オアシス香港航空 オアシス香港航空の概要

オアシス香港航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 13:13 UTC 版)

オアシス香港航空
IATA
O8
ICAO
OHK
コールサイン
Oasis
設立 2005年2月
運航停止 2008年4月9日
ハブ空港 香港国際空港(HKG)
保有機材数 2機
就航地 6都市
本拠地 中華人民共和国 香港
代表者 スティーブ・ミラー(CEO)
外部リンク http://www.oasishongkong.com/
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概要

オアシス香港航空のボーイング747-400

オアシス香港航空は、香港香港国際空港を拠点とし、主に香港とヨーロッパ北米とを直行、または1〜2回程度の経由で結ぶ、香港初の長距離国際線を専門とした格安航空会社として2005年2月に設立、香港政府により認可された。最高経営責任者CEO)には、元香港ドラゴン航空CEOであったスティーブ・ミラーが就任した。本社は香港の東涌(Tung Chung)地区に位置した。

シンガポール航空が使用していたボーイング747-400型機を調達し、香港国際空港では第2ターミナル、ロンドンはヒースロー空港ではなく、ガトウィック空港を使用した。就航記念運賃として、香港-ロンドン間の片道(エコノミークラス)を1,000香港ドル(当時のレートで約15,000円)で販売した。なおエコノミークラスとビジネスクラスが提供された。

2006年10月26日に香港-ロンドン線に初就航を果たした(当初初フライトは25日の予定だったが、ロシアの航空当局が領空通過の許可を出さなかったため、1日遅れた)。またその後香港-バンクーバー線にも就航した。

これまでの格安航空会社のビジネスモデルとは異なり、長距離をしかも大型機材で運航するというスタイルをとった。その成否によっては、新しいビジネスモデルが開けるということから成否に注目が集まっていたが、原油価格の高騰に対して、格安運賃では採算が取れなくなってきたことや、世界的な経済状況の悪化により国際旅客数が減少したことなどの影響で2008年に入り経営状況が急速に悪化し、2008年4月9日に営業を停止した[1][2][3]

路線

就航予定だった路線

日本への乗り入れは予定されていなかった。

保有機材

保有機材2008年現在)
航空機 機数 座席構成 ノート
ボーイング747-400型機 5 81J/278Y B-LFA, B-LFB(元シンガポール航空機), B-LFC, B-LFD, B-LFE(元ANA機, JA403A)

開業当初は全てリース契約の機材となる。ビジネスクラス81席、エコノミークラス278席を設置。 エアバスA340での運航も検討されていた。

脚注


  1. ^ “格安航空会社の甘泉香港航空が営業停止か”. Record China. (2008年4月9日). https://www.recordchina.co.jp/b17593-s0-c70-d0000.html 
  2. ^ “香港格安航空が運航停止・燃料費高騰受け”. 日本経済新聞. (2008年4月9日). オリジナルの2008年4月13日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/zlmll 
  3. ^ “甘泉航空申請清盤航班停飛” (中国語). 香港商報. (2008年4月9日). オリジナルの2008年12月8日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/fwrGZ 


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