スーパーユーザー
スーパーユーザーとは、OSに対してすべての権限を持つユーザーアカウントもしくはアカウント保持者のことである。
UNIX系OSにおけるシステム管理者としてのユーザーアカウントであるrootを意味する。スーパーユーザーは、プロセスやファイルに対してすべての権限を持つため、入力ミスや判断ミスなどでシステムに対して取り返しのつかないダメージを与える場合がある。そのため、通常は権限の低い一般ユーザーで作業を行い、権限が必要な場合にのみsu(switch user、substitute user)コマンドを用いrootに切り替える方法をとる。rootになれる一般ユーザーは限定し、rootを完全に開放する設定はするべきではない。
なお、システムに対してすべての権限があるということは、暗号化など対策を施していないファイルに関してどんな情報でも読みとることができてしまうことも意味する。昨今の個人情報保護の高まりもあり、root権限を持つスーパーユーザー(アカウント保持者)はアカウントの取り扱いはもちろん、自身の倫理面での適切な行動も要求される。
スーパーユーザー
(superuser から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 17:56 UTC 版)
スーパーユーザー(英語: Superuser)とは、多くのオペレーティングシステム (OS) でシステムアドミニストレータが制御する特殊なユーザーアカウントを指す。オペレーティングシステム (OS) によって実際の呼称は異なり、ルート (root)、アドミニストレータ (administrator)、アドミン (admin)、スーパーバイザ (supervisor) などとも呼ばれる。場合によっては名称は重要ではなく、ユーザーのプロファイルで権限フラグを設定することで特権的機能を実行できることもある(管理者権限などと呼ばれる)。
- ^ The Jargon File (version 4.4.7), catb.org
- ^ "What is this UID 0 toor account?", freebsd.org
- ^ What is root? -- definition by The Linux Information Project (LINFO)
- ^ Enable and Disable the Built-in Administrator Account
- ^ Types of user accounts
- ^ Runas
- ^ Security soapbox - a humorous and brief explanation of Windows insecurity
- 1 スーパーユーザーとは
- 2 スーパーユーザーの概要
- 3 Novell NetWare
- superuserのページへのリンク