WLR-1Gおよびそれ以前とは? わかりやすく解説

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WLR-1Gおよびそれ以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 01:16 UTC 版)

AN/WLR-1」の記事における「WLR-1Gおよびそれ以前」の解説

AN/WLR-1は、潜水艦版のAN/BLR-1および水上艦版のAN/SLR-2を同時に代替することを目的として、1960年代登場した1968年プエブロ号事件でAN/WLR-1Aが朝鮮民主主義人民共和国の手落ちたことから、このバージョンについて機密破綻したものと判断されたが、情報活動には引き続き用いられた。その後順次にAN/WLR-1B, -1C, -1D, -1F, -1G開発・配備された。在来型の最終発達型であるAN/WLR-1Gではチューナーソリッドステート化されている。 周波数帯としては、バンド1(50-100MHz)、バンド2(90-180MHz)、バンド3(160-320MHz)、バンド4(300-600MHz)、バンド5(550-1,10MHz)、バンド6(1,010-2,600MHz)、バンド7(2,575-4,450MHz)、バンド8(4,406-7,375MHz)、バンド9(7,300-10,750MHz)の9つ設定された。空中線部としては、無指向性アンテナOMNIアンテナ)と方向探知DF)用のスピナー・アンテナが用いられた。具体的な配置は各艦・各機種によって異なるが、例えばAN/WLR-1Cを搭載したカナダ海軍イロクォイ級ミサイル駆逐艦においては低周波バンド1-3(50-320 MHz)用のAS-5048(右舷)およびAS-5058(左舷)が両舷一組に、またAS-5045、AS-899(バンド6-9; 1010-10750 MHz用)、AS-5050(バンド4-8; 300-7375 MHz用) 、AS-5043(バンド4-5; 300-1100 MHz用)がマスト上に適宜配置されていた。 なお上記のとおり、特に射撃指揮使われることが多いXバンド一部に対応できなかったほか、周波数走査遅かったことから、本機併用するためのレーダー警報受信機RWR)として、1960年代後半から1970年代前半にかけてAN/WLR-3やAN/WLR-11が開発・配備された。

※この「WLR-1Gおよびそれ以前」の解説は、「AN/WLR-1」の解説の一部です。
「WLR-1Gおよびそれ以前」を含む「AN/WLR-1」の記事については、「AN/WLR-1」の概要を参照ください。

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