塩化ニトロシルとは? わかりやすく解説

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オキシ塩化窒素

分子式ClNO
その他の名称オキシ塩化窒素、塩化ニトロシル、Nitrogen oxychloride、Nitrosyl chloride、Nitroso chloride
体系名:ニトロソクロリド、ニトロシルクロリド


塩化ニトロシル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/18 23:33 UTC 版)

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塩化ニトロシル
識別情報
CAS登録番号 2696-92-6
E番号 E919 (その他)
特性
化学式 NOCl
モル質量 65.46 g/mol
外観 黄色気体、赤色液体
密度 1.417g/cm3、液体 @-12℃
2.99g/L、気体
融点

-59.6℃

沸点

-6.4℃

への溶解度 分解
構造
分子の形 sp2 at N
双極子モーメント 1.90D
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1580
主な危険性 毒性が大きい
関連する物質
関連物質 次亜硝酸 (ニトロシル)
フッ化ニトロシル
臭化ニトロシル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

塩化ニトロシル(えんかニトロシル、nitrosyl chloride)は、化学式 NOCl の無機化合物である。広く一般に、王水の分解によって生成する。ハロゲン化ニトロシルは他にフッ化ニトロシル臭化ニトロシルが知られている。

性質

黄赤色の気体で、強い酸化力を持ち、塩酸や硝酸に溶かしても反応しない白金も、NOClによって酸化されて塩化金や塩化白金が生じる。塩素化・ニトロ化・酸化反応を起こす。ただしタンタル、イリジウムは酸に対しての耐性が極めて高いため、塩素化できない(イリジウムは粉末にすればわずかに反応する)。

構造

化学式はNOClであるが、構造を考慮するとONClと書いた方が適している。NとOの結合は二重結合でその結合距離は1.16 Å、NとClの結合は単結合でその結合距離は1.69 Åである。また、O-N-Clの結合角は113°である[1]

合成

NOClは活性炭のもとで一酸化窒素塩素を作用させて発生させる。または、硫酸水素ニトロシル塩酸から合成することもできる。

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