揉捏法(揉撚法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:06 UTC 版)
術手を患部へ密着させ、垂直に圧をかけ、その圧を抜かずに筋組織を動かす手技。作用としては主として筋肉に作用を及ぼし、組織の新陳代謝を盛んにする。また腹部におこなう時は、胃腸の蠕動機能を高め、便通をよくする。 把握揉捏法 四指と母指により筋肉を強く握って筋肉の走行に従って絞り揉む手技。 母指揉捏法 按摩の代表とされる手技で、施術部に母指腹を以って加圧し、その加圧した状態で筋線維に対して垂直方向に揉捏する方法。このとき、母指のみに力を加え、四指には力を入れてはならない。その他、輪状に行う方法もある。 手根揉捏法 手根部または母指球をあてて輪状に揉む手技。肩甲骨棘下部など硬い部位に用いる。 櫓漕(ろとう)揉捏 両手掌を重ねて、あたかも「舟の櫓」を漕ぐような動きで、主に腹部に施術する。
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