ワーキングキャピタル
・ワーキングキャピタルとは、運転資本のことを指して言い、以下の算式で算出される。
・運転資本(運転資金)
= 流動資産 - 流動負債
= 売上債権 + 棚卸資産 - 買入債務
・運転資本(運転資金)は、ビジネスをまわしていくための資金であり、短期に現金化する流動資産と、短期に返済しなければならない流動負債と差額で示される。
・一般的に、売上高が増大すれば、その分運転資本も増大する傾向がある。このため、売上が向上したとしても、運転資本(運転資金)も増加すれば、資金手当が必要となるため、売上を上げながらも、如何に運転資本(運転資金)を圧縮するかがファイナンス上重要となる。
・このため、資金繰りに行き詰まらないように、売掛金の適切な管理などを行い、売掛債権の増加、棚卸在庫の増加、買入債務の減少を抑制する必要がある。
・例えば小売業においては、一般的に、商品を在庫として抱えるため、棚卸資産が多くなるが、買掛で仕入れを行い、買入債務を増やすことで運転資本(運転資金)は圧縮できる。
運転資本
(working capital から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 21:53 UTC 版)
運転資本 (うんてんしほん) 、またはワーキング・キャピタル (英: Working Capital, WC) は、事業、企業などの組織、政府機関を含む各事業体において利用可能な営業流動性を示す財務指標。固定資産 (工場や設備等) とともに、運転資本は営業資本の一部として捉えられる。総運転資本 (GWC) は流動資産に等しい。正味運転資本 (NWC) は、流動資産から流動負債を差し引いて計算される [1]。流動資産が流動負債より少ない場合、その事業体の運転資本は不足している状態で、「運転資本赤字」や「ネガティブ・ワーキング・キャピタル」と呼ばれる [2]。
- ^ Gross Working Capital vs Net working Capital
- ^ “Working Capital Definition”. investopedia.com. Investopedia. 2022年5月20日閲覧。
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