開始コドン
mRNAがタンパク質に翻訳される際に、最初にアミノ酸に変換されるコドンで、多くはメチオニンをコードするATGである。
メチオニンコドン
英訳・(英)同義/類義語:methionin codon, AUG
メチオニンをコードするAUGコドンは大部分の場合翻訳の開始点となる開始コドンとして使われるため、タンパク質のN末端の指標となる。
遺伝子名DNARNAの配列や構造など: | ミトコンドリアRNA ミューテーター ミューテーター遺伝子 メチオニンコドン メッセンジャーRNA リボザイム リボソーマルRNA |
開始コドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 06:16 UTC 版)
開始コドン(かいしコドン)とは、mRNA上でタンパク質の合成開始を指定するコドンのこと。
真核生物の核ゲノムの遺伝子に由来するmRNAではほぼ AUG(メチオニン)が使われる。合成するタンパク質に対応するコドンフレームのうち、mRNAの5'末端から最初に現れる AUG が開始コドンである場合が多い。一方、原核生物である真正細菌のmRNAでは、リボゾーム結合部位(シャイン・ダルガノ配列など)の数~10塩基程度下流に存在するAUGが主ではあるが、GUG(バリン)や AUA(イソロイシン)、UUG(ロイシン)なども開始コドンとして使用されている。
AUG はメチオニンをコードするコドンであり、真核生物本体および古細菌ではそのままメチオニンから翻訳が開始される。しかし、真正細菌と真核生物の細胞内小器官(ミトコンドリアや葉緑体)では、開始コドンの AUG のみN-ホルミルメチオニンに対応する。結果としてホルミルメチオニンから翻訳が開始される(途中で出てきた AUG はメチオニンをコードしている)。
参考文献
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関連項目
外部リンク
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