XP-65
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 20:26 UTC 版)
アメリカ陸軍はXP-50の開発が失敗に終わった時点で、グラマン社がXF5Fに続いて開発に着手していた試作双発艦上戦闘機(後のG-51/XF7Fとなる機体)を陸上型としたものにXP-65の名称を与え、2機の試作発注を行った。 事実上同一の機体が陸海軍双方から発注された形になったが、双方の仕様には多分に異なる個所があり、同一の機体で両方の要求を満たすことは困難であることから、どちらかの開発を優先させなければ開発計画が大幅に遅延する可能性が生じた。 海軍のXF7Fに対する発注は陸軍よりも1ヶ月遅れていたため、このままではXF7FよりもXP-65の開発が優先されかねないと懸念した海軍は、陸軍上層部に対してXP-65の開発計画をキャンセルするよう要求した。 陸軍でもこのまま海軍仕様と並立したままでの機体の開発は計画の遅延を招くだけと判断し、海軍の要求を受け入れXP-65の開発計画を1941年にキャンセルした。
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