アナスタシア・ロディオノワ アナスタシア・ロディオノワの概要

アナスタシア・ロディオノワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 22:39 UTC 版)

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アナスタシア・ロディオノワ
Anastasia Rodionova
アナスタシア・ロディオノワ
基本情報
フルネーム Anastasia Ivanovna
Rodionova
国籍 ロシア オーストラリア
出身地 タンボフ
居住地 ビクトリア州メルボルン
生年月日 (1982-05-12) 1982年5月12日(36歳)
身長 167cm
体重 59kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1997年
ツアー通算 11勝
シングルス 0勝
ダブルス 11勝
生涯獲得賞金 3,630,707 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2007・08)
全仏 3回戦(2010・11)
全英 3回戦(2010)
全米 3回戦(2006・09)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2011・16)
全仏 ベスト8(2011)
全英 ベスト8(2002・11・14)
全米 ベスト4(2010)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト8(2011)
全仏 ベスト8(2015)
全英 準優勝(2003)
全米 ベスト4(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 62位(2010年8月16日)
ダブルス 15位(2014年9月8日)
獲得メダル
テニス
コモンウェルスゲームズ
2010 デリー 女子シングルス
2010 デリー 女子ダブルス
2010 デリー 混合ダブルス
2017年9月10日現在

来歴

ロディオノワは1997年に15歳でプロ入りしたが、女子テニスツアーの下部組織の大会で長い下積み生活を送った。4大大会初挑戦は2001年ウィンブルドンであったが、長い間予選敗退の壁にぶつかっていた。(予選会は、3試合を勝ち抜かないと本戦出場権を得られない。)ようやく2003年ウィンブルドンで宿願の本戦初出場を果たし、シングルスは1回戦でビルジニ・ラザノフランス)に敗れたが、アンディ・ラムと組んだ混合ダブルスで決勝に勝ち進む。この大舞台で、2人はリーンダー・パエスインド)&マルチナ・ナブラチロワアメリカ)組と対戦した。ロディオノワとラムは、パエスとナブラチロワに 3-6, 3-6 のストレートで敗れ、当時46歳だった大ベテランのナブラチロワは、1995年以来8年ぶり4度目の混合ダブルス優勝により、ウィンブルドン選手権総計「20勝」の歴代1位タイ記録を樹立した。

2004年全米オープンにて

この経験の後、ロディオノワは再び4大大会で予選会の厚い壁に悩んだ。2005年11月、ロディオノワはカナダケベックシティ大会のダブルスで同じロシアエレーナ・ベスニナとペアを組み、ようやく女子ツアー大会でダブルス初優勝を果たした。2006年全仏オープンからは、4大大会シングルスにも連続出場できる力をつけ、同年の全米オープンで初の3回戦に進出する。この3回戦で、ロディオノワは2004年全米オープン優勝者のスベトラーナ・クズネツォワに 3-6, 0-6 で敗れた。2007年5月、彼女はポルトガルエストリル大会で1年半ぶりの女子ツアー大会ダブルス2勝目を果たした。

2009年全米オープンで3年ぶり2度目の3回戦進出があり、カテリナ・ボンダレンコウクライナ)に 6-7(4-7), 4-6 のストレートで敗れた。同年12月10日、ロディオノワはオーストラリア市民権の取得を認められた。2010年以後は、オーストラリア国籍の選手としてトーナメントに出場している。

2010年はオランダスヘルトーヘンボス大会のダブルスで3勝目を挙げ、全米オープンの女子ダブルスでカーラ・ブラックと組んでベスト4に進出している。2010年コモンウェルスゲームズにオーストラリア代表として出場し、シングルスと女子ダブルスで金メダル、混合ダブルスで銀メダルを獲得した。

2011年は全豪オープン全仏オープンウィンブルドンのダブルスでベスト8に進出した。全豪はカーラ・ブラック、全仏とウィンブルドンはナディア・ペトロワと組んだ。

2012年のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。ヤルミラ・ガイドソバと組んでダブルスに出場し、1回戦でロシアのエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組に 1-6, 4-6 で敗れた。

WTAツアー決勝進出結果

ダブルス: 24回 (11勝13敗)

大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (0–0) プレミア (3-3)
ティア III (1-2) インターナショナル (6-5)
ティア IV & V (1-3)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2001年7月29日 ソポト クレー ユリア・ベイゲルジマー ヨアネット・クルーガー
フランチェスカ・スキアボーネ
4–6, 0–6
準優勝 2. 2005年10月9日 タシケント ハード ガリナ・ボスコボワ マリア・エレナ・カメリン
エミリー・ロワ
3–6, 0–6
優勝 1. 2005年11月6日 ケベックシティ ハード
(室内)
エレーナ・ベスニナ リガ・デクメイエレ
アシュリー・ハークルロード
6–7, 6–4, 6–2
準優勝 3. 2006年2月19日 バンガロール ハード エレーナ・ベスニナ リーゼル・フーバー
サニア・ミルザ
3–6, 3–6
優勝 2. 2007年4月30日 エストリル クレー アンドレア・エリット=ヴァンク ルルド・ドミンゲス・リノ
アランチャ・パラ・サントンハ
6–3, 6–2
準優勝 4. 2007年5月14日 フェズ クレー アンドレア・エリット=ヴァンク サニア・ミルザ
バニア・キング
1–6, 2–6
準優勝 5. 2007年10月1日 タシケント ハード タチアナ・ポウチェク エカテリーナ・ゼハレビッチ
アナスタシア・ヤキモワ
6–2, 4–6, [7–10]
準優勝 6. 2010年2月28日 クアラルンプール ハード アリーナ・ロディオノワ 鄭潔
詹詠然
7–6, 2–6, [7–10]
準優勝 7. 2010年5月22日 ストラスブール クレー アーラ・クドゥリャフツェワ バニア・キング
アリーゼ・コルネ
6–3, 4–6, [7–10]
優勝 3. 2010年6月19日 スヘルトーヘンボス アーラ・クドゥリャフツェワ バニア・キング
ヤロスラワ・シュウェドワ
3–6, 6–3, [10–6]
準優勝 8. 2011年10月22日 モスクワ ハード
(室内)
ガリナ・ボスコボワ バニア・キング
ヤロスラワ・シュウェドワ
6-7(3), 3-6
優勝 4. 2012年2月12日 パタヤ ハード サニア・ミルザ 詹詠然
詹皓晴
3–6, 6–1, [10–8]
優勝 5. 2013年1月5日 オークランド ハード カーラ・ブラック ユリア・ゲルゲス
ヤロスラワ・シュウェドワ
2–6, 6–2, [10–5]
優勝 6. 2013年9月15日 ケベック・シティー ハード
(室内)
アーラ・クドゥリャフツェワ アンドレア・フラバーチコバ
ルーシー・ハラデツカ
6–4, 6–3
準優勝 9. 2013年10月20日 モスクワ ハード
(室内)
アーラ・クドゥリャフツェワ スベトラーナ・クズネツォワ
サマンサ・ストーサー
1–6, 6–1, [8–10]
優勝 7. 2014年1月4日 ブリスベン ハード アーラ・クドゥリャフツェワ クリスティナ・ムラデノビッチ
ガリナ・ボスコボワ
6-3, 6-1
準優勝 10. 2014年2月2日 パタヤ ハード アーラ・クドゥリャフツェワ 彭帥
張帥
6–3, 6–7(5), [6–10]
優勝 8. 2014年2月22日 ドバイ ハード アーラ・クドゥリャフツェワ ラケル・コップス=ジョーンズ
アビゲイル・スピアーズ
6–2, 5–7, [10–8]
優勝 9. 2014年10月12日 天津 ハード アーラ・クドゥリャフツェワ ソラナ・チルステア
アンドレヤ・クレパーチ
7–6(6), 2–6, [8–10]
準優勝 11. 2015年3月8日 モンテレイ ハード アリーナ・ロディオノワ ガブリエラ・ダブロウスキー
アリシア・ロソルスカ
3–6, 6–2, [3–10]
優勝 10. 2016年6月25日 イーストボーン ダリア・ユラク 詹皓晴
詹詠然
5–7, 7–6(4), [10–6]
準優勝 12. 2016年7月24日 スタンフォード ハード ダリア・ユラク ラケル・アタウォ
アビゲイル・スピアーズ
6–3, 6–4
優勝 11. 2017年3月4日 アカプルコ ハード ダリア・ユラク ベロニカ・セペデ・ロイグ
マリアナ・ドゥケ・マリノ
6–3, 6–2
準優勝 13. 2018年5月26日 ストラスブール クレー ナディヤ・キチェノク ミハエラ・ブザルネスク
ラルカ・オラル
5–7, 5–7



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