integrase

デジタル大辞泉

インテグラーゼ【integrase】

読み方：いんてぐらーぜ

HIVなどのレトロウイルスが逆転写酵素によって生成したウイルスDNAを宿主細胞のDNAに組み込む働きをする酵素。→インテグラーゼ阻害剤

生物学用語辞典

インテグラーゼ

同義/類義語：インテグレース
英訳・(英)同義/類義語：integrase

溶原性ファージのゲノムが宿主DNAに組み込まれる際に、宿主DNA上の特異的な組み込み部位で作用し、DNAの組換えを起こす酵素。, , 溶原性のラムダファージのゲノムが宿主DNAに組み込まれる際に、宿主DNA上の特異的な組み込み部位に作用し、DNAの組換えを起こす酵素。

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酵素タンパク質モチーフなど：

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エイズ関連用語集

インテグラーゼ

Integrase

【概要】 人間の遺伝子のDNAの中に、HIVのコピイであるDNA(プロウイルスDNA)が組込まれる時に、まるでビデオテープの編集のように切ってつなぐような働きをする酵素。こうして人のDNAに潜り込んだHIVは、プロウイルスと呼ばれる。　

【詳しく】 HIVが人のDNAに潜り込まないようにインテグラーゼを阻害できれば、抗HIV薬として有用と思われる。HIVのインテグラーゼ阻害剤は、メルク社のMK-0518が現在臨床試験中。

《参照》 酵素、 抗ＨＩＶ薬、 プロウイルスＤＮＡ

ウィキペディア

インテグラーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/03 04:40 UTC 版)

インテグラーゼ(英: integrase)とはレトロウイルス（HIVを含む）により産生される酵素であり、感染細胞のDNAにレトロウイルスのDNAを取り込ませることを可能にする。HIVではCD4の核に取り込まれる。インテグラーゼは二本鎖DNAに組み込まれたウイルス（プロウイルス）によっても同じ目的のために産生される。