みんなのうた
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映像・歌詞が変更された楽曲
初回放送時と後年の再放送では映像・歌詞が変更された楽曲がいくつか存在する。以下はその例である。なお曲名の隣の数字は初回放送年月である。
映像が変更された楽曲
放送中に変更された楽曲
- 『金ぴらふねふね』(1961年12月 - 1月):12月は実写、1月は木馬座の影絵を使用。
- 『空に小鳥がいなくなった日』(1972年6月 - 7月):6月は通常バージョン(別曲と2本立て)だったが、7月は同時期では珍しい5分バージョンで放送した。その後2015年6月 - 7月に再放送の時は5分バージョンを放送したが、2020年6月 - 7月再放送時は通常バージョンを放送した。
- 『アスタ・ルエゴ 〜さよなら月の猫〜』(1977年2月 - 3月):当初は未完成版を放送したが、途中から完成版に差し替えた。再放送では2015年に完成版が放送されるまで未完成版が放送された。
- 『父さんのつくった歌』(1982年12月 - 1月):12月は「扉の国」バージョン、1月は「星のきかんしゃ」バージョンが放送された。また1984年11月23日放送の『特集みんなのうた』では「星のきかんしゃ」バージョンが放送された。
- 『桜、舞う』(1992年2月 - 3月):満開の桜の実写風景をバックに和服の女性(演:北平千也孝)が躍る合成映像が、途中から桜の実写映像のみに変更。
- 『レレの青い空』(2005年6月 - 7月):男性がマンホールから落下するシーンが、タコに吸い上げられるシーンに変更。2005年6月5日に京都市左京区で4歳の女児がマンホールに誤って転落し、水死した事故を受けての変更と思われる[12]。
- 『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』(2008年8月 - 9月):2008年8月の放送では少女が登場するアニメーションであったが、9月の放送より少年が登場するアニメーションにリニューアルした。以降は少年バージョンのみ再放送される。
- 『エコー〜こだまする歌〜』(2018年2月 - 3月):2018年2月5日までの放送ではセキセイインコだった鳥が、放送休止後の14日以降野生の青い鳥に変更。
再放送で変更された楽曲
- 『鳩笛』(1974年12月 - 1975年1月):初回放送では実写と林静一の絵が使用されたが、再放送では実写のみになる。発掘されたのは再放送版のみ。
- 『北風小僧の寒太郎』(1974年12月 - 1975年1月):東京都の実写風景をバックにアニメの寒太郎を合成していたが、東京の風景が変化したため1977年頃からオールアニメーションとなった。
- 『ドラキュラのうた』(1975年8月 - 9月):ドラキュラがマントを広げるシーンと注射器で血を吸われるシーンが、1980年以降では変更される[注 18]。
- 『コンピューターおばあちゃん』(1981年12月 - 1982年1月):不適切な静止画が含まれていたことが2010年に判明したため、翌年以降の放送では静止画の写真の部分が全てイラストに変更。
- 『アップル・パップル・プリンセス』(1981年12月 - 1982年1月):映像の随所に登場する外国人の肖像画が、2008年以降では塗りつぶされている。
- 『バナナ村に雨がふる』(1987年8月 - 9月):1番と2番の歌い出し部分で子供や動物が窓を覗く場面が、初放送と初期再放送ではバナナ(1番)やイチゴ(2番)が一緒に映されていたが、後の再放送で省かれた。
- 『琥珀の魔法』(1993年10月 - 11月):「豆の粒もこぼれそうに うかれて」の部分の少女が豆の入ったかごを持っていなかったが、1995年以降から豆の入ったかごを持つようになる。
- 『また明日』(1994年8月 - 9月):再放送される度に異なる映像が使用された。
- 『まゆげの唄』(1999年8月 - 9月):男性が船から転落するシーンが、2007年以降の再放送では落ちなくなる。
- 『恋のスベスベマンジュウガニ』(2003年8月 - 9月):曲のテーマであるスベスベマンジュウガニが毒ガニであることを受け、12月の再放送では衝立と雑誌のシーンに毒ガニの文字が追加された。
上記以外にも1997年12月に発生した「ポケモンショック」の影響を受け、事件発生以前の作品を中心に一部のアニメーションにスロー修正や減光処理が施された楽曲が存在する。一例を挙げると『WAになっておどろう 〜イレ アイエ〜』(1997年4月 - 5月)は2004年の再放送から点滅の激しいシーンがスロー修正されている。
DVDで変更された楽曲
- 『切手のないおくりもの』(1982年10月 - 11月):5番の「広い世界に立った一人の 私の好きなあなたへ」の部分が風鈴の映像に変更。縁日の綿菓子の袋にアニメキャラクターが映り込んでいたことに対する差し替えと思われる。
- 『トレロカモミロ』(1970年2月 - 3月):映像の途中に「ゲルニカ」が登場し、DVDでは著作権の関係上、別の絵に差し替え。
歌詞が変更された楽曲
放送中に変更された楽曲
- 『川』(1978年8月 - 9月):8月の放送では2番を歌唱、9月は3番を歌唱した。
- 『学校坂道』(1984年4月 - 5月):1番の「毎朝」を「毎日」と誤って歌唱していたため、再レコーディングをした。
- 『合格ロックンロール』(1991年2月 - 3月):人格を傷付けるという苦情を受け、2番の「生まれついての出来不出来」を「人と違っての出来不出来」に変更。
再放送で変更された楽曲
- 『バケツの穴』(1968年8月 - 9月):1972年でのみラストの熊倉一雄の台詞「くめない、くめないじゃない、えーっ」が「くめないよ、ウワーン」と泣き叫びに代わっていた(その後の再放送では初回版に戻っている)。
- 『ごめんなさい』(1970年10月 - 11月):1975年では3番の「…×」から「…出来ません」になり、6番では「…?」がテロップ無しとなり、また3番のなべおさみの台詞は「出来るわけねぇじゃん!」と代わり、更に4月の時の再放送は、何故か6番が端折られた。発掘では1975年版を放送したが、ニュープリントとなったため、過去の放送では無かった「アアア」と、最後の台詞「そうか、別にあやまることないンだ」が追加された。
- 『想い出のグリーングラス』(1974年8月 - 9月):初回では上條恒彦と東京放送児童合唱団の歌だったが、1975年2月 - 3月に再放送された時は上條のソロに変更、その後1976年4月 - 5月・1978年8月 - 9月に再放送された時も上條のソロだったが、2014年10月 - 11月と2022年6月 - 7月に再放送された時は上條・合唱団バージョンが放送された。なお歌手テロップには一貫して東京放送児童合唱団がクレジットされた。
- 『ぼくらは三つ子の男の子』(1978年4月 - 5月):初回では「クリケッツ」歌唱版が使用されたが、1年後の1979年4月 - 5月に再放送された時はクリケッツではなく、当時日本コロムビアから発売されたカバー版を歌っていた「SPSシンガーズ」に変更された。しかし2012年3月19日放送の『発掘SP』版や、2018年4月 - 5月にラジオのみで再放送された際は、クリケッツ版を放送した。
- 『夢みるパワー』(1981年4月 - 5月):初回ではテレビ・ラジオとも3番を省略して放送、その後1981年12月 - 1982年1月に再放送された時は、テレビ版は初回と同じく3番を省略したのに対し、ラジオ版はコーダを省略して放送した。
- 『ごっつぉさま』(1997年6月 - 7月):1997年6月16日に急遽放送が中止され[注 19]、翌年2月の再放送にて「おめぇらの命いただきます」を「たいせつに命いただきます」に変更。恐らく「おめぇらの命いただきます」という言葉が動物の命を食べている食文化には暴言のような言葉でふさわしくないと思われているが、不明。
歌詞の字幕によるミスで修正された楽曲
- 『メゲメゲルンバ』(1981年10月 - 11月):「次々に」「シェイアップ」「昔ばなしをする」と誤って表示されたため、再放送では「次々」「シェイプアップ」「昔ばなしする」とそれぞれ修正された。
- 『オナカの大きな王子さま』(1983年2月 - 3月):「空とぶじゅたんに乗りたいな」と誤って表示されたため、2020年度における再放送では「空とぶじゅうたんに乗りたいな」に修正された。なおDVDは修正前のままである。
- 『は・じ・め・て』(1987年12月 - 1988年1月):「ほおっぺたにキスされちゃった」と誤って表示されたため、1991年度における再放送では「ほっぺたにキスされちゃった」に修正された。
- 『Dr.プップクプー』(1999年8月 - 9月):1番の「0点テストも パクッとかたずける」と誤って表示されたため、2023年度における再放送では「0点テストも パクッとかたづける」に修正された。
- 『紅芋娘』(2005年6月 - 7月):「座気味城も比謝川も」と誤って表示されたため、2015年度における再放送では「座喜味城も比謝川も」に修正された。
注釈
- ^ 「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」だけは2008年(平成20年)9月にリニューアル。
- ^ 1994年8月 - 9月放送の『チュンチュンワールド おげんきたいそう』は、放送時間が210秒とこの時期では珍しく長く、時間が極めて短い『また明日』と2本立てで放送された。
- ^ 本番組での初回放送時のみ歌手名に吉岡聖恵(いきものがかり)がクレジットされていたが、キョエちゃんの担当声優を非公表としている事情から間もなく修正された(実際に吉岡が担当しているのか、吉岡を含む複数人での担当なのかも、出演者にすら明らかにされていない)。
- ^ 実際にハイビジョン制作であることがNHKアーカイブスの番組表検索で確認できる。
- ^ ただし本来ハイビジョン制作である楽曲が4:3の標準サイズで再放送されるケースも存在する。
- ^ シングル『Little Chance』(アナログレコード・CD・カセットで発売)のカップリングに収録されたバージョンは、放映された音源と歌い回しが異なり少しテンポが速いため、改めて録音されたものと思われる。市販音源版は2番の後でサビの繰り返しがある。
- ^ 篠原涼子を除く6人。
- ^ YOASOBIのライブでは、逆にミドリーズが参加せず、Ikura(幾田りら)が単独で歌唱したバージョンが披露されたことがある。
- ^ 書籍の刊行時期である2004年3・4月に再放送されている。
- ^ 1960年代まではこの後「今日も元気に歌いましょう」のナレーションが加わった。
- ^ 3代目:12パターン、4代目:4パターン、5代目:9パターン、6代目:9パターン。いずれもランダムで使用。
- ^ このロゴタイトルは後年の再放送においても同じものを使用することが多い。
- ^ このオープニング使用期間中に唯一テレビでの再放送が行われていない。
- ^ a b 2022年度のNHK改編が2022年4月4日になったため、同年3月放送曲は4月3日まで延長された。
- ^ 2019年7月までは「これで、『みんなのうた』を終わります」だった。
- ^ 2019年7月までは「これで、『みんなのうた』を終わります」だった。
- ^ 2019年7月までは「これで、『みんなのうた』を終わります」だった。
- ^ DVDおよび2011年に放送された「年代別セレクション」では修正前の映像。
- ^ 代わりに「わたしのふるさと」(1997年2月 - 3月)が放送された。
- ^ フライングドッグなどの子会社やSPEEDSTAR RECORDSなど社内カンパニーの管理分を含む。
- ^ 「NHKみんなのうた 60 アニバーサリー・ベスト」では、「リンゴの森の子猫たち」(飯島真理。ビクターエンタテインメント扱いながら、アニメ音楽として原盤権はフライングドッグも保持)がポニーキャニオン発売分に収録されている。
出典
- ^ a b c d e f 「NHKテレビ『みんなのうた』30周年 バックの絵に魅力 大ヒットし紅白出場」『読売新聞』1991年4月25日付東京夕刊、13頁。
- ^ みんなのうた おお牧場はみどり - NHK放送史
- ^ a b c d e 「NHK「みんなのうた」名曲、愛唱歌生み35年 母と子へ966のメロディー」『読売新聞』1996年3月27日付東京夕刊、9頁。
- ^ 川崎龍彦「このうたにスポット! 1970年代〜 オリジナル文化発信へ『山口さんちのツトム君』『南の島のハメハメハ大王』」『NHKみんなのうた』2020年6・7月号、64頁。
- ^ “ワルイコソーラン”. NHKみんなのうた. 2023年5月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “「発掘プロジェクト」みんなのうたを愛するみなさんへ | NHK”. NHK みんなのうた. 2023年2月18日閲覧。
- ^ 毎日新聞、2007年3月3日付
- ^ 『そして「みんなのうた」は生まれた#6〜こんど、君と』(NHK Eテレ、2021年4月24日初回放送)より。
- ^ “ボカロ曲は史上初!40mP新曲がNHK「みんなのうた」に”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2013年6月1日) 2014年12月21日閲覧。
- ^ “NHKみんなのうた「しかくい涙」に関しまして”. shibuya_no_label. 2023年11月17日閲覧。
- ^ a b c 2011年4月より追加
- ^ “京都のマンション マンホール転落死事故 業務上過失致死で書類送検”. 管理人はつらいよ マンション管理最前線 (2013年7月). 2021年8月11日閲覧。
- ^ “愛されて50年♪みんなのうた新春スペシャル!”. www.nhk.or.jp. 2023年2月18日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス(番組)|これまでの放送”. www.nhk.or.jp. 2023年2月18日閲覧。
- ^ “井ノ原快彦、放送60周年『みんなのうた』大使に「みんなが知っている歌がある」”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “『みんなのうた60』特番で上白石萌音が歌う 井ノ原快彦「皆さんと一緒に紐解いていきたい」”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ a b “小田和正『みんなのうた』60年記念曲を制作「みんなの気持ちを少しでも明るく」”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “『みんなのうた』“還暦”生特番 小田和正制作の記念ソング「こんど、君と」SP映像公開”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “『みんなのうた60』大使の井ノ原快彦、V6の絆を感じた20年前の捻挫「僕のことも背負って歌ってくれた」”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “NEWS、日向坂46も出演『みんなのうた60フェス』曲目決定”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ a b “アンバサダー・井ノ原快彦、NHK『みんなのうた』60周年フィナーレ特番盛り上げる”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “井ノ原快彦、NHK「みんなのうた」60年特番に出演 小田和正からメッセージも”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “『そして“みんなのうた”は生まれた』 大好評につき第2弾放送決定”. ORICON NEWS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “吉田山田、『みんなのうた』放送開始60年プロジェクトのドキュメント番組に出演”. BARKS. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “井ノ原快彦「100年まで頑張ってほしい」 『みんなのうた60』特番3・5放送”. ORICON NEWS. 2022年2月25日閲覧。
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