主・横峯参院議員が離党届 理由は「一身上の都合」”. 朝日新聞. (2011年12月28日). オリジナルの2012年7月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “横峯参院議員も離党届 9人とは別の動き?”. 産経新聞. (2011年12月28日). オリジナルの2011年12月28日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:横峯良郎参院議員が離党届”. 毎日新聞. (2011年12月28日). オリジナルの2012年1月11日時点におけるアーカイブ。
- ^ “離党10人を除籍=民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年2月7日). オリジナルの2012年2月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “新党「大地・真民主党」参加議員”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2011年12月28日)
- ^ “宗男氏長女「新党大地」貴子氏、さくらが“キャディー””. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2012年12月12日) 2013年7月22日閲覧。
- ^ “横峯氏は不出馬“今回は候補者を応援する側に””. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2013年7月6日) 2013年7月22日閲覧。
- ^ “53歳さくらパパ、プロ挑戦!来年予選会へ本格練習開始”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2013年8月16日) 2013年8月16日閲覧。
- ^ uesugitakashiのツイート(1190644440899227648)
- ^ 衆院選特設ページ NHKから国民を守る党 公式サイト
- ^ “「さくらパパ」横峯良郎氏、公約次第では「第3の男」に 安定の現職・河野俊嗣氏か変化か大混戦必至”. スポーツ報知. (2022年9月16日) 2022年9月16日閲覧。
- ^ “宮崎県知事選に横峯良郎氏が出馬表明「時給増めざす」”. 朝日新聞. (2022年10月14日) 2023年4月15日閲覧。
- ^ “横峯良郎氏が宮崎知事選の出馬断念…女子プロゴルファー・横峯さくらさんの父”. 読売新聞. (2022年12月6日) 2023年4月15日閲覧。
- ^ “「体調を整えて出馬しようと思っています」“さくらパパ”こと横峯良郎さんは新党大地の党員として活動”. 日刊ゲンダイ. (2023年2月13日) 2023年4月15日閲覧。
- ^ “さくらパパ反撃 「週刊誌も恐喝に加担」だって!!”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2007年8月28日)
- ^ a b c d e f 平成19年(ワ)第22163号、判例タイムズ1369号218頁
- ^ “横峯議員が請求放棄へ”. ロイター (トムソン・ロイター). (2011年8月29日)
- ^ “横峯議員が接触事故 後方確認不十分か”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2011年5月6日)
- ^ “民主会派の平山議員が実体ない住所届け出 「航空券支給でゴルフ」との指摘も”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2011年9月28日). オリジナルの2011年9月28日時点におけるアーカイブ。
- ^ “横峯参院議員:航空券を過大受給 地方住所変えず”. 毎日jp (毎日新聞社). (2011年10月17日). オリジナルの2011年10月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ “横峯参院議員、政党交付金でさくらさんの車購入”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2012年9月29日). オリジナルの2012年10月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ “政党交付金:政治団体に移動 舛添氏1960万円”. 毎日jp (毎日新聞社). (2012年9月29日)
- ^ “横峯議員:娘のゴルフ大会訪問、政党交付金を宿泊費に”. 毎日jp (毎日新聞社). (2012年10月). オリジナルの2012年10月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党・さくらパパ 年金履歴の虚偽申請を「奨励」”. 高知民報 (高知民報社). (2007年7月21日)
固有名詞の分類
- 横峯良郎のページへのリンク