マルチタスク
【英】multitasking
マルチタスクとは、複数の作業を同時に(並行して)行うことである。もっぱら、コンピュータが複数の処理(タスク)を同時に並行して行うこと、または、そのような処理を実現するコンピュータシステムを指す。
マルチタスクに対して、複数の処理を並行して行わない(ひとつずつのみ処理する)システムは「シングルタスク」と呼ばれる。MS-DOSやPC黎明期のOSは多くがシングルタスクであったが、今日のOSの大半はマルチタスクである。
マルチタスク処理では、複数のタスクを細切れに分割して並列的に処理させることによって、タスクの同時進行を擬似的に実現している。CPUの処理の割り当て方式によって「プリエンプティブマルチタスク」と「ノンプリエンプティブマルチタスク」とに区分される。
マルチタスキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 00:29 UTC 版)
「コンテキストスイッチ」の記事における「マルチタスキング」の解説
マルチタスク・オペレーティングシステムにおいては、実行中のプロセスは途中でCPUを明け渡し、他のプロセスも実行されるようにする必要がある。このプロセスの切り替えの際にコンテキストスイッチが発生する。 プリエンプティブなマルチタスクOSでは、スケジューラーが各プロセスを「タイムスライス」と呼ばれるある短い時間ずつ走行させる。しかし、プロセスがその時間内にCPUを明け渡さなかった場合(明け渡すとは、例えばI/Oを行ってその完了を待つ場合など)、タイマ割り込みが発生し、OSが別のプロセスを走行させるようスケジュール設定しコンテキストスイッチが発生する。これによりCPUが計算ばかりするアプリケーションに占有されないようにするのである。
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