Windowsで運用する問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 06:20 UTC 版)
「楽譜作成ソフトウェア」の記事における「Windowsで運用する問題点」の解説
今日コンピュータ編集による楽譜の原版データにはEPSファイルが必要で、ソフトからEPS出力を行いAdobe Illustratorで追加修正を行うワークフローとなる。多用され主流ソフトとなっているFinale、SibeliusはWindows、Mac両方のOSに対応しているが、Windows環境下ではMacを用いた楽譜編集との相性が悪く、2つのソフトが揃って余白が両OS間で変わる、文字化けやフォントのズレ(符頭-符尾の接続が外れる。段組サイズを変える毎に外れ方が異なる)といった問題が長年解消されていない。Finale、Sibeliusを使用して文字化けの無いEPSファイルを得るには段組サイズを固定し符尾の接続設定を出力結果と照合して補正値を追い込み、ごく限られた文字化けを起こさないフォントを使うか、Adobe Acrobat(他社から販売されている簡易PDF作成ソフトではなく)で作成したPDFファイルからEPSファイル書き出しを行う必要がある(Acrobat経由で得られるEPSファイルはリッチブラックとK=100%が混在し、IllustratorでリッチブラックをK=100%に修正する過程が増える)。
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