欲界とは？ わかりやすく解説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/15 21:03 UTC 版)

「三界」の記事における「欲界（よくかい、よっかい、梵: kāma‐dhātu）」の解説

欲望にとらわれた淫欲と食欲がある衆生が住む世界。無色界および色界の下に位置する。本能的欲望（カーマ）が盛んで強力な世界。八大地獄から六欲天までの領域であり、『倶舎論』においては「五趣」（5つの生存状態）地獄、餓鬼、畜生、人、天の5種の世界が欲界に属するとされる。ただし、『倶舎論』を奉ずる説一切有部と対抗した中観派や、のちの大乗仏教諸派は、これらに修羅道を加えて「六道」（6つの迷える状態）とした。いずれの見解においても、地下の世界と、地表の世界と、空中の世界（天界）の最下層とが、欲界に属する。

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「仏ゾーン」の記事における「欲界（よっかい）」の解説

魔羅が住む世界。空は暗く、地面には多数の髑髏が転がり、邪鬼が徘徊している。天魔波旬が支配している。

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