振動性能

大車林

振動性能

英語 vibration performance

振動源をもつ機械構造物における振動の少なさ、外から力が加えられたときの構造物の振動しにくさなどを示す性質の総称。自動車の振動性能は、走行路面、定常、加速、減速などの走行条件、対象部位と方向を明確にして振動計測することにより定量的に示すことができる。振動性能として通常、対象とされる部位はフロア、シート(シートロア、シートバック)、ステアリングホイール、シフトレバーなど人体が接触する部位が主であるが、自動車の開発に際しては信頼性の観点も含めてエンジン、駆動系、懸架系、車体各部など多くの部位も対象となる。振動の大きさを示す量は、加速度が一般的であるが、目的や現象によっては変位、速度で示すこともある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。