VRH34B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/06 17:45 UTC 版)
市販ベースのエンジンでは基本構造が根本的に異なる純レーシングエンジンを相手に到底勝てないと判断した日産は、2011年シーズン中の第5戦鈴鹿に完全なレーシングエンジンであるVRH34Bを投入した。 純レーシングエンジンとはいえVRH34BはVRH34Aの正常進化版であり、シリンダーブロックなどの肉抜き及び軽量・低重心化、尖った性質の修正が施された(軽くなった分の重量は20kg近くともいわれる)。その結果、コーナーリング中の挙動やトラクションは以前に比べて明らかに改善されており、旋回中のロールが減っただけでなく、以前よりもブレーキングで無理がきく上にアクセルオンのタイミングが手前になった。また、エンジン開発の基本である出力面の性能向上も施されており、有効なパワーバンドが広げられている。
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