世界侵略: ロサンゼルス決戦
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世界侵略: ロサンゼルス決戦 | |
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Battle: Los Angeles | |
監督 | ジョナサン・リーベスマン |
脚本 | クリストファー・バートリニー |
製作 |
ジェフリー・チャーノフ ニール・H・モリッツ |
製作総指揮 |
デヴィッド・グリーンブラット オリ・マーマー |
出演者 |
アーロン・エッカート ミシェル・ロドリゲス ラモン・ロドリゲス ブリジット・モイナハン ニーヨ マイケル・ペーニャ |
音楽 | ブライアン・タイラー |
撮影 | ルーカス・エトリン |
編集 | クリスチャン・ワグナー |
製作会社 |
レラティビティ・メディア オリジナル・フィルム |
配給 |
コロンビア ピクチャーズ ソニー・ピクチャーズ |
公開 |
2011年3月11日 2011年9月17日 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $70,000,000[1][2] |
興行収入 |
$211,819,354[2] 7億5000万円[3] |
ロサンゼルスに襲来した地球外生命体の軍勢にアメリカ海兵隊が立ち向かうアクション映画。
ストーリー
世界中の沿岸都市の沖合に複数の流星群のようなものが落下した後、多数の武装したエイリアンが侵略を開始した。流星群の落下したカリフォルニア沖でも武装したエイリアンの軍勢は現れ、ロサンゼルス・サンタモニカの海岸を襲撃する。国家の危機に対処すべくアメリカ軍が動員され、アメリカ海兵隊も出動。海兵隊を辞めようとしていたナンツ二等軍曹にも動員がかかり、臨時の前線拠点でマルティネス少尉が小隊長をつとめる小隊に配属される。
猛攻撃により世界中の各都市が壊滅的な被害を受ける中で、アメリカ軍は敵が航空機を持っていない事に着目しエイリアンに侵略されたサンタモニカの市街地や海岸に対し、空軍が空爆で全てを吹き飛ばす決定が下される。ナンツの所属する小隊には、同地域に取り残されている民間人を空爆までの3時間のうちに捜索・救出する任務が与えられる。
マルティネス少尉とナンツ軍曹の他、過去にナンツ指揮下で兄を失ったロケット伍長、結婚式目前だったハリス伍長ら、10人からなる海兵隊2-5小隊は、民間人5人が救難信号を発したロス西警察署へ向かう。だが、人類が初めて遭遇する攻防戦は、目に見えない敵との接近戦であった。
視界を遮る塵の舞う廃墟での市街戦で、姿の見えない敵の襲撃により一人、また一人と仲間を失っていき、退路も断たれていく。
キャスト、設定
- マイケル・ナンツ二等軍曹
- 演 - アーロン・エッカート、日本語吹替 - 木下浩之
- 本作の主人公。某作戦で部下4名(ロケット伍長の兄を含む)を戦死させてしまった過去があり、その心の傷をひきずり実戦を避けて教官になっている。軍を辞めようとしており、地球外生物来襲の前日に「除隊願い」も受理されていたが、地球外生物が来襲し緊急招集がかかり、マルチネス少尉の小隊に編入され任務に赴く。
- ウィリアム・マルティネス少尉
- 演 - ラモン・ロドリゲス、日本語吹替 - 志村知幸
- 第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊(2/5)エコー中隊第1小隊の指揮官。士官学校を首席で卒業し、任官1ヶ月目。今回が実戦初出動。身重の妻がいる。
- リー・イムレイ伍長
- 演 - ウィル・ロスハー
- マルチネス少尉の小隊の分隊長。マルチネス少尉曰く、射撃の名手であり指揮経験もある。レニハン一等兵の教育係。
- スコット・グレイストン伍長
- 演 - ルーカス・ティル
- イムレイ伍長と同様、射撃の名手であり指揮経験もある。ハリス伍長曰く子どもがいる。物語序盤、敵との交戦で右腕を負傷。
- ジェイソン・ロケット伍長
- 演 - コリー・ハードリクト、日本語吹替 - 咲野俊介
- 実の兄がナンツの指揮下にあったときに戦死したので、ナンツを憎んでいる。
- ケヴィン・ハリス伍長
- 演 - ニーヨ、日本語吹替 - 檀臣幸
- 結婚式を目前に控えている。黒縁眼鏡が特徴。
- ニック・スタヴロー伍長
- 演 - ジーノ・アンソニー・ペシ
- 元ワル。乗り捨てられた車両のエンジンを鍵無しでかける技能を持つ。
- ピーター・カーンズ上等兵
- 演 - ジム・パラック
- 以前の出征時に受けた戦闘ストレスにより、精神科医のカウンセリングを受けていた。
- スティーブン・モトウラ上等兵
- 演 - ジェームズ・ヒロユキ・リャオ
- 通信担当。アジア系で、ゲレロ上等兵と白人のラップショップを作るのが夢。
- ゲレロ上等兵
- 演 - ニール・ブラウン・Jr.、日本語吹替 - 佐藤せつじ
- マルチネス少尉曰く腕の立つ兵士。任務中もよく冗談を言い、モトーラ上等兵とラップショップを作るのが夢。
- シモンズ上等兵
- 演 - テイラー・ハンドリー
- 物語序盤、敵と交戦。
- ショーン・レニハン一等兵
- 演 - ノエル・フィッシャー
- 最近小隊に配属された新米。
- アドゥクゥ(ドク)海軍衛生下士官
- 演 - アデトクンボー・マコーマック、日本語吹替 - 西凛太朗
- アフリカ系移民で、市民権を得るために海軍に入隊。妹がおり、大切に思っている。
- エレナ・サントス空軍技能軍曹
- 演 - ミシェル・ロドリゲス、日本語吹替 - 朴璐美
- 攻撃計画を作る情報収集のため戦闘地帯を調査していたが、敵襲を受けて所属部隊が四散して任務に失敗。警察署に向かっていたマルチネス少尉の小隊に合流する。敵が発信する周囲の電子機器を狂わせる程の強力な電波を追っていた。
- オズワルド二等軍曹
- サントスと共にマルチネス少尉の小隊に合流した陸軍第40歩兵師団の兵士。
- ミッシェル
- 演 - ブリジット・モイナハン、日本語吹替 - 山像かおり
- 二人の姪と共に警察署に取り残された民間人。獣医。
- ジョー・リンコン
- 演 - マイケル・ペーニャ、日本語吹替 - 間宮康弘
- ミッシェル達や息子ヘクターとともに警察署に取り残された民間人。
- キルステン
- 演 - ジョーイ・キング
- ミッシェルの姪。警察署に取り残された民間人。
- ジョン・ロイ曹長
- 演 - ジョー・クレスト、日本語吹替 - 青山穣
- ナンツの親友で上官。
製作
監督のジョナサン・リーベスマンによると、本作は戦争映画のスタイルでエイリアン侵略を描くため、『ブラックホーク・ダウン』『プライベート・ライアン』『ユナイテッド93』からインスピレーションを得ているという[4][5][6]。(製作の)モリッツによると本作は「ひとりの戦う海兵隊員の視点で見た世界侵略」に焦点を当てており、脚本のリアリティ(現実味)にこだわったといい「もしエイリアンが侵略してきたら、本当はいったい何が起きるだろう?」と問いかける作品なのだという[7]。 リーベスマンはファルージャで戦う海兵隊のYouTube動画からインスピレーションを得た[7][8]。監督のリーベスマンは主演のエッカートにそのYoutube動画を見せ、この動画みたいに見える映画にしたい、と言ったという[7]。 その結果ハンドヘルドカメラ・スタイルで撮影された[5]。(なお、観客が画面酔いをすることに配慮して3D撮影のほうは断念された[5]。)
2008年11月、主演はアーロン・エッカートに決まったことが報じられた[9]。
翌2009年9月、R&B歌手のニーヨの出演が決まった。(なお彼が音楽やダンスと関係の無い映画に出演するのは本作が初めてのことである[10])。
本作品はリアリティにこだわったので、エッカートとロドリゲスは広範囲の訓練を受けた[7]。エッカートは役づくりのために、出演契約を結んだ直後から3週間のブートキャンプに参加し[7]、肉体的訓練を受け、武器についても学び、他にも多くを得た[7]。エッカートによると、そのキャンプの間に出演者たちの間に絆(きずな)ができたという素晴らしい体験をしたといい、それが本作でも表現されたという[7]。
設定上はロサンゼルスを舞台としているが、2009年9月-2010年10月のあいだに行われた実際の撮影は、大半がルイジアナ州のシュリーブポートやバトンルージュに組まれた特設セットにて行われた[11]。
なお本作には、本物の海兵隊員もエキストラとして参加している[12]。
- ^ 後に17へと増加
- ^ “Battle: Los Angeles Likely to Beat Red Riding Hood at Box Office” (2011年3月10日). 2011年3月10日閲覧。
- ^ a b “Battle: Los Angeles”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月14日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 211頁
- ^ “Director Jonathan Liebesman, Producer’s Ori Marmur & Jeffrey Churnov, James D. Dever, and Screenwriter Chris Bertolini On Set Interview BATTLE: LOS ANGELES” (2011年1月20日). 2011年2月19日閲覧。
- ^ a b c “Interview: Jonathan Liebesman Talks Battle: Los Angeles” (2010年7月29日). 2011年2月19日閲覧。
- ^ “Jonathan Liebesman on 'Battle: Los Angeles'” (2011年2月23日). 2011年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Comic-Con 2010: ‘Battle: Los Angeles’ Press Panel” (2010年7月22日). 2011年2月28日閲覧。
- ^ “Aaron Eckhart on 'Battle: Los Angeles'” (2011年2月23日). 2011年3月10日閲覧。
- ^ “アーロン・エッカート、アクション映画で主演” (2008年11月29日). 2010年11月9日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカルとデュエットした歌手ニーヨ、SFアクション映画へ出演” (2009年9月11日). 2010年11月9日閲覧。
- ^ “Battle: Los Angeles, Aaron Eckhart to shoot in Baton Rouge, Shreveport”. 2010年11月9日閲覧。
- ^ [1]
- ^ 世界各地の公開日についてはこちら。[2]
- ^ “「ヒアアフター」上映終了と「サンクタム」「唐山大地震」「ザ・ライト」「カウントダウンZERO」「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」「世界侵略・ロサンゼルス決戦」公開延期について”. TOHOシネマズ (2011年3月16日). 2011年3月16日閲覧。
- ^ “『世界侵略:ロサンゼルス決戦』公開延期のお知らせ”. 静活シネマBlog. 静活 (2011年3月16日). 2011年3月17日閲覧。
- ^ 「BOX OFFICE」『キネマ旬報』2011年10月下旬号、pp.149-150
- ^ 『キネマ旬報』2012年2月下旬号、pp.210-211
- ^ “Battle: Los Angeles Movie Reviews”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2011年3月12日閲覧。
- ^ “Battle: Los Angeles review”. Total Film (2011年3月10日). 2011年3月10日閲覧。
- ^ Battle Los Angeles (2011) The Radio Times
- ^ Cliches abound, but 'Battle: Los Angeles' prevails Chicago Tribune
- ^ 『キネマ旬報』2011年10月上旬号、p.109
- ^ 『キネマ旬報』2012年2月下旬号、pp.130、158
- ^ 「MOVIE」『SFマガジン』2011年10月号、p.109
- ^ Battle: Los Angeles Official Trailer #2 - (2011) HD (Youtube). Movieclips. 16 June 2011. 該当時間: 0:05. 2022年7月9日閲覧。など
- ^ “Battle: Los Angeles game announced”. Digital Spy (2011年3月4日). 2011年3月4日閲覧。
- ^ http://www.g4tv.com/videos/51689/Battle-Los-Angeles-Interview-With-Aaron-Eckhart/
- 1 世界侵略: ロサンゼルス決戦とは
- 2 世界侵略: ロサンゼルス決戦の概要
- 3 サウンドトラック
- 4 テレビ放送履歴
- 5 外部リンク
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