りゅう座デルタ星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/01/14 14:52 UTC 版)
| りゅう座δ星[1] Delta Draconis |
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|---|---|
| 仮符号・別名 | アルタイス[2], Altais[3][4] |
| 星座 | りゅう座 |
| 視等級 (V) | 3.07[1] |
| 位置 元期:J2000.0[1] |
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| 赤経 (RA, α) | 19h 12m 33.30197s[1] |
| 赤緯 (Dec, δ) | +67° 39′ 41.5456″[1] |
| 赤方偏移 | 0.000082[1] |
| 視線速度 (Rv) | 24.71km/s[1] |
| 固有運動 (μ) | 赤経: 95.74 ミリ秒/年[1] 赤緯: 91.92 ミリ秒/年[1] |
| 年周視差 (π) | 33.48 ± 0.10ミリ秒[1] （誤差0.3%） |
| 距離 | 97.4 ± 0.3 光年[注 1] （29.87 ± 0.09 パーセク[注 1]） |
| 絶対等級 (MV) | 0.69[注 2] |
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δ星の位置
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| 物理的性質 | |
| 半径 | 11 R☉[5] |
| 質量 | 2.5 M☉[5] |
| 自転速度 | 17 km/s[6] |
| スペクトル分類 | G9III [1] |
| 光度 | 63 L☉[5] |
| 表面温度 | 4,830 K[5] |
| 色指数 (B-V) | +1.00[6] |
| 色指数 (U-B) | +0.78[6] |
| 色指数 (R-I) | +0.51[6] |
| 年齢 | 7.0×108 年 |
| 別名称 | |
| 別名称 | |
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概要
G型スペクトルの巨星。既に中心核ではヘリウム核融合により炭素と酸素が作られており、将来は白色矮星となると予測されている[5]。地球から約82秒離れて見える恒星と二重星となっているが、この2つの恒星が連星系を成しているかは定かではない[5]。仮に連星であるとしたら、A星とB星は少なくとも2,500auは離れており、公転周期は75,000年以上になると見積もられている[5]。
名称
固有名はアルタイス[2] (Altais[3][4])。この呼び名について、「元々はアラビアの星座の名前として使われていた、アラビア語で「牡山羊」を意味する al-tais に由来する[2]」という説が巷間広まっているが、この名前が使われた星座は実在せず、誤りである[3]。正しくは、他のりゅう座の星と同じくアラビア語で「蛇」を意味する al-tinnīn に由来している[3]。2016年8月21日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Altais をりゅう座δ星の固有名として正式に承認した[4]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “SIMBAD Astronomical Database”. Results for del Dra. 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b c 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版第4刷、142頁。ISBN 978-4-7699-0825-8。
- ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 35. ISBN 978-1-931559-44-7.
- ^ a b c “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g Jim Kaler. “Altais”. STARS. 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b c d 輝星星表第5版
[前の解説]
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