X艇とその乗員の戦歴
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X3-1942年11月4日、ストリベン湖にてエンジンバルブからの浸水により沈没。乗員は脱出装置によって脱出した。 X5 - 非公式に「Platypus(カモノハシ)」とのニックネームを持っていた。艇長はヘンティークレア大尉(イギリス海軍志願予備員)で、彼は作戦の指揮にも当たった。このほかネルソン中尉、マルコム少尉候補生、モーティボーイズ機関特務士官が搭乗した。回航担当の乗組員はテリー・ロイド大尉を艇長に、エレメント一等兵、ギャリティー機関兵であった。ティルピッツへの攻撃に参加したヘンティークレア大尉以下4名全員が戦死したため、X-5の最期の状況は不明である。 X6 - 「Piker II」(訳注:怠け者2号、というほどの意か)と名づけられる。艇長はドナルド・キャメロン大尉。このほかJ・T・ロリマー中尉、R・ケンダル中尉、ゴダード機関特務士官が乗り組んだ。回航担当の乗組員はウイルソン大尉を艇長に、マクグレーガー一等兵、オクスレイ機関兵であった。キャメロン大尉はヴィクトリア十字勲章を、ロリマー中尉とケンダル中尉は殊勲章を、ゴダード機関特務士官は「コンスペキュアス・ギャラントリー・メダル」(en)を受勲した。 X7 - 非公式に Pdinichthysとのニックネームを持っていた。艇長はバジル・プレイス大尉。このほかR・エイケン中尉、ホイットマン中尉、ホワイトレイ機関特務士官が乗り組んだ。回航担当の乗組員はフィリップ中尉を艇長に、ジェームズ・ジョセフ・マグニス一等兵、ラック機関兵であった。パレス大尉はビクトリア十字勲章を、エイケン中尉は殊功勲章(DSO)を、フィリップ中尉は大英帝国勲章のMBEを受勲した。ホイットマン中尉とホワイトレイ機関特務士官は戦死した。 X8―艇長はマクファーレン大尉(オーストラリア海軍正規士官)。ジョン・エリオット・スマート大尉が回航時の艇長であった。 X9―艇長はマーチン大尉(イギリス海軍正規士官)。 X10―非公式に「Excalibur(エクスカリバー)」というニックネームを持つ。艇長はハズペス大尉(オーストラリア海軍志願予備員)。
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