シュテフィ・ネリウス シュテフィ・ネリウスの概要

シュテフィ・ネリウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/21 02:33 UTC 版)

シュテフィ・ネリウス
金メダルを獲得し喜ぶネリウス(2009年世界選手権)
選手情報
フルネーム シュテフィ・ネリウス
国籍 東ドイツ ドイツ
種目 やり投
生年月日 (1972-07-01) 1972年7月1日(51歳)
生誕地 東ドイツ、ベルゲン・アウフ・リューゲン
居住地 ドイツレーヴァークーゼン
身長 178cm
体重 72kg
獲得メダル
ドイツ
陸上競技
オリンピック
2004 アテネ 女子 やり投
世界陸上選手権
2003 パリ 女子 やり投
2005 ヘルシンキ 女子 やり投
2007 大阪 女子 やり投
2009 ベルリン 女子 やり投
ヨーロッパ陸上選手権
2002 ミュンヘン 女子 やり投
2006 イェーテボリ 女子 やり投
編集 

経歴

ネリウスは、旧東ドイツのクラブでスポーツをはじめた当初はバレーボールの選手であった。しかしすぐに陸上競技に競技を変更。元やり投の選手であった母親からコーチを受けた。

ネリウスは、1990年の最後の東ドイツ選手権で5位という結果を残す。翌年のジュニアヨーロッパ選手権で3位となり、初めて国際大会で実績を残した。しかし、その後はドイツ再統一に伴う混乱や、故障、スランプに見舞われ、1990年代で目立った活躍をあまり残すことはなかった。

ネリウスが、再び注目されるようになるのは2000年シドニーオリンピックからである。この大会で彼女は64m84で4位入賞を果たす。この後、ネリウスは2002年のヨーロッパ選手権以降、常に好成績を収めるようになり、大抵のメジャー大会では3位以内となり表彰台に立つようになっていった。2004年のアテネオリンピックでは銀メダルという結果を残している。

好成績を残しても、なかなかメジャー大会で優勝できなかったネリウスであったが、2006年ヨーロッパ選手権で65m82でチェコバルボラ・シュポタコバらを下し、優勝を果たした。

地元ドイツで開催された2009年世界陸上において、1回目の投てきで67m30を記録、そのまま優勝を果たした。

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1996 IAAFグランプリファイナル ミラノ(イタリア) やり投 2位 65m76
1998 ヨーロッパ陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) やり投 6位 62m08
1999 世界陸上選手権 セビリヤ(スペイン) やり投 15位(q) 58m43
2000 オリンピック シドニー(オーストラリア) やり投 4位 64m84
2001 世界陸上選手権 エドモントン(カナダ) やり投 5位 62m08
2002 ヨーロッパ陸上選手権 ミュンヘン(ドイツ) やり投 2位 64m09
2003 世界陸上選手権 パリ(フランス) やり投 3位 62m70
2003 IAAFワールドアスレチックファイナル モンテカルロ(モナコ) やり投 2位 64m25
2004 オリンピック アテネ(ギリシャ) やり投 2位 65m82
2004 オリンピック アテネ(ギリシャ) やり投 2位 65m82
2005 世界陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) やり投 3位 65m96
2005 IAAFワールドアスレチックファイナル モンテカルロ(モナコ) やり投 2位 66m35
2006 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) やり投 2位 65m06
2006 IAAFワールドカップ アテネ(ギリシャ) やり投 1位 63m37
2007 世界陸上選手権 大阪(日本) やり投 3位 64m42
2007 IAAFワールドアスレチックファイナル シュトゥットガルト(ドイツ) やり投 2位 64m90
2008 オリンピック 北京(中国) やり投 5位 65m29
2009 世界陸上選手権 ベルリン(ドイツ) やり投 1位 67m30
  • qは予選

外部リンク




「シュテフィ・ネリウス」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シュテフィ・ネリウス」の関連用語

シュテフィ・ネリウスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シュテフィ・ネリウスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシュテフィ・ネリウス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS