ペダータ(Pedata)
ヘリックス種(Helix) 誰かが書いていたが、日本画と西洋の絵画の違いは「間の取り方」にあるという。 日本画はなにも描かれていない空間を多量に持っが、西洋の絵は空白を残すことを嫌い画面のすべてを埋め尽くそうとする。 ペダータは小葉で、葉と葉の間隔が広くあいている。 これをレンガの壁に這わせるとグリーンとレンガの色の対比も美しいが、それよりも壁面を埋めつくさず壁の色が十分に残るところがよい。余白を楽しめるところが東洋的かと思う。 ところでヘロンというアイビーがある。これは類似品というよりそっくり同じものだといえる。ヘロンは最初ペダータと呼ばれていたらしい。 これらは壁面を埋めつくすタイプではない点が面白い。 どちらも枝分かれが少なく長い枝を速く伸ばす。壁面用のグラウンド・カバーだが空隙がたくさん残る。 このようなアイビーを欧米の人々がうまく使いこなしたことも面白い。 たぶんもてあました人も多かっただろう。 (ヘロン参照) |
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