アキュラ・ILX アキュラ・ILXの概要

アキュラ・ILX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 14:27 UTC 版)

アキュラ・ILX
DE1/2/3型
アキュラ・ILX
アキュラ・ILX Hybrid
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間 2012年 - 2022年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン LEA型 1,497cc 直列4気筒SOHC i-VTEC
R20A型 1,997cc 直列4気筒SOHC i-VTEC
K24Z型 2,354cc 直列4気筒DOHC i-VTEC
K24W型 2,356cc 直列4気筒DOHC i-VTEC
モーター 薄型DCブラシレスモーター
変速機 5速AT/6速MT/8速DCT
サスペンション
サス前 マクファーソンストラット
サス後 ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,549mm
全幅 1,793mm
全高 1,412mm
系譜
先代 アキュラ・CSX
テンプレートを表示

概要

カナダ専売車種であったアキュラ・CSXに代わる、9代目シビックをベースにした[1]エントリレベルの車両で、米国においても販売される[2]

ガソリンエンジンおよびハイブリッドのコンセプトカーが、2011年の北米国際オートショーで発表され[3] 、量産仕様は2012年のシカゴオートショーで発表された。 2012年4月23日に、オハイオ州のメアリズベル工場で生産を開始した。

シビックベースであるが、ボディサイズが異なり、全長は長くなり、全高は低くなっている。加えて、ボンネットやフロントバンパービームがアルミニウム合金製となり、遮音性の高いフロントガラスやサイドガラスの採用や吸音材の追加などが行われ、静寂性が高められている[4]ハイテン材の使用率を増やし剛性が高められ、ステアリングシャフトを大径化し、ステアリングレシオはクイック化された。サスペンションでは、低フリクションブッシュを採用し、2代目RDXに初採用された振幅リアクティブダンパーを全モデル標準搭載している。

エンジンは、5速ATモデルにはシビックより排気量が大きい2.0 L直列4気筒R20A型を、6速MTモデルにはシビックSiと同様の2.4 L直列4気筒K24Z型を搭載し、アキュラ初のハイブリッドモデルには、3代目シビックハイブリッドと同様の、113 PS/5,500 rpm、172 N·m(17.5 kg·m)/1,000 - 3,500 rpmを発生する1.5 L直列4気筒LEA型を搭載する。ハイブリッドモデルでは、より街中での運転がしやすくなるようにスロットルセッティングが調節された。ハイブリッドモデルの燃費は、39/38 mpg(EPA city/highway)となっている。

オプションではプレミアムパッケージとテクノロジーパッケージの2種類を用意されている。プレミアムパッケージではアクティブノイズコントロールや、運転席の8ウェイパワーシート、2ウェイシートヒーター、HIDヘッドランプ、7スピーカーオーディオなどがあり、テクノロジーパッケージでは10スピーカーアキュラ/ELSサラウンドシステムや、ナビゲーションシステムが搭載される。

2016年のマイナーチェンジ

2016年モデルではマイナーチェンジが行われ、2015年2月に販売を開始した。エンジンは従来の2.0 Lからアースドリームテクノロジー採用の直噴2.4 L直列4気筒エンジンに置き換えられ、最高出力は152 PSから204 PSに大幅にアップした。トランスミッションは8速DCTを新たに採用。MTモデルは廃止された。ボディでは次世代衝突安全ボディACEを採用。LED Jewel Eyeヘッドライトや次世代AcuraLink、AcuraWatchなど最新のアキュラモデルの装備にアップデートされている。

2018年のマイナーチェンジ

2018年9月、アキュラはILXのマイナーチェンジを発表した。エクステリアに大幅な変更が加えられ、フロントグリルは同社の新しいデザインであるダイヤモンドペンタゴングリルに変更され、テールライトもより角張ったデザインになった。また、リアのナンバープレートの取り付け位置はトランクからリアバンパーに変更された。インテリアは全体的なデザインこそ大きく変更はないが、一部のモデルで新色が追加されている。インフォテインメントシステムも更新され、同じシステムだが過去モデルと比較して30%高速化された。AcuraWatchは、すべてのモデルで標準装備となった。パワートレインは従来モデルから変更されていない。ILX A-Specでは外観がよりアグレッシブになものになった。18インチのホイール、ウルトラスエードインサート付きの赤または黒の本革シート、アルミニウムペダルなどが装備されている。2019年モデルの価格は以前のモデルよりも安価で、25,900ドルからとなっている。

搭載エンジン




「アキュラ・ILX」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アキュラ・ILX」の関連用語

アキュラ・ILXのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アキュラ・ILXのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアキュラ・ILX (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS