アルザオ アルザオの概要

アルザオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 02:23 UTC 版)

アルザオ
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1980年2月28日
死没 2007年7月19日(27歳没)
Lyphard
Lady Rebecca
母の父 Sir Ivor
生国 アメリカ合衆国
生産者 Shira Racing[1]
馬主 ジャン=リュック・ラガルデール[c 1]
競走成績
生涯成績 12戦4勝[c 1]
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経歴

ジャン=リュック・ラガルデール所有の元でイギリスフランスイタリアで競走馬生活を送り、イタリアの重賞エリントン賞(G3)を優勝、その他フランスでラ・クープ・ド・メゾンラフィット(G3)で2着に入っている。その競走成績はさほど強調できるほどものではなかったが、アイルランドのラスバリースタッドを経営するリアム・キャッシュマンが種牡馬としての可能性を見出して購入を打診[c 1]1985年から同牧場で種牡馬入りした[1]

初年度産駒からアイルランド最優秀2歳牝馬となったPass the Peace、アメリカでビヴァリーヒルズハンデキャップに勝ったAlcandoなどを出す成功を収め[1]、1990年からはクールモアスタッドで供用されるようになった。アルザオは15頭のG1優勝馬を輩出したが、活躍馬にはAlpride(イエローリボンステークス)やシャトゥーシュ(オークス)など牝馬が多く、フィリーサイアーとみなされている[2]。2005年4月27日には産駒のステークスウィナーの頭数が100頭の大台に達した[1]。2005年時点の種付け料は7,500ユーロであった[1]。2006年に種牡馬を引退し、アイルランドクールモアのキャッスルハイド分場で余生を過ごした[3]。2007年死亡。

日本では、繁殖牝馬として日本輸入された産駒の1頭であるウインドインハーヘア三冠馬・ディープインパクト(父・サンデーサイレンス)を産んだことが、アルザオの名前を広く知らしめる契機となった。他の産駒ではチェヴァリーパークステークスなどに勝ったカプリッチョーサが繁殖牝馬として日本に輸入され、中山牝馬ステークス優勝馬ニシノブルームーンを産んでいる。母の父(BMS)としてはタイムパラドックス、Aussie Rules(仏2000ギニー)、Relaxed Gesture(カナディアンインターナショナルステークス)などを出している。

主な産駒


アルザオ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 リファール系
[§ 2]

Lyphard 1969
父の父
Northern Dancer 1961
Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
父の母
Goofed 1960
Court Martial Fair Trial
Instantaneous
Barra Formor
La Favorite

Lady Rebecca1971
Sir Ivor 1965 Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Attica Mr. Trouble
Athenia
母の母
Pocahontas II 1955
Roman Sir Gallahad
Buckup
How Princequillo
The Squaw
母系(F-No.) (FN:9-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Mahmoud 5×5=6.25%
PharosFairway 5・5=6.25%
Pharamond=Sickle 5・5=6.25%
Princequillo 5・4=9.38%
[§ 4]
出典
  1. ^ [4]
  2. ^ [c 2][4]
  3. ^ [4]
  4. ^ [4]


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