ジョン・ノースロップ ジョン・ノースロップの概要

ジョン・ノースロップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 02:33 UTC 版)

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John Howard Northrop
ジョン・ノースロップ
生誕 (1891-07-05) 1891年7月5日
アメリカ合衆国 ニューヨーク州
死没 1987年5月27日(1987-05-27)(95歳)
アメリカ合衆国 アリゾナ州
国籍 アメリカ合衆国
研究機関 カリフォルニア大学バークレー校
コロンビア大学
ロックフェラー大学
出身校 コロンビア大学
主な受賞歴 ノーベル化学賞 (1946)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者
受賞年:1946年
受賞部門:ノーベル化学賞
受賞理由:酵素とウイルスタンパク質の結晶化

略歴

ニューヨーク州のヨンカーズで生まれた。父親はコロンビア大学の動物学の教授、ジョン・イザイア・ノースロップ、母親はハンター・カレッジの植物学の教授、アリス・リッチ・ノースロップである。1915年コロンビア大学博士号を取得。第一次世界大戦では米陸軍の化学戦部隊でアセトンエタノール発酵によって製造する研究を行っていた。この研究がきっかけで酵素について学ぶこととなった。

1919年にはの消化酵素ペプシンの単離、結晶化に成功し、それがタンパク質であると同定した。さらに1938年にはバクテリオファージの結晶化に世界で初めて成功。それが核酸とタンパク質の混合物であることを示した。彼の業績としてはトリプシン、ペプシノーゲン、キモトリプシン及びカルボキシペプチダーゼの結晶及び単離が挙げられる。酵素を解析するには不純物のない純物質を取り出す必要があり、また構造を知るためには結晶をX線回折して調べる必要がある。そのため、彼の研究は酵素の構造解明に一役買ったといえるだろう。

1916年から1961年までロックフェラー研究所に在籍。1949年にはカリフォルニア大学バークレー校の教授に就任。引退後、アリゾナ州ウィッケンバーグで没。

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