カドシャ・パール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 01:58 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動この項目では、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記していますが、印欧語族風にパール・カドシャと表記することもあります。 |
カドシャ・パール | |
---|---|
基本情報 | |
生誕 | 1903年9月19日 |
死没 | 1983年4月30日(79歳没) |
学歴 | 国立ハンガリー音楽院 |
職業 | 作曲家 |
カドシャ・パール(Kadosa Pál, 1903年9月19日 オーストリア=ハンガリー帝国 レヴァ (現在のスロヴァキア レヴィス) - 1983年4月30日 ブダペスト)は、バルトーク・ベーラ後の世代のハンガリーの作曲家、ピアニスト、ピアノ教師。 初期の作品はハンガリー民謡の影響を受けており、後期はヒンデミットに近い表現主義的な作風となった。
略歴
レヴァに生れ、国立ハンガリー音楽院でセーケイ・ゾルターンにピアノを、コダーイに作曲を、ヴェイネルに室内楽を学ぶ。長年フランツ・リスト音楽院のピアノ科主任を務め、教え子にはリゲティ・ジェルジュ、クルターグ・ジェルジ、シフ・アンドラーシュ、コチシュ・ゾルターン、ラーンキ・デジュー、セルヴァンスキー・ヴァレリア、キシュ・ジュラ、カヴァイエ・ロナルド、ヤンドー・イェネ、ケメネシュ・アンドラーシュらがいる。
主な作品に、2曲のヴァイオリン協奏曲(op.19とop.32)、4曲のピアノ協奏曲、交響曲、ディヴェルティメント、室内楽、カンタータ、映画音楽、ラジオドラマ、オペラ『Das Abenteuer von Huszt』がある。歌曲ではハンガリー民謡からのリズムとメロディーの影響が見られる。
文献
- Dalos Anna: Kadosa Pál. Budapest, 2003. Mágus K. ISBN 9639433152
- Szabolcsi Bence, Tóth Aladár: Zenei lexikon 2. Zeneműkiadó, Budapest, 1965. 289–290. old.
外部リンク
- カドシャ・パール - ピティナ・ピアノ曲事典
脚注
固有名詞の分類
- カドシャ・パールのページへのリンク