銀河宇宙線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 00:52 UTC 版)
銀河宇宙線(英語:Galactic cosmic rays; GCR)とは、太陽系外を起源とする高エネルギー荷電粒子のことである[1]。これは一次宇宙線であり、ほとんどが陽子によって構成されている[2]。地球大気中においては、宇宙線による核破砕によって二次宇宙線を発生させる[3]。
- ^ “乗鞍岳におけるミューオン強度の精密測定”. 東京大学. 2016年7月2日閲覧。
- ^ 湯川雅枝. “第2章 放射線の人間との関わり”. 2003年「原子力のすべて」-地球と共存する知恵-. 「原子力のすべて」編集委員会 編. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “宇宙船搭乗員の放射線防護”. ATOMICA (2002年). 2016年7月2日閲覧。
- ^ “ガンマ線宇宙物理学”. 名古屋大学宇宙地球環境研究所. 2016年7月2日閲覧。
- 1 銀河宇宙線とは
- 2 銀河宇宙線の概要
銀河宇宙線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 18:44 UTC 版)
太陽表層活動の活性化 (黒点数の増加) は、太陽面から放出される荷電粒子、その殆どが陽子と電子である、すなわち"太陽風"を伴っている。太陽磁気圏、太陽風、地球の磁気圏は、銀河宇宙線 (GCR) に対する遮蔽効果を持ち、太陽活動が低下すると、銀河宇宙線が成層圏から対流圏に侵入する量は増加する。銀河宇宙線の核種は対流圏、地表から1km以上上空では最上位のイオン源である (地表から上空1km以内においては、多くの場所でラドン (222Ra) が主たるイオン源となる)。 過去の銀河宇宙線のレベルは、14Cおよび10Beの産生量に影響することから、間接的に記録されている。 約2300年とされるハルシュタット太陽周期は、ダンスガード・オシュガーサイクルの気候変動に反映するという。約80年~90年のグライスベルグ太陽周期は、同じ周期内に含まれる11年周期に沿った期間変動を示し、このタイムスケールに従った同様の気候変動パターンの発生が見られる。
※この「銀河宇宙線」の解説は、「太陽変動」の解説の一部です。
「銀河宇宙線」を含む「太陽変動」の記事については、「太陽変動」の概要を参照ください。
- 銀河宇宙線のページへのリンク