アド・ノージアム
アド・ノージアム(羅: Ad nauseam)とは、ラテン語で、「吐き気を催すまで」延々と続けられた議論や討論を言う[1][2]。例えば、"this has been discussed ad nauseam" と言えば、その議題が広範にわたって議論され、関係者がうんざりしていることを表わす。矛盾はしていないことから自分の立場は正しいと主張するために、会話を吐き気さえ催すような状態に引きずり込む誤謬は、「無限の議論」(argumentum ad infinitum)、「繰り返しの議論」(argument from repetition) とも呼ばれる[3]。
この用語はアメリカン・ヘリテージ・ディクショナリによって、「嫌な」「馬鹿げた」「吐き気がする程度に」と定義されている[3]。口語的には、「誰もそれについてそれ以上議論する気がしなくなるまで」の意で使われることがある。
脚注
- ^ Ehrlich, Eugene (1985). Amo, Amas, Amat and More . New York: Harper & Row, Publishers. p. 25. 2023年1月10日閲覧
- ^ "ad nauseam" definition Dictionary.com
- ^ a b "Ad nauseam". American Heritage Dictionary. 2023年1月10日閲覧
関連項目
- アド・リビタム
- 大きな嘘
- カルタゴ滅ぶべし
- 議事妨害
- ゴドウィンの法則
- 思考停止のクリシェ
- ブランドリーニの法則
- 虚偽の消防ホース
- 脅迫による立証
- シーライオニング
- ギッシュ・ギャロップ
「ad nauseam」の例文・使い方・用例・文例
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- Bradfordの新人会計士2 名が今年の監査を担当すると連絡がありました。
- こんにちは、Bradfordさん。
- 昨日Bradfordさんが受け取られたデスクランプについてお電話を差し上げています。
- 取り違えてしまって申し訳ありませんが、あのランプは別のお客様に送られるはずのもので、誤ってBradfordさんに配送されました。
- Bradfordさんが受け取るはずだった商品は、Anne Keeganさんからの贈り物のご注文でした。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 子音はしばしばあとに続く子音に同化される 《ads‐ が ass‐ になるなど》.
- 短縮語 《advertisement を ad とするような形》.
- ‘glad' と ‘person' は連語にならない.
- ‘glad' は ‘news' と連語を作る.
- 君が見た[会った]時に彼はし終わっていましたか—Yes, he had. はい終わっていました—No, he hadn't. いいえ, まだでした.
- 奥様, お嬢様 《特に Lady の称号をもつ婦人に対する召し使いの言葉》.
- (表 (heads) か裏 (tails) かを見るために)硬貨をほうり上げる.
- 《主に米国で用いられる》 【掲示】 この先道路工事中 (《主に英国で用いられる》 Road works ahead).
- make の過去形は made である.
- radar や deified のように左から読んでも右から読んでも同じな言葉がある.
- 『ladened 荷を積まれない』は現在使われていない
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- パーキンソン症候群で震えを軽減するのに用いられる薬(商標名Kemadrin)
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