characteristic X-ray

走査電子顕微鏡基本用語集

特性X線　characteristic X-ray

入射電子によって高いエネルギー準位に励起された原子が、低いエネルギー準位に遷移するときに、この準位差にあたる過剰なエネルギーが電磁波として放出されたもの。元素および結合状態に特有のエネルギー分布と強度を持ち、スペクトル上でピークを形成する。

関連する用語

• 連続X線
• オージェ電子

透過電子顕微鏡基本用語集

特性X線

【英】：characteristic X-ray

内殻電子の1つが励起して生じた空孔に、より高いエネルギー準位にある外殻電子が落ちる際、そのエネルギー差に対応するX線が放出される。これがであり、そのエネルギーは元素に固有である。これを用いて微小領域の定性定量元素分析を行なう。

関連する用語

• エネルギー分散型X線分光
• EDS
• 波長分散型X線分光
• WDS
• 連続X線

説明に「特性X線」が含まれている用語

• ALCHEMI
• P/B比
• ZAF（ザフ）補正法
• k 因子
• エネルギー分光器
• エネルギー分散型X線分光
• オージェ電子
• クリフ・ロリマー法（薄膜近似法）
• サムピーク
• ベリリウム試料2軸傾斜ホルダ
• モンテカルロ法
• 吸収効果
• 蛍光励起効果
• 検出立体角
• 原子番号効果
• 取り出し角
• 脱出深さ（電子などの）
• 電子プローブマイクロアナライザ
• 特性X線
• 波高分析器
• 波長分散型X線分光
• 分光結晶

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特性X線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/03 14:07 UTC 版)

特性X線（とくせいエックスせん、英語: characteristic X-ray）とは、ある原子の電子軌道や原子核において、高い電子準位から低い電子準位に遷移する過程で放射されるX線である。単一エネルギー、線スペクトルが特徴。