ソウギョ 利用

ソウギョ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 20:58 UTC 版)

利用

食用

中華料理では、コクレンなどと並んで、重要な食用淡水魚で、中国南部を中心とした各地で養殖が行われ、流通している[14]

通常は、蒸し魚、煮魚、唐揚げスープなどにして食べることが多い。浙江省杭州市浙江料理のひとつ「西湖醋魚」は、水煮にしたソウギョにの風味を効かせたくず餡をかけた名物料理である。福建省清流県寧化県広東省仏山市では、刺身や生の切り身の和え物も伝統的に食べられているが、ソウギョには有棘顎口虫寄生している事が多く、生食は非常に危険である。

観賞

埼玉県をはじめ、各地の内水面漁業協同組合により養殖されており、ニシキゴイのように大型観賞魚として流通している。アルビノ個体も作出、固定されており、盛んに出荷されている。

除草

ゴルフ場等の池で、藻や不要な水草、岸辺の雑草の繁茂を防ぐ目的で、しばしば養殖されたソウギョが購入され導入されている。

ギャラリー

参考文献

関連項目

外部リンク


  1. ^ a b 農業部漁業局編、『2011 中国漁業年鑒』p188、2011年、北京・中国農業出版社、ISBN 978-7-109-16084-2
  2. ^ a b c 埼玉県水産試験場 土屋 実 : ソウギョの生態およびソウギョによる水性雑草防除の展望 雑草研究 Vol.22 (1977) No.1 P1-8
  3. ^ 橋本徳蔵:ソウギョおよびレンギョの稚魚の天然餌料 水産増殖 Vol.9 (1961-1962) No.2 P61-66
  4. ^ 昭和44年行田市に利根大堰ができるまでは、その上流の熊谷市妻沼地先でもハクレンの産卵が見られた。ハクレンジャンプ(巨大魚のジャンプ).埼玉県久喜市HP 2020年7月26日閲覧。
  5. ^ ソウギョ類のフ化装置と活卵率の経時的変化 埼玉県水産試験場研究報告 41号, p.18-28(1982-03)
  6. ^ ソウギョの人工採苗について 埼玉県水産試験場研究報告 42号, p.17-28(1983-03)
  7. ^ 京都府外来生物データ(ソウギョ):京都府 外来生物情報
  8. ^ a b 遊佐暁、Gaston Guido San Cristobal、鄭紫来 (2017). “野尻湖における外来魚の受容過程と資源利用” (PDF). 地域研究年報 (筑波大学人文地理学・地誌学研究会) 39: 113–124. ISSN 1880-0254. http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/~chicho/nenpo/39/06.pdf 2018年9月16日閲覧。. 
  9. ^ 張應松 (2020年10月3日). [big5.xinhuanet.com/gate/big5/m.xinhuanet.com/gd/2020-10/03/c_1126571417.htm “頭一遭,50歲“魚王”過生日”]. 新華網. big5.xinhuanet.com/gate/big5/m.xinhuanet.com/gd/2020-10/03/c_1126571417.htm 2021年3月14日閲覧。 
  10. ^ 青鉛筆『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月28日朝刊、13版、21面
  11. ^ 野尻湖・近鉄前水草復元区にソウギョ侵入 野尻湖水草復元研究会
  12. ^ 木崎湖における車軸藻類の分布(2001~2002) 長野県環境保全研究所研究報告 (1), 29-37, 2005
  13. ^ 江戸川は利根川の分流(派川)で利根川水系である。
  14. ^ 中国綜合養魚の生態・生理学的研究-I 好気的実験条件下におけるソウギョの糞の分解過程 陸水学雑誌 Vol.53 (1992) No.4 P341-354


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