野獸派とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 野獸派の意味・解説 

やじゅう‐は〔ヤジウ‐〕【野獣派】

読み方:やじゅうは

フォービスム


フォーヴィズム

読み】:フォーヴィズム
【英】:FAUVISME
別称】:野獣派

野獣派。20世紀初頭のフランス絵画運動で、絵画における純粋な色彩高揚目指した。理論的な運動というよりは交友関係の中から自然発生的に生まれ代表的な画家としてはマティスルオードランヴラマンクデュフィ、ヴァン・ドンゲンなどがあげられる1905年、この画家たちサロン・ドートンヌ一室を強い原色奔放な筆触作品飾ったのを批評家ルイ・ヴォークセルが『ジル・ブラス紙上に「野獣フォーヴ)の」と揶揄したのが名称の起りとされる。この画家たちアカデミーの公式芸術当時だ行なわれていた印象主義反発し主観的な感覚表現するために自然の秩序をこえて自由に色彩用い色彩オーケストレーション交響)によって色彩統一しようとした。フォーヴィズムはファン・ゴッホ流れをくむ表現主義傾向と、ゴーガンにつながる造型的、装飾的意図内在する1908年から09年頃自然に解消した

フォーヴィスム

(野獸派 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 08:41 UTC 版)

フォーヴィスム: Fauvisme、野獣派)は、20世紀初頭の絵画運動の名称。ルネサンス以降の伝統である写実主義とは決別し、目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現した。


注釈

  1. ^ 「刺青のサロメ」などの作品がある巨匠。マティスに「君は絵を単純化するために生まれてきた」と的確なアドバイスをしている。

出典

  1. ^ "マチス". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年1月30日閲覧


「フォーヴィスム」の続きの解説一覧

「野獣派」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

野獸派のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



野獸派のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
徳島県立近代美術館徳島県立近代美術館
Copyright:徳島県立近代美術館.2024
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフォーヴィスム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS