ヒメフチトリゲンゴロウ
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参考文献
環境省などの発表
- 北野忠・苅部治紀・中島淳「ヒメフチトリゲンゴロウ Cybister rugosus (Macleay, 1833)」『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物- 昆虫類』(PDF)第5巻、環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室、ぎょうせい、2015年2月1日、250頁(日本語)。ISBN 978-4324098998。2019年2月26日閲覧。
- 鹿児島県環境生活部環境保護課『鹿児島県の絶滅のおそれのある野生動植物 動物編-鹿児島県レッドデータブック-』財団法人:鹿児島県環境技術協会、 日本・鹿児島県鹿児島市七ツ島一丁目1番地5、2003年3月、169-170頁。ISBN 4990158806。
- 佐々木健志; 青柳克 (2017年6月5日), “改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編-” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 沖縄県, pp. 358,375, オリジナルの2019年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年3月19日閲覧。
書籍など
- 森正人、北山昭『図説 日本のゲンゴロウ』文一総合出版、2002年2月15日(原著2000年6月20日)、改訂、152-158,189-190。ISBN 978-4829921593。 - 原著『図説 日本のゲンゴロウ』は1993年6月30日に初版第1刷発行。
- 都築裕一、谷脇晃徳、猪田利夫『普及版 水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル』データハウス、2003年5月1日(原著2000年6月20日)、初版第1刷、16-18,27-28,139-159,218-220。ISBN 978-4887187160。 - 『水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル 改訂版』(2000年6月20日発行・原著『水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル』は1999年9月20日発刊)をソフトカバー化して改めて発刊したもの。
- 森文俊、渡部晃平、関山恵太、内山りゅう『水生昆虫観察図鑑 その魅力と楽しみ方』ピーシーズ、2014年7月30日、初版第1刷。ISBN 978-4862131096。
- 中島淳、林成多、石田和男、北野忠、吉富博之『ネイチャーガイド 日本の水生昆虫』文一総合出版、2020年2月4日、初版1刷発行。ISBN 978-4829984116。
- 北野忠、唐真盛人、水谷晃、崎原健、河野裕美「西表島におけるゲンゴロウ類の生息状況 (PDF) 」 『西表島研究2010 東海大学沖縄地域研究センター所報』第5号、東海大学沖縄地域研究センター、2011年、 40-41頁、 ISSN 2185-0011、 NAID 40019261190、2019年3月19日閲覧。
- Anders N. Nilsson (2015) (英語). A World Catalogue of the Family Dytiscidae, or the Diving Beetles (Coleoptera, Adephaga) (Version 1.I. ed.). スウェーデン・ウメオ: University of Umeå(ウメオ大学). pp. 7, 73. オリジナルの2019-07-26時点におけるアーカイブ。 2019年6月18日閲覧。.
注釈
- ^ 森・北山(2002)は「ゲンゴロウ類 Dytiscoidea は鞘翅目・食肉亜目(オサムシ亜目)水生食肉亜目に属する」と述べている[1]。
- ^ ゲンゴロウ属 Cybister および同属を含むゲンゴロウ族 Cybistrini は森・北山(2002)ではゲンゴロウ亜科 Dytiscinae に分類されているが[3]、Anders N. Nilsson の論文(2015)では Dytiscinae 亜科から Cybistrinae 亜科を分離し[5]、ゲンゴロウ族 Cybistrini を Cybistrinae 亜科に分類する学説が提唱されている[6]。中島・林ら(2020)はゲンゴロウ類の分類表(307頁)にてゲンゴロウ属・ゲンゴロウモドキ属を「ゲンゴロウ科 ゲンゴロウ亜科・ゲンゴロウモドキ亜科」として紹介している[7]。
- ^ 鹿児島県では奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島、沖縄県では沖縄諸島(沖縄本島・伊平屋島・伊是名島・屋我地島・久米島)、池間島、八重山列島(石垣島・西表島・与那国島)・南大東島[11]。
- ^ 「奄美市希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく[20][21]。
- ^ 島内の徳之島町・天城町・伊仙町が2012年9月1日付で施行した「希少な野生動植物保護に関する条例」第9条に基づき、2014年1月14日付で新たに指定[22][23]。
- ^ 「竹富町自然環境保護条例」に基づき「特別希少野生動植物種」に指定され[24]、同条例が施行された2017年(平成29年)4月1日以降は町長の許可なく本種個体を捕獲・採取・殺傷または損傷することが禁止されている[25]。
出典
- ^ a b c d 森 & 北山 2002, p. 33.
- ^ 森 & 北山 2002, p. 53.
- ^ a b 森 & 北山 2002, pp. 138-139.
- ^ a b c d 森 & 北山 2002, p. 139.
- ^ A.N.Nilsson 2015, p. 7.
- ^ a b c d A.N.Nilsson 2015, p. 73.
- ^ 中島 et al. 2020, p. 307.
- ^ 森 & 北山 2002, p. 152.
- ^ a b "Cybister rugosus (W. S. MacLeay, 1825)" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2020年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 森 & 北山 2002, p. 156.
- ^ a b c d e f g h 沖縄県 2017, p. 375.
- ^ 東海大学沖縄地域研究センター 2010, p. 6.
- ^ a b c d 森 et al. 2014, p. 68.
- ^ a b c d e f 環境省 2015, p. 250.
- ^ a b 森 & 北山 2002, p. 157.
- ^ 鹿児島県 2003, p. 170.
- ^ a b 中島 et al. 2020, p. 101.
- ^ 環境省 2018, p. 23.
- ^ “レッドリスト(平成26年改訂) > 昆虫類” (日本語). 鹿児島県 (2014年5月7日). 2019年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月19日閲覧。
- ^ “希少野生動植物/鹿児島県奄美市” (日本語). 奄美市 公式サイト. 奄美市 (2013年10月1日). 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
- ^ “奄美大島自然保護ガイドブック~奄美・琉球を世界自然遺産へ~ (PDF)” (日本語). 奄美市 公式サイト. 奄美大島自然保護協議会. pp. 9-10 (2013年10月1日). 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
- ^ “徳之島町/徳之島希少野生動植物(追加指定)” (日本語). 徳之島町 公式サイト. 徳之島町 (2014年1月24日). 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
- ^ “徳之島希少昆虫・野生植物 徳之島版レッドリスト (PDF)” (日本語). 徳之島町 公式サイト. 徳之島地区自然保護協議会 (2012年). 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
- ^ “希少野生動植物及び特別希少野生動植物の指定について” (日本語). 日本・沖縄県八重山郡竹富町: 竹富町. pp. 4,9,11. 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
- ^ “竹富町自然環境保護条例” (日本語). 日本・沖縄県八重山郡竹富町: 竹富町. p. 6. 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。 “希少野生動植物保護区の区域内においては、次に掲げる行為は、町長の許可を受けなければ、してはならない。”
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 219.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 220.
- ^ “希少種ヒメフチトリゲンゴロウの初展示” (日本語). 東京ズーネット. 東京動物園協会 (2017年1月13日). 2019年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月1日閲覧。
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