有吉佐和子 『笑っていいとも!』テレビジャック事件

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有吉佐和子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 00:32 UTC 版)

有吉 佐和子(ありよし さわこ、1931年昭和6年)1月20日 - 1984年(昭和59年)8月30日)は、日本小説家劇作家演出家和歌山県和歌山市出身[1]。日本の歴史や古典芸能から現代の社会問題まで広いテーマをカバーし、読者を惹きこむ多くのベストセラー小説を発表した。カトリック教徒で、洗礼名はマリア=マグダレーナ。代表作は『紀ノ川』、『華岡青洲の妻』、『恍惚の人』など。娘にエッセイストの有吉玉青がいる。正確には「吉」の字は下が長い「𠮷(土吉)」なのだが、小説を書いていた頃には活字がなかった[2]


注釈

  1. ^ 山田風太郎(『人間臨終図巻I』徳間書店、初版1986年、1996年再版、p.304)と関川夏央(「サーモスタットのない人生」角川ソフィア文庫版、p.36)は死因について疑問を呈している。主治医の村嶋英世(現、医療法人ファミリー会村島医院院長)は取材に応じて病死としている。
  2. ^ 橋本は同年『母子変容』講談社文庫版解説で初めて有吉作品を評し、最晩年の有吉はこの書評に感激して橋本と対談したが、公表された対談はこれが最後となった(「人生、見せ場づくり」『潮』1984年11月)[10] [11]村上春樹との生前最後の対談は公表されていない
  3. ^ 内面描写排除という評価自体は早くから(例えば進藤純孝「郷愁と脱皮の間〈有吉佐和子〉 『紀ノ川』をめぐって」『De Luxeわれらの文学15 阿川弘之・有吉佐和子』解説、講談社、1969年。宮内淳子『作家の自伝109 有吉佐和子』解説、2000年)あるが、それが能力の問題だと断定した論者は関川が初めてである。しかし『作家の自伝109 有吉佐和子』所収の初期随筆には生い立ちについて自己の内面的な観察を語る部分が見られる。一方後期の随筆には「理解は誤解だ」という評論家日沼倫太郎のことばがたびたび引用されており、内面的理解を言語化することへの懐疑がかいまみえる。
  4. ^ 玉青を含む3人の関係については丸川賀世子『有吉佐和子とわたし』に詳しい描写がある。
  5. ^ この記録は同年3月14日に出演した黒柳徹子の「43分」に次ぐ、当時歴代2位の出演時間であった。尚、これらの放送から30年後の2014年3月14日に同コーナーに出演したとんねるずが番組歴代最長記録を更新した為、2023年現在有吉の記録は歴代3位となっている。

出典

  1. ^ 有吉 佐和子 | 和歌山県文化情報アーカイブ”. wave.pref.wakayama.lg.jp. 2020年3月23日閲覧。
  2. ^ a b c d 有吉玉青『ソボちゃん』(平凡社2014年)。
  3. ^ 人事興信所編『人事興信録 第12版 上』人事興信所、1940年、キ43頁。
  4. ^ 上田正昭・津田秀夫・永原慶二・藤井松一・藤原彰『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 66頁。
  5. ^ 中国天主教--1965年の調査より
  6. ^ 「有吉氏らが委員に 新中教審の18氏決る」『朝日新聞』昭和47年(1972年)5月30日夕刊、3版、3面
  7. ^ a b c 樋口毅宏、「「笑っていいとも!」と有吉佐和子、三十年目の真実」『新潮45』2014年1月号、新潮社、2014年1月18日閲覧。
  8. ^ 妙法寺の碑 (PDF) 広報すぎなみ(2004年8月21日号/No.1689) p.7『散歩道』有吉玉青
  9. ^ . NHKラジオアーカイブス 元文芸誌編集長大村彦次郎談. http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ 
  10. ^ 橋本治「彼女の生きていた時代」『有吉佐和子 新潮日本文学アルバム71』、新潮社、97-103頁、19950510。ISBN 4-10-620675-7 
  11. ^ 橋本治「理性の時代に」『有吉佐和子の世界』、翰林書房、116-121頁、20041018。ISBN 4-87737-193-1 
  12. ^ 2018年5月1日中日劇場(中日新聞文化芸能局)発行「中日劇場全記録」
  13. ^ a b 「誰が彼女を殺したか」
  14. ^ a b c d “「朝、いつも芸能界やめようと思うのよ」やっとの思いでTVに出続けていた明石家さんまが固めた“覚悟”とは - 『明石家さんまヒストリー2 1982~1985 生きてるだけで丸もうけ』より #2(2/6)”. 文春オンライン. (2021年7月29日). https://bunshun.jp/articles/-/47142?page=2 2023年11月12日閲覧。 
  15. ^ “「朝、いつも芸能界やめようと思うのよ」やっとの思いでTVに出続けていた明石家さんまが固めた“覚悟”とは - 『明石家さんまヒストリー2 1982~1985 生きてるだけで丸もうけ』より #2(3/6)”. 文春オンライン. (2021年7月29日). https://bunshun.jp/articles/-/47142?page=3 2023年11月12日閲覧。 
  16. ^ 山川静夫『勘三郎の天気』69p
  17. ^ a b 「有吉佐和子ちょっといい話」『文藝春秋』1984年11月号。
  18. ^ 『笑犬樓よりの眺望』新潮文庫、1996年7月。
  19. ^ a b 樋口毅宏「笑っていいとも!」と有吉佐和子、三十年目の真実(新潮45)
  20. ^ 秦野章『何が権力か。― マスコミはリンチもする』(講談社、1984年7月)ISBN 4062013762
  21. ^ 胡絜青・舒乙『有吉佐和子,你走得太早(有吉佐和子、あなたは逝くのが早すぎた)』『人民日報』1984年10月9日。
  22. ^ a b c 有吉佐和子記念館、出身の和歌山市にオープン 書斎など邸宅再現 毎日新聞、2022年6月5日閲覧。
  23. ^ 文化庁芸術祭賞受賞一覧 昭和31年度(第11回)~昭和40年度(第20回)
  24. ^ "有吉佐和子の生涯" (PDF). 有吉佐和子記念館. 2022年8月30日. 2022年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)。2022年8月30日閲覧
  25. ^ 小説新潮賞受賞作・候補作一覧1-14回
  26. ^ マドモアゼル 小学館
  27. ^ 文藝春秋読者賞
  28. ^ 芸術選奨文部大臣賞(文学部門)受賞者一覧
  29. ^ 日本文学大賞受賞作候補作一覧
  30. ^ "赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜". NHK. 2023年6月3日. 2023年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月27日閲覧


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