コチシュ・ゾルターンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 演奏家 > ハンガリーの指揮者 > コチシュ・ゾルターンの意味・解説 

コチシュ・ゾルターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 02:00 UTC 版)

コチシュ・ゾルターン
1972年
基本情報
生誕 (1952-05-30) 1952年5月30日
出身地 ハンガリー人民共和国ブダペスト
死没 (2016-11-06) 2016年11月6日(64歳没)
ジャンル クラシック音楽
職業 ピアニスト指揮者作曲家
担当楽器 ピアノ

コチシュ・ゾルターン(Kocsis Zoltán、1952年5月30日 - 2016年11月6日)は、ハンガリーブダペスト出身のピアニスト指揮者作曲家。日本では、同世代の他のハンガリーのピアニスト、ラーンキ・デジューシフ・アンドラーシュと合わせて、「ハンガリーの三羽烏」や「ハンガリーの三天王」などと呼ばれていた。

略歴

音楽活動

シカゴ交響楽団シュターツカペレ・ドレスデンサンフランシスコ交響楽団ニューヨーク・フィルハーモニックフィルハーモニア管弦楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界の最も重要なオーケストラと共演し、演奏・録音活動に携わった。

ピアニストとしてレパートリーは広く、中でもショパンリストドビュッシーラヴェルバルトークを得意としており、音楽家としてとりわけラフマニノフには格別の思い入れを寄せている。ラフマニノフの歌曲「ヴォカリーズ」のピアノ版への編曲は極めて有名である。

近年ではしばしば指揮者として、とりわけブダペスト祝祭管弦楽団やハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と共演しており、19世紀末のロシアウィーンの音楽を中心に録音を進めていた。

ドホナーニ・エルネーの作品の再評価にも関心を示していた。

ショパンのワルツ全集をヘンレ版による演奏で録音している数少ないピアニストの一人である。

2011年3月25日、東日本大震災に際し、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団のコンサートにおいて、音楽監督兼指揮者であるコチシュが犠牲者への弔意を表明し、被災者への見舞いを述べた。

作曲家としては3曲のオペラや室内楽曲などを残しており、2010年にはアルノルト・シェーンベルクの相続人の許可を得て『モーゼとアロン』の第3幕の補筆版を発表した[2]

外部リンク

脚注





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コチシュ・ゾルターン」の関連用語

コチシュ・ゾルターンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コチシュ・ゾルターンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコチシュ・ゾルターン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS