モルディブ 国民

モルディブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 01:40 UTC 版)

国民

モルディブの人口変化

民族

モルディブでは固有の民族呼称は該当せず、人種構成としてはインド・アーリア人ドラヴィダ人を中心に、西北から移住したアラブ系と東南から移住したインドネシア・マーレー人種(インドシナ人種(古モンゴロイド系)とオーストラロイドの混血人種)などが混血して、モルディブの住民として成り立っている。

言語

公用語は、ディベヒ語(ディヴェヒ語とも表記され、モルディブ語とも呼ばれる)。観光関連では英語も通じる。リゾート島によってはフランス語スペイン語ポルトガル語ドイツ語イタリア語も話されている。

宗教

イスラム教スンナ派国教。2020年時点で、国民の98.7%がイスラム教徒である[28]

文化

フヴァフムラ環礁で行われているマーヒフン(ラマダン入りを祝う祭り)

旧国歌『ガオミィ サラーム』は『蛍の光』と同じ曲、つまり、スコットランド民謡オールド・ラング・サイン』の旋律を用いた曲であった。

祝祭日

祝祭日
日付 日本語表記 現地語表記 備考
7月26日 独立記念日
11月11日 共和国記念日
ナショナルデー ヒジュラ暦第3月1日
ムハンマド生誕祭 ヒジュラ暦第3月12日
断食月明けの祭 ヒジュラ暦第10月1日より3日間
犠牲祭 ヒジュラ暦第12月10日より通常5日から7日間

スポーツ

サッカー

モルディブ国内ではサッカーが最も人気のスポーツとなっており、2014年にプロサッカーリーグのディヴェヒ・プレミアリーグ英語版が創設された。また、モルディブサッカー協会(FAM)によって構成されるサッカーモルディブ代表もあり、首都マレにあるガロル国立競技場をホームスタジアムとしている。

クリケット

クリケットは他の南アジア諸国同様に高い人気がある。1880年頃にイギリス領セイロンからクリケットの一種が伝わり、1920年頃に正式なクリケットのルールが導入された[29]。その頃にはクリケットのクラブが設立されており、当時のクリケットは宮殿の中庭や広場でプレーされており、エリート層のためのスポーツであった[29]。クリケットモルディブ管理委員会は、モルディブにおけるクリケット競技の発展と促進を目的として、1983年に政府によって設立された[29]。スリランカは1996年にアジアクリケット評議会、1998年に国際クリケット評議会に準会員として加盟した[29]。代表チームはクリケットモルディブ代表英語版クリケットモルディブ女子代表英語版がある。

著名な出身者


  1. ^ Maldives”. ザ・ワールド・ファクトブック. 2022年8月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e World Economic Outlook Database”. IMF. 2021年10月26日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o モルディブ共和国(Republic of Maldives)基礎データ 日本国外務省(2023年12月31日閲覧)
  4. ^ a b c モルディブ大統領選挙での親中派現職の敗北―それでも中国の「楽園」進出は止まらない(六辻彰二)”. Yahoo!ニュース 個人. 2019年7月19日閲覧。
  5. ^ Maldives returns to Commonwealth Feb 2020 | Commonwealth Parliamentary Association (英語)
  6. ^ a b c d e f インドに駐留軍撤退要請 モルディブ 親中派の大統領誕生」『日本経済新聞』朝刊2023年11月21日(国際・アジアBiz面)2024年1月1日閲覧
  7. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL. “楽園に民主主義を…敏腕妻が圧力 A・クルーニーさん、モルディブ元大統領の釈放成功”. 産経ニュース. 2019年7月19日閲覧。
  8. ^ 中根外務大臣政務官の東ティモール及びモルディブ訪問 日本国外務省(2015年7月21日)2024年1月1日閲覧
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  10. ^ インド、モルディブに融資枠14億ドル 中国をけん制”. 日本経済新聞 (2018年12月17日). 2018年12月19日閲覧。
  11. ^ インド、モルディブのインフラ事業に5億ドル提供 中国に対抗”. AFP (2020年8月14日). 2020年8月11日閲覧。
  12. ^ 岸田総理大臣発ムイズ・モルディブ共和国次期大統領宛祝辞の発出 日本国外務省(2023年10月6日)2024年1月1日閲覧
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  14. ^ 楽園モルディブが持つ別の顔 ロシアへの半導体供給地に”. 2023年7月28日閲覧。
  15. ^ Maldives is second-largest microcircuit supplier to Russia after China”. 2023年7月28日閲覧。
  16. ^ ODAちょっといい話 大津波からモルディブの首都住民を守った日本の防波堤”. 日本国外務省. 2019年9月16日閲覧。
  17. ^ a b モルディブの大津波から住民を守った日本の防波堤”. 国際協力機構. 2019年9月16日閲覧。
  18. ^ a b 【モルディブ】「日本への恩返し」 特産のツナ缶60万個を提供”. 2019年9月16日閲覧。
  19. ^ 「モルディブ共和国」『世界年鑑2016』(共同通信社、2016年)213頁
  20. ^ 債務で主導権を奪う…中国の呪縛、はまったスリランカ、モルディブにも迫る”. Sankei Biz (2018年6月23日). 2018年12月1日閲覧。
  21. ^ モルディブで非常事態宣言 政治犯の釈放拒否で混乱」産経ニュース(2018年2月6日)
  22. ^ インド洋の楽園混乱=非常事態宣言、最高裁長官を拘束-モルディブ」時事通信(2018年6月11日)
  23. ^ モルディブ新大統領「国土水没に備え移住用の土地確保」読売新聞オンライン(2008月11月11日)
  24. ^ モルディブ、盛り土で水没防げ 国土存亡かけ挑戦」共同通信(2011年1月4日)
  25. ^ 日本放送協会. “海に飲み込まれる国 モルディブ”. NHKニュース. 2021年11月11日閲覧。
  26. ^ Report for Selected Countries and Subjects” (英語). IMF. 2022年11月22日閲覧。
  27. ^ Tourism Yearbook 2021”. Ministry of Tourism (Maldives). 2022年11月22日閲覧。
  28. ^ National Profiles | World Religion”. www.thearda.com. 2023年9月1日閲覧。
  29. ^ a b c d Cricket Board of Maldives 国際クリケット評議会 2023年9月19日閲覧。






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