WT3000形への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 19:05 UTC 版)
「若桜鉄道WT2500形気動車」の記事における「WT3000形への改造」の解説
製造以来13年が経過し、各部の老朽化により保守費用が増加する中、新車投入が難しい経営状況から2002年(平成14年)からWT2500形の主要機器を交換、WT3000形に改造して対処することになった。エンジンは6H13ASから電子式燃料制御のDMF13HZに、変速機は加速性能、燃費向上のためTACN22-1100からTACN22-1626に、台車は乗り心地改善のためNP120から軸箱支持方式を山形緩衝ゴム式としたNP134に交換されている。冬季の排雪運転時や、夏季冷房使用時に出力が不足していたことから、エンジン出力は184 kWから243 kWに強化されている。客室照明、自動放送装置、運賃表示装置、客用扉も更新された。改造工事は新潟鐵工所が若桜駅に出張して行った。更新期間中の車両不足に対応するためWT3300形1両が新製されている。WT2500形4両のうち3両がWT3000形に改造され、改造されなかったWT2502は2003年(平成15年)に廃車されている。
※この「WT3000形への改造」の解説は、「若桜鉄道WT2500形気動車」の解説の一部です。
「WT3000形への改造」を含む「若桜鉄道WT2500形気動車」の記事については、「若桜鉄道WT2500形気動車」の概要を参照ください。
- WT3000形への改造のページへのリンク