イーホテルショッピングモール イーホテルショッピングモールの概要

イーホテルショッピングモール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 05:54 UTC 版)

イーホテルショッピングモール
E・Hotel Shopping Mall
イーホテル秋田
店舗概要
所在地 010-0921
秋田県秋田市大町2-2-11
座標 北緯39度43分6.9秒 東経140度7分2.3秒 / 北緯39.718583度 東経140.117306度 / 39.718583; 140.117306座標: 北緯39度43分6.9秒 東経140度7分2.3秒 / 北緯39.718583度 東経140.117306度 / 39.718583; 140.117306
開業日 1987年10月8日
正式名称 秋田大町第一生命ビルディング
施設所有者 Colours International
施設管理者 Colours International
商業施設面積 7,759 m²
前身 ファッションアベニューAD
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ホテルメルディア秋田
ホテル概要
ホテルチェーン ホテルメルディア
所有者 メルディアホテルズ・マネジメント株式会社
前身 秋田ワシントンホテル、イーホテル秋田
階数 3 - 10階
部屋数 113室
開業 2023年7月26日
所在地 秋田県秋田市大町2-2-11
公式サイト 公式サイト
補足 2023年7月からリブランドオープン
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概要

秋田駅前に建てられた秋田中央ビルディングに移った本金(現在の西武秋田店)や秋田名店街の跡地などに、コミュニティ・マート事業による再開発第一弾として、「ファッションアベニューAD」、「秋田ワシントンホテル」、「地下イベント広場」、「大町公園橋」の4施設が整備されることになり[2]、このうち、ファッションアベニューADと秋田ワシントンホテルは、第一生命が開発した地下1階地上10階の「秋田大町第一生命ビルディング」に入り、1987年(昭和62年)10月8日 に開業した[2]

同時に整備された地下イベント広場は秋田大町第一生命ビルディングと道路を挟んだ向かい側のダイエー秋田店が核テナントとして入る秋田ニューシティ(2011年建物解体完了)と連絡し、広さは230平方メートルでイベントや展覧会等を催し大町商店街の活性化に資する方針を掲げ[2]、大町公園橋は広小路商店街と結ぶもので街灯などを備えレトロ風に設計された[2]

しかし、その後の競合激化で経営難となった中上層部に入る秋田ワシントンホテルは2007年(平成19年) 8月末で撤退。入居している建物はビジネスホテルを展開するグローカル・ホテルグループ(本社・東京)が買い取り[3]、旧ワシントンホテル部分は9月10日から「イーホテル秋田」として営業を始め[3]、第一生命の子会社、第一ビルディングが下層部で運営していたファッションアベニューADもグローカル社の運営に切り替わった。2009年(平成21年)4月、ファッションアベニューADは商業施設名をイーホテルショッピングモールに改めるが、2012年(平成24年)夏で閉鎖[4]。さらにイーホテル秋田も新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年(令和2年)4月24日から休館となった。ホテル休館を機に、建物を所有するColours International(グローカル・ホテルグループ)は、施設全体を大規模な医療モールとして改装する計画を発表している[5]。(後述するように、Colours Internationalの企業活動停止に伴い、この計画は立ち消えとなる。)

2023年7月からイーホテル秋田はホテルメルディア秋田にリブランドされ営業を行っている[6] [7]

商業施設

ファッションアベニューAD

ファッションアベニューADは地下1階から地上3階までの54店舗で構成(開業時)[2]。客層は若者を中心に中年までを対象とし[2]DCブランドショップや新星堂などの専門店のほか、美容室、飲食店が入った[2]

イーホテルショッピングモール

建物を取得して旧ワシントンホテル跡で「イーホテル秋田」の営業を始めたグローカル・ホテルグループは、地下1階から1階部分に中華料理店や雑貨店を集積した「秋田中華街」をつくる構想を明らかにし、横浜中華街などの飲食店に出店を打診するが、希望者が集まらず「秋田中華街」構想は頓挫した。

2009年(平成21年)4月、秋田ニューシティから撤退したヤマトが、地下1階にスーパーと飲食店で構成の「大町こみち」を開業し、それを機に商業施設名は「イーホテルショッピングモール」に改められた。だが、2010年(平成22年)秋にヤマトは自己破産申請し経営破綻した[4]。こののちテナントは相次ぎ撤退し、2012年(平成24年)夏にモールは閉鎖となった[4]。なお、正面の道路に面した一部店舗は営業を継続している。


  1. ^ a b 伊豆で50年以上続く温泉供給業を譲渡。承継先は、多様なビジネスを手掛ける敏腕経営者”. 株式会社バトンズ (2022年8月25日). 2022年10月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 「コミュニティー・マート再開発、4施設、8日完成、秋田市大町 イベント広場など」『日本経済新聞』地方経済面東北 2頁 1987年10月6日
  3. ^ a b c d 「イーホテル来月進出 ワシントンホテル撤退で」『読売新聞』秋田版 31頁 2007年8月3日
  4. ^ a b c 「イーホテル モール閉鎖へ 今夏めど、ホテルは営業継続 秋田」『朝日新聞』秋田版 29頁 2012年3月13日
  5. ^ a b c 巨大複合型医療モールが秋田市に誕生します!』(プレスリリース)株式会社COLOURS INTERNATIONAL、2020年12月18日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000069944.html2021年4月25日閲覧 
  6. ^ a b c ご挨拶”. メルディアホテルズ・マネジメント株式会社. 2023年8月1日閲覧。
  7. ^ a b c 旧イーホテル秋田リブランド”. メルディアホテルズ・マネジメント株式会社. 2023年8月1日閲覧。
  8. ^ a b 「秋田ワシントンホテル、8月に営業終了、競争激化で採算困難で」『日本経済新聞』地方経済面東北 2頁 2007年4月20日
  9. ^ 「藤田観光、ワシントンホテル撤退検討 秋田駅周辺競争激化で」『読売新聞』秋田版 31頁 2007年4月19日
  10. ^ イーホテル秋田アネックス”. イーホテル秋田アネックス. 2021年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月27日閲覧。
  11. ^ 全館貸切のため館内サービス停止期間のご案内”. イーホテル秋田アネックス. 2023年7月27日閲覧。
  12. ^ イーホテル秋田アネックス 宿泊プラン一覧”. 楽天トラベル. 2023年10月23日閲覧。
  13. ^ 秋田市】「イーホテル秋田」がリブランドし「ホテルメルディア秋田」になっていました。イーホテル秋田アネックスは引き続き営業中です。”. 号外NET (2023年9月6日). 2023年10月23日閲覧。
  14. ^ イーホテル秋田契約駐車場のご案内”. イーホテル秋田アネックス. 2023年10月23日閲覧。
  15. ^ 「レストランカマクラ」がオープンしました。”. メルディアホテルズ・マネジメント株式会社. 2023年10月23日閲覧。
  16. ^ 秋田市のビジネスホテルが大規模医療モールへ”. Yahoo!JAPANニュース. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月21日閲覧。
  17. ^ 土地抱き合わせ融資 不動産会社「リベレステ」社長ら3人逮捕 出資法違反容疑”. 産経新聞社 (2023年5月25日). 2023年6月27日閲覧。
  18. ^ 8887 リベレステ 取引(主な資産及び負債の内訳)”. IR BANK. 2023年6月27日閲覧。
  19. ^ 「スーパー経営の「ヤマト」 事業停止、破産申請へ 大手と競合、売り上げ減」『秋田魁新報』2010年10月26日付


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