日本農産工業 概要

日本農産工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 00:18 UTC 版)

概要

全国農業協同組合連合会(全農)系列に属さない、配合飼料の大手メーカー。

飼料以外の事業では、食品事業として、1976年に発売し、東八郎が出演したCMが人気となった鶏卵「ヨード卵・光」が広く知られる。後に、CMには渡辺えり子(現・渡辺えり)、Mr.オクレ渡瀬恒彦板東英二が起用されたが、2012年現在は放送されていない。

三菱商事系列であり、従前より筆頭株主として20%超の出資を受けていたが、2007年5月から6月にかけて三菱商事は株式公開買付けを行って日本農産工業の過半数の株式を取得し、三菱商事の連結子会社となる[2]。2009年12月に三菱商事の完全子会社となった。かつて、東京証券取引所大阪証券取引所名古屋証券取引所各市場第一部に上場していた。

2007年3月期の連結売上構成は、飼料事業78%、食品畜産事業12%、ペットフード・飼料添加物等(社内ではライフテック事業と呼称)9%、その他の事業1%となっている。

企業博物館として、茨城県つくば市の研究開発センター内に、和鶏(日本在来種のニワトリ)に関する博物館「和鶏館」を開いている。

沿革

  • 1931年8月 - 横浜市神奈川区新浦島町に日本栄養食料株式会社として設立
  • 1942年3月 - 日本農産工業株式会社に商号変更
  • 1959年1月 - 東京証券取引所市場第一部に上場
  • 1961年10月 - 大阪証券取引所市場第一部に上場
  • 1967年2月 - 名古屋証券取引所市場第一部に上場
  • 1970年10月 - 日本蛋白飼料株式会社を合併
  • 1971年12月 - 東急エビス産業株式会社、菱和飼料株式会社を合併
  • 1984年9月 - 本社を横浜市西区北幸に移転
  • 1993年7月 - 本社を横浜市西区みなとみらいに移転
  • 2003年9月 - 名古屋証券取引所市場第一部の上場を廃止
  • 2007年6月 - 株式公開買付けにより三菱商事株式会社の連結子会社となる
  • 2009年12月 - 三菱商事株式会社の完全子会社となる

事業所

本社・技術センター
飼料工場

  1. ^ a b c d e 日本農産工業株式会社 2022年度決算公告
  2. ^ 三菱商事は、同時期に日本農産工業・日東富士製粉日本食品化工に対してTOBを実施して各社の過半数の株式を取得し連結子会社化した。
  3. ^ ヨード卵・光の歴史
  4. ^ a b c 辰井裕紀 (2020年1月7日). “「ヨード卵・光」ってなにが違うの?25年もの研究を経てやっと発売した「日本初のブランド卵」に迫る”. メシ通. リクルート. 2023年3月12日閲覧。
  5. ^ ヨード卵・光が店頭に並ぶまで
  6. ^ 【ヨード卵・光のCM】東八郎のおでこに輝く光マーク、真似しませんでしたか?ヨード卵・光の面白CMを振り返る。”. ミドルエッジ. ディー・オー・エム (2016年5月13日). 2023年3月12日閲覧。






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