国立国語研究所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 08:35 UTC 版)
国立国語研究所 | |
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国立国語研究所の別アングル | |
正式名称 | 国立国語研究所 |
英語名称 | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
略称 |
国語研 NINJAL |
組織形態 | 大学共同利用機関 |
所在地 |
日本 〒190-8561 東京都立川市緑町10番地の2 北緯35度42分39秒 東経139度24分36秒 / 北緯35.71083度 東経139.41000度 |
予算 | 10.57億円(2022年度・収入ベース) |
人数 |
57人(2022年4月1日現在) |
所長 |
前川喜久雄 (2023年4月就任) |
設立年月日 | 1948年12月20日 |
上位組織 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構 |
所管 | 文部科学省 |
下位組織 | 言語資源開発センター |
ウェブサイト |
www |
概要
1948年の設立以降、統計学的手法・電子計算機を用いた語彙調査、方言調査による言語地図の作成、日本語と外国語の対照(比較)研究、など日本語に関する各種の調査・研究を実施してきている[1]。
また、2020年時点で実施している主な研究の例として、日本の消滅危機言語・方言の研究、日本語コーパスの開発・拡充、外国語としての日本語教育研究、などが挙げられている[2]。
文部省の機関→文化庁の機関→独立行政法人と設置形態が変遷し、2009年10月以降は大学共同利用機関として設置されている。法令上の設置目的は「国語及び国民の言語生活並びに外国人に対する日本語教育に関する科学的な調査研究並びにこれに基づく資料の作成及びその公表」[3]。
総合研究大学院大学に2023年4月から設置された先端学術院において、本研究所はその基盤機関の一つとして参画しており、先端学術専攻日本語言語科学コース(博士後期課程[注釈 1])の提供を行っている[4][5]。
沿革
年 | 月日 | 出来事 |
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1948年 | 12月20日 | 国立国語研究所が文部省の機関として発足。庁舎は東京都新宿区の明治神宮聖徳記念絵画館の一部を借用。 |
1954年 | 10月1日 | 東京都千代田区神田一ツ橋の旧・一橋講堂内に移転。 |
1962年 | 4月1日 | 東京都北区稲付西山町(現・西が丘)の旧・駐留米軍接収地に庁舎を建設し移転。 (2005年の立川移転後にナショナルトレーニングセンターの宿泊施設アスリート・ヴィレッジが配置) |
1968年 | 6月15日 | 文化庁の新設に伴い、国立国語研究所は文化庁の機関に移行。 |
2001年 | 4月1日 | 国立試験研究機関から独立行政法人に移行され、新たに独立行政法人国立国語研究所が発足。 |
2005年 | 2月1日 | 東京都立川市緑町に庁舎移転。 |
2009年 | 10月1日 | 独立行政法人国立国語研究所廃止。大学共同利用機関法人人間文化研究機構に移管され、機構を構成する大学共同利用機関の一つとなる。 |
注釈
出典
- ^ 写真で見る国立国語研究所の歴史(2020年9月17日閲覧)
- ^ 『国立国語研究所 要覧 2020/2021』p.34(2020年9月17日閲覧)
- ^ 国立大学法人法施行規則別表第1
- ^ 総合研究大学院大学 | 国立国語研究所(2022年3月6日閲覧)
- ^ “日本語言語科学コース”. 総合研究大学院大学 (2023年4月1日). 2023年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。
- ^ PROJECTS (Maki and Associates)(2020年9月17日閲覧)
- ^ 歴代所長
- 1 国立国語研究所とは
- 2 国立国語研究所の概要
- 3 編集発行資料
- 4 脚注
国立国語研究所と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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