WAVとの互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/04 16:57 UTC 版)
「Broadcast Wave Format」の記事における「WAVとの互換性」の解説
BWFと通常のWAVとの差異は、ファイルヘッダに拡張情報(Bextチャンク、符号化履歴など)があるという点だけあり、BWFを再生するのに特別なプレイヤーは必要としない。 だが、この互換性はWAVフォーマットのサイズ制限も引きずっている(サイズは32ビットで表されるが、多くの実装では符号付きで解釈されるため、2GBが上限になっている)。これを超えるような音声データを格納する場合、2種類のチャンク(上掲の "cont" と "link")を使って複数のファイルに音声データを分割して格納できる。このような連続ファイルの命名規則は特に存在しないが、多くのプログラムは拡張子部分に番号を入れることで一目で連続したデータであることがわかるようになっている(.wav、.w01、.w02、…、.wNN といった形式)。これらのファイルはそれぞれBWFファイルとしての形式を保っているが、再生ソフトは最初のファイルを開いたときに全体をひとまとめに扱うことが多い。 BWF互換で多チャンネルの4GB以上の大きなファイルを作成できるフォーマットとして、2006年にRF64が策定された。
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